『BLEACH』生誕20周年記念読み切り!!”NO BREATHES FROM HELL”あらすじ紹介&レビュー感想

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【BLEACH20周年記念読み切り】あらすじ紹介レビュー感想

『BLEACH』”NO BREATHES FROM HELL”あらすじ紹介

連載開始より20周年記念のアニバーサリーということで『BLEACH』の完全新作読み切りが大ボリューム74Pセンターカラーで登場しました。まずは、『BLEACH』”NO BREATHES FROM HELL”のあらすじを紹介します。

*『BLEACH』20周年記念読み切りは令和3年8月16日発売の『週刊少年ジャンプ』36,37合併号に掲載されたエピソードです。

【簡単あらすじ解説】

最終決戦から12年。ソウルソサエティでは先の決戦で戦死した隊長たちの魂を弔う”魂葬礼祭”が執り行われる事になっていた。”魂葬礼祭”とは隊長の葬儀ののち12年毎に行われる儀式で、その内容は現世で捉えた虚を墓前で殺すというもの。すでに山本元柳斎、卯ノ花烈の式は執り行われ、次に浮竹十四郎のものが予定されいた。本来なら部外者は立ち入ることのできないものだが、生前の浮竹との交流を踏まえ、さらに京楽とルキアの勧めもあって現世の一護にも参加の誘いが届く。式の前段階である「序儀 面霊縛」のために副隊長たちが総出で現世へと赴くが、突如 霊圧を全く感じさせない巨大虚の群れに襲われるのだった。そして、”魂葬礼祭”には誰にも知られていない真実が隠されていた。

完全新作読み切りという事で、その後のあれこれを同窓会的な感じで描いたちょっとした奴だろう…と予想していたのですがね。えっ?なに?これ?新章始まるんですか??タイトルは”NO BREATHES FROM HELL”ですが、物語の最後では”NEW BREATHES FROM HELL”と変化しています。久保先生の”おしゃれ”さは健在ですね。連載か、映画か媒体はなにになるかはわかりませんが、何かしら『BLEACH』の新プロジェクトが始まるのは確かでしょうね。

ちなみに、ちゃんと同窓会的な要素もしっかり詰まっていて特に副隊長たちは久々にその実力を披露しています。さらに2名、新らたな副隊長も登場。さらに因縁の”あの人物”も登場します。そして、最終話で登場した一護と織姫の息子 一勇とルキアと恋次の娘 苺花の姿ももちろん描かれています!!

では、ここからは少しばかりネタバレも込みで『BLEACH』”NO BREATHES FROM HELL”の感想を書いていきます!!

『BLEACH』”NO BREATHES FROM HELL”は『週刊少年ジャンプ』2021年36,37合併号に掲載されています。

『BLEACH』”NO BREATHES FROM HELL”レビュー感想

体の外に”穴”!! 地獄の餓鬼!!

正直、不意を突かれたとはいえ副隊長たちが巨大虚程度に手傷を負わされるのにも違和感があったのですが、虚ではなく”地獄の餓鬼”だったんですね。しかし、”地獄の餓鬼”というのは一体どんな存在なんだ?

あとで出てる”地獄の獄吏”とは異なり”餓鬼”と言われていることからすると、地獄に収容されている側ということでしょうから やっぱり元々は虚、大きさからするとメノス(アジューカス)なのでしょうね。体の外に出た”穴”もありますし(地獄に落ちると”穴”が体の外に出るらしい)…。

というか、アジューカスが現時点の副隊長をある程度苦しめるって、地獄堕ちして強くなってるということ?せっかく倒しても、倒した方が強くなっちゃうんだったらダメじゃないか…?もちろん通常なら地獄が解放されるなんてことは想定されていないのでしょうけど。

連載終わって もう何年も経ってるからあまり細かい設定を覚えてないのですが…。そもそも確か、設定としては生前悪行を行ってた魂が地獄にいくという事だったはず。そしてさらに、斬魄刀で斬られた虚は、虚となってからの罪を注がれて元の人間の魂に戻るという設定もあったはず…。なんで地獄でも虚のままの状態でしかも進化までしちゃってるんだろう?

というか、副隊長たちに餓鬼たちは皆殺しにされたわけですが、人が死んで虚になり、虚が死んで地獄に落ちるというわけなら、地獄でさらに死んだ存在は一体どうなるんだろうか?

強大な力の代償。霊威と地獄!!

さらに今回明らかになった概念としては”霊威”というものがあります。死神の肉体を構成する霊子に宿る霊圧の密度だそうで、1~20の等級で表されます。一般隊士が二十等で隊長が三等以上。そして、三等以上の霊圧は濃度が高すぎて、ソウルソサエティの大地に還ることができないのだと言います。

それを還れるようにするための儀式こそが”魂葬礼祭”であり、そのことは死神なら皆知っている常識らしいのですが、今回の件でどうもそれとは異なる真実が隠されているのではないかという疑念が沸き起こります。そしてその疑念が正しかったことが証明されてしまうのですが…。

つまり、”魂葬礼祭”の本当の意義は、魂を還すことではなく、強大すぎて大地に還ることのできない霊子を地獄に堕すことであったということです。そういった負の側面の強い儀式ということで、おそらく意図的に事実を隠匿して伝えられていたのでしょうね。それに、そもそも隊長格が死ぬこと自体が稀なこと(恋次も今回を除けば 知る限り一度も”魂葬礼祭”を経験したことがないと言っていた)ですから、これまで特に問題が起こることもなかったのでしょう。

でも、あれ?市丸ギンは?東仙要は?あの辺のキャラも間違いなく三等以上ですよね?? それに12年”おき”に行われるということは一度堕とし多としても徐々に溢れ出てくるということなのかな? …まあ良いか。

とりあえず、自らの手で知らずのうちに、仲間を地獄へと堕としていたというのはなかなかきつい事実ですが、ここまでなら特に問題はないのです。ただ、今回そこから問題が生じてしまいます。その問題というのが…

地獄の淵から因縁の…

先述の通り、”魂葬礼祭”自体は特に問題はないのですが、今回の問題というのは連続して強大な霊圧を地獄に堕としたせいで均衡が崩れてしまったことです。さらにユーハバッハや愛染という地獄の口を押さえつけていた絶大な霊力が消えたことで、地獄の口が開きます。ただ、今回の場合、浮竹の霊圧を地獄に堕とす前に地獄の口が開いているんですよね。その辺りはどう理解すればいいんだろうか?

一連の事情については、一護たちの前に作中最高レベルに狂気に支配された”因縁の人物”が地獄から現れ出て色々と丁寧に教えてくれましたね(因縁がある相手は一護ではなくマユリか)。せっかくなのでこれが誰なのかは伏せておきましょう。ちなみに、本人は”地獄の獄吏”と名乗っていた(ように見えた)のですが、”獄吏”というと亡者たちを管理する側の立場になりますよね。どうやってその立場を手に入れることができたのだろうか?それに、穴が体外に…といいながらも彼の場合、胸に穴が残っているようにも見えたし..。そもそも誰が地獄を管理しているんだろうか? 色々と疑問が湧いてきますね。

ところで、とりあえずの現状の問題はなんなんでしょう?結局地獄の扉は閉じ、溢れ出た餓鬼たちも全員倒したわけですよね。地獄に堕としたことが忍びないからといって、浮竹、山本、卯ノ花各隊長を救いに地獄に乗り込むという展開もあり得ないでしょうし…。

そうなると雀部長次郎かなぁ。隊長格ではないとはいえ、隊長格以上の力を有していたと言われる雀部長次郎元一番隊副隊長もまた三等以上の霊威の持ち主だったはず。とすればすぐにでももう一度”魂葬礼祭”を執り行わなくてはならないわけで…。すでに不安定な均衡が、さらにもう一つの強大な霊圧を地獄へと堕とせば今度こそ完全に崩れ去り、地獄に堕ちたこれまでの強敵たちが…ということかな。個人的にはウルキオラに再登場してほしい…。

“神掛”浮竹十四郎

それにしてもやはり久保先生はフレーズがいちいちキャッチーですね。読んでいるうちにテンションが上がって上がって…。”護艇開祖”、”死剣”、”神掛”、隊長たちの二つ名が並ぶだけでかっこよすぎる。

それにしても、”魂葬礼祭”ですが、地獄に堕とす云々の部分を差し置いても、どうやら死神たちの認識とは多分に異なる部分があるようですね。なかなかに得体の知れない儀式のようです。

今回の浮竹十四郎の場合、一護が虚討伐に参戦したことで儀式の完遂が早まってしまったという認識でいいのかな?つまり、一護の懐に入っていた死神代行戦闘許可証を通して浮竹が見ていた(?)ということ?ここにきて、代行証の計画発案者が浮竹だったという設定を活かしてくるとはさすが久保先生…。しかし、計画発案者とは言っても代行証が浮竹自身の一部でもないわけだよねェ。この辺はどう説明されるんだろうか。

“双魚理”が例の人物の胸を貫いたということは、少なくとも地獄で 堕とされた霊子によって浮竹重四郎という存在が再構築されているということですよね。これは そもそも死んだ後にも霊子に意識が残っているということなのか?それとも再構築された瞬間に本人の意識が戻るということなのか?何れにしても、”双魚理”の大きさがね…どう見てもまともな形で再構築されているようには思えないよなァ。というか、斬魄刀まで一緒に堕ちているの??

先述の通り市丸ギンら、儀式が行われていない強大な霊圧の持ち主に関しても気になりますし…。ああ、早く新章始まらないかなァ!!

New breathes!! 一勇と一華

とはいえ、まだ正式な発表は何もないんですよね。今回の掲載もあくまで”読み切り”という形で発表されていますし…。まあ、どう考えても新章の導入ですけどね。新章となるとすれば、そのメインとなりそうな新しい世代の黒崎一勇と阿散井苺花に関しても今回のエピソードでそのポテンシャルの一部が仄めかし程度ですが描かれていました。

・黒崎一勇

一勇に関しては、相変わらずですね。根っからのいい子のようですが、行動的すぎて夜な夜な部屋を抜け出しては霊と触れ合い、母親の織姫をやや困らせているようですね。世話役にはコンがついているようですが、振り回しまくっているようです。

一護から教わったのかどうかも不明ですが、死神としての能力もとんでもないよ腕す。自分の意思で自由自在に死神の姿になれるだけでなく、尸魂界への扉も自力で開いてしまってるんですよね。文句なしの天才ぶり、その才は一護をも上回るかも知れませんね。気になるのは正式な死神でないにもかかわらず、正規ルートを開いていることですよね。そもそも一勇が開いた扉の先は本当に尸魂界なのだろうか?複数の地獄蝶が舞っているのも何かを暗示しているようでした。

・阿散井苺花

一方の苺花ですが、彼女もなかなかの資質の持ち主のようです。ルキアと恋次を足して二で割ったような御転婆な少女で、とりあえず行動がいちいち可愛いらしい。ちなみに、師匠は十一番隊副隊長の斑目一角です(一角は尸魂界で道場を開いているらしい)。

そんな苺花ですが、何と彼女もまた特別な力を秘めているようです。というのも、一護や 恋次を始めとする全副隊長が誰も感知することのできなかった地獄の餓鬼の気配(?)を苺花だけが察知している描写があるのです。

もし地獄編が始まるとすれば、この二人が物語の要となるのは間違いなさそうですね。ちなみに、苺花は一勇に淡い恋心を抱いているようなので、そういう面からもこれまでの『BLEACH』とはまた少し違う楽しみ方もできそうです。ただ、もし新世代 一勇と苺花をメインで新章が始まるのだとすれば、やはり久保先生本人の手で連載してほしいところですね。『BORUTO』みたいに作者が変わるのは、ちょっとね。(『BORUTO』は『BORUTO』で良作だと思いますが、やはり作者が違うともう違う作品ですよね。)

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Author: mangameshi

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