
『チェンソーマン』最新刊情報

『チェンソーマン』最新第13巻
【あらすじ】
チェンソーマンだとバレたくて仕方がないデンジ。その欲求は、監視を続ける吉田をものともせず…!? 一方、負傷したユウコの見舞いに訪れたアサ。仲を深める2人は、“秘密”を告白し合うことになるが!? 悪魔が来たりて、少女たちの友情は地獄絵図と化す!!
『チェンソーマン』第120話「トライアングル」あらすじ紹介

・第120話「トライアングル」あらすじ紹介
・ナユタの鎖で脳天を貫かれたアサは、死こそ免れたものの”私のモン(デンジ)に唾つけたから!”という理由で犬にされてしまう。すぐに人間に戻すようにしかるデンジだが、ナユタは空腹を理由にそれを拒否。デンジが用意した食事を食べながらナユタは”デンジが出会う女全てに殺されかけている”ことを理由に、本当にアサを人間に戻していいのかと確認する。その上で、ナユタはアサを人間に戻すことを了承するが、その代わりにデンジに二つの条件を出すのだった。
・内容&見どころ
・満を辞して、ナユタ解禁!! ナユタがどんな娘になのか、デンジとの関係性もついに判明!!?
・アサを人間に戻す代わりにナユタがデンジに出した二つの条件とは??
・アサの失恋!!?失意のアサに声を掛けた吉田の思惑は??トライアングル!!?
*『チェンソーマン』第120話「トライアングル」は『ジャンプ+』にて2023年2月15日に掲載されました。
『チェンソーマン』最新刊
『チェンソーマン』第120話「トライアングル」感想
・ついにナユタ解禁!! 圧倒的な妹可愛さ!!?
ついにナユタが解禁されました。ナユタは”支配の悪魔”、つまりマキマの生まれ変わり…というか次の代の支配の悪魔です。第一期の終盤でデンジと出会い、それから一緒に暮らすようになりました。そんな彼女ですが、前話で衝撃的な再登場を飾り、今回の話ではその性格やデンジとの関係性もわかるほどの描写がされました。
まあ、一言で言うととても可愛い。どう見ても、お兄ちゃんを独占したい可愛すぎる妹以外の何者でもない。相変わらず、能力は恐ろしすぎるけれど…。
“とにかく仲良くしないで”からの”嫌われたっていいでしょ だってもう仲良くしないんだもん”ときて、ほっぺた膨らませて…の仕草は抗えるお兄ちゃんはいないでしょう。デンジはデンジでちゃんとお兄ちゃんしているのがいいですね。

“一番大事なのはナユタだよ……”とデンジに言われて、大ピースはマジでナユタちゃん妹可愛すぎる。
とにかく言動の一つ一つが可愛すぎるのだけれど、そこはさすが”支配の悪魔”です。子供らしい一面を見せる中、”デンジは出会う女全てに殺されかけているのになぜアサだけは違うと思うのか”など核心をついた指摘をしたりします。それに、鎖で脳天に貫くことで脳内を弄る(洗脳?)とか怖すぎますよね。
ところで、さすが一緒に暮らしているだけあって、ナユタの言動はなんとなくデンジと似たところがあるように感じますね。犬たちに囲まれながら食事を掻き込む仕草なんて、あれ? これデンジじゃん、と思ってしまったくらいです。喋り方とかノリもなんとなくデンジに通じるものがありますよね。

濡れた犬の匂いについては”それはいい匂いでしょ!”と即答するあたりもさすが。
まあ、壁に二人のオナラの回数を記録している時点で仲良いのはわかっていましたけど(笑)
・ナユタの出した二つの条件とは??
アサがデンジを殺そうとする可能性があるとしたナユタでしたが、”ふ〜んまあいいやデンジは死なないもんね”と、アサを人間に戻すことを了承します。
しかし、その代わりにナユタがデンジに2つの条件を提示します。契約(?)の対価に悪魔の出す条件と言うと、なんだか恐ろしい感じがしますね。でも、まあデンジも同じく悪魔だしな…。
ナユタが出した条件は…

一つ目は、”毎日ナユタにアイスを食べさせること”。これは非常に子供らしく、微笑ましい条件ですね。デンジも”自分も食べれるなら”と受け入れるあたりが、めちゃめちゃ”らしい”です。
そして二つ目がおそらく本題。その条件とは”アサともう仲良くしないこと”。この条件にはナユタのデンジへの独占欲が垣間見えます。実際、もちろんそれもあるのでしょうが、どうもそれだけでもないようです。と言うのも、ナユタ曰くアサからは”嫌な匂いがする”のだそうです。
デンジにちょっかいをだす嫌な女ということで、生理的な嫌悪感を感じていることを”嫌な匂い”と表現している可能性もありますが、むしろこれは…
おそらくヨルが”戦争の悪魔”であることを感じ取っているのではないかと思われます。実際、ナユタが攻撃をした際、アサの体の主導権を握っていたのはヨルですので、ナユタがその存在を感じていても不思議はありません。犬になった後もヨルのままでしたね。
…というか、悪魔だと言うことには気がつかないものなのだろうか?そもそもナユタが能力でアサ、と言うかヨルの脳をいじった訳ですが、脳を2つの意識が共有していると言う状況でも能力の作用の仕方は普通と同じなのかな??それとも、何か違いがあってナユタは違和感を感じたりしているのかな??
・支配の悪魔の能力はどの程度使える??
さて、マキマの次代の”支配の悪魔”であるナユタは まだ小学生ほどの幼い外見ですが、果たしてどの程度 力を取り戻しているのでしょう。当然ながら、以前に比べればその力は弱まっているようです(契約による不死性も失っている)が、現時点の力はどの程度のものなのでしょう。
現時点で確認できているナユタの能力は、鎖で脳天を貫いて脳をいじることで意識や記憶を作り替えると言うものです。この能力によって、ヨルを犬にしたり、アサにデンジが約束をすっぽかしたという嘘の記憶を与えたりしています。ちなみにこの能力は第一期でマキマも使用していた能力ですね。

ちなみに、この能力は意識そのものではなく、脳という器官に直接作用しているようで、別々の独立した意識を持っているはずのアサとヨル両方に記憶改竄の効果が出ていました。また、人間であろうと悪魔であろうと関係なく同じように作用することも明らかになりましたね。
一方で、結局ナユタはヨルの正体を見破るには至らなかったようです。というのも”嫌な匂いがする”と言って、デンジに距離を置かせただけで、それ以上の対策をとることはしていません。ヨルが悪魔であることを見破っていたのなら、他にもっと何かしらしそうなものです。マキマの”物事を掌握する力”が現在ナユタが持っているならば、ヨルの存在…、つまりアサの身体に何が起きていて、デンジがどう巻き込まれそうになっているのかを文字通り”掌握”することができそうなものですが、まだその力は十全には戻っていないということなのでしょうか。
あるいは 今回の件も踏まえていつでも殺せる格下だから相手にもしなかった、というだけなのか…はたまた、記憶を改変した際に既に支配下に置いてしまっているのか…。何にせよ幼くともあくまで”支配の悪魔”、その恐ろしさは甘く見てはなりません。
・アサの失恋!!?吉田の思惑は??
一方、ナユタに記憶を改変され、デンジにデートの約束をすっぽかされたと認識しているアサは目に見えて落ち込んでいますね。まあ、水族館の一件でデンジから”おもしろい”と言われたあたりからアサがデンジに対して好意を抱いていたのは確実ですが、思っていた以上に深刻だったようです。まさか、こんなにわかりやすく落胆するとは…。
実際、デンジもアサを好きになりかけていたわけだし、ほぼほぼ両思いだったわけで、あのまま行けば意外とくっつけてたかも知れなかったのに残念ですね。ナユタに改変された記憶が戻ることはあるのかな??
記憶の改変はアサだけでなくヨルにも効いているようで、おかげでデンジはヨルのターゲットから外れそうです。ナユタのデンジとアサを引き離すという目的も果たされそうですね。

そもそも、デンジがアサのことを好きになっていたにも関わらず、”デンジ脊髄剣”が成立しなかったのは、前回の感想でも少し書いた通り、アサ自身がデンジのことを好きになってしまっていたことと関係あるのでしょうかね。つまりは、アサ側も好意を抱いたことで、一方的な”所有”という概念が成り立たなくなったという…。
今回のアサの反応を見る限り、彼女からデンジに対する好意はなかなかに強い物だったようですし、恋は人を狂わせると言いますからね…。ヨルにとっても恋というのは初めて経験する物なので、能力にも影響が出ているのかも。
>>✨『チェンソーマン』119話「泥棒」感想はこちら✨
あるいは、やはりナユタですかね。今回ナユタがはっきりとデンジのことを”私のモン”と言っていたことから、デンジは既に”支配の悪魔”の”所有”ということになっていたのかな。なんとなく”支配”は”所有”の上位互換的な概念にも思えますし、既に”支配の悪魔”のものになっていたデンジを”所有”することができなかった…みたいな感じとか? まあ、ナユタのセリフはあくまで言葉の綾のような気もしますが…。
さておき、失恋(?)に落ち込むアサに意外な人物が声をかけます。その人物はなんと吉田です。

さて、彼がどう関わってくるのか。吉田は以前ヨルの”彼氏にしてやろう”という申し出を断っており、彼もまたヨルが”所有物”とできずにいる人物です。そして、今回のタイトルは”トライアングル”。ただ、これまでの内容に何一つトライアングル要素がありません。
となると、やはり吉田がアサとデンジの関係に入って、人間関係トライアングル…ということなのだろうか??