『チェンソーマン』著:藤本タツキ

『チェンソーマン』レビューリンク
第32話「繰り返し繰り返し」感想
『チェンソーマン』第32話「繰り返し繰り返し」の感想です。
さて、今回ついにアキが新たな悪魔と契約を結びます。
果たしてアキは契約の代償に何を差し出したのか?
一方で、デンジとパワーの特訓も仕上がり始め…。
では、『チェンソーマン』第32話「繰り返し繰り返し」のネタバレ感想です。
未読の方はご注意ください。
「未来の悪魔」との契約
アキと契約をすることになった「未来の悪魔」。
現在「未来の悪魔」と契約している人間は、一人は寿命の半分を、もう一人は両目と味覚、嗅覚を奪われています。
アキの未来を見た「未来の悪魔」が契約の代償として求めたものは…
自分をアキの右目に住まわせること。
ただそれだけです。

最悪な死に方をするアキの未来を自分の目で見る。それだけが「未来の悪魔」のもとめる代償です。
つまり、アキの死に方は寿命の半分や両目と味覚嗅覚を失うのと釣り合うほどの死に方だということですね…。
「狐の悪魔」との契約でもそうでしたが、よくよくアキは悪魔に気に入られる人間です。
もちろん良い意味ではありません(笑)
全くもって数奇な運命を持ち主です。
自分の死に方には興味ない
未来の悪魔に死に方を知りたいかと問われますが、アキは自分の死に方には興味ないと切り捨てます。
殺したい奴さえ殺せれば後はどうなっても良いと語るアキは、どうも復讐にとらわれて半ば自暴自棄気味にも見えます。
姫野の手紙が逆に効いてしまったのかな〜。

それにしても「未来の悪魔」にさえ興味を持たれるアキの”最悪の死に方”とは一体…。
現時点でのアキにとっての最悪となると「銃の悪魔」を殺せずに死んでしまうことですが…。果たしてそれは「未来の悪魔」的には面白いのか??
考えられるのは、信じていた味方に裏切られて死ぬとか、あるいは味方全員が「銃の悪魔」に殺されるのを見ながらカースの呪いで死ぬとか…。あるいは、実は味方の誰かが「銃の悪魔」だったとか…かな??
そして「未来の悪魔」のみた未来は絶対のものなのでしょうか。アキは”最悪の死”を避けることができるのでしょうか…。
デンジとパワーは卒業!!?
一方、デンジとパワーは…
いつもの通り岸辺にボロボロにされているように見えますが…
なんと、実はついに岸辺に一撃入れることに成功しました!!かすり傷ではありますが…。
岸辺から100点をもらった(岸部採点甘いなwww)二人は、翌日に特訓を踏まえた実戦を組まれます。

そうです。ついに姫野たちの仇討ちです。標的はサムライソードとヘビ女。新4課全員で捕まえに行きます。
もし作戦に失敗すれば4課は解散し、デンジたちは魔人として処分対象になります。
デンジは仮にそうなって、岸部と対峙することになっても”殺さないでやるよ”と、身の程を知らない発言をしますが…。
そう言われた、岸部は何かもの思うようです…。
おもちゃにも情が湧く
その晩、料亭でマキマと会食する岸部は、マキマからこれからもデンジとパワーをよろしくとお願いされますが…
“俺もうアイツら嫌になってきちゃったな”
デンジとパワーへの接し方を見ても、実は岸部は非常に面倒見の良い人間です。
予想はできていましたが、岸部のアル中は部下たちの死によるものでした。
“育てた犬が死ぬたびに 酒の量が増える”
“この歳になるとボケてきておもちゃにも情が湧く”
デンジとパワーにも情が移ってしまったんですね。

岸部も、マキマが今回の襲撃をわかっていて見逃したであろうことに気づいています。
それでもマキマが人間の味方でいるうちは、何をしても見逃してやるといいます。どうもマキマが人間を裏切る可能性がある、と言いたげな言い方ですね。
マキマは無表情で、一人でも多くの人を悪魔から救いたい、今回の作戦が成功すれば4課がより動くやすくなると話しますが…。
それを”嘘つき”と看破する岸部とそれに対して笑みを浮かべるマキマ。
この二人の関係性も気になりますね。そしてマキマの”嘘”のない本心は一体…。
というか、マキマは本当に人間なのでしょうか?岸部の”人間様の味方で”という言い方が、マキマが人間以外の存在であるような含みを持っているように…。考えすぎかなぁ。
ただ、もともとマキマからはどうも人間的な感じがせず、作り物のような印象を受けますし…。
もしかして「正義の悪魔」とか「法の悪魔」とか「人間の悪魔」とかそんな感じだったりして…。
この辺りも今後の楽しみの一つですね。
敵の秘密兵器はゾンビ軍団??
敵側も公安の襲撃に備え、迎え撃つ準備をしています。
敵側の秘密兵器は”爺ちゃんの置き土産”。
借金返済不能者を使って作ったゾンビ軍団!!
“ゾンビに噛まれた人間はゾンビになる”
“それで4課を終わらせる”

ゾンビ軍団…気持ち悪いな。絵がうまいだけに…結構クルな。。
今更ですけど『チェンソーマン』のエグさグロさは少年誌より青年誌向けですよね(笑)
それにしても、この蛇遣いの女性は何者なんでしょうね。マキマのことも詳しく知っているようですし…。
彼女曰くマキマが生きている限り、日本には逃げれる場所はないそうです。そんな彼女が”迎え撃つ準備”という以上、ゾンビはマキマにも有効ということなのかな。
そうなるとゾンビは”人間”をゾンビにすると言っているので、やはりマキマも人間だということになりますね。ますますもってマキマが何者なのか謎が深まってきました。
とにかく、まずは全面戦争ですね!!強くなったデンジとパワーや「未来の悪魔」と契約したアキがどんな活躍をするのか、
楽しみです。
というわけで『チェンソーマン』第32話「繰り返し繰り返し」のネタバレ感想でした。
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