
【グレイプニル】単行本第7巻 見所紹介&レビュー感想

『グレイプニル』 単行本第7巻 感想&見所
『グレイプニル』第7巻です。第7巻ではこれまでのストーリーを揺るがすような展開が続々と描かれます!!
〜これまでの簡単あらすじ〜
全てを知るために宇宙船の墜落場所を目指す修一とクレア。強力な味方である三部を伴い山に入った彼らを待ち受けていたのはコインを100枚集めた男に従う収集者たちだった。格上の収集者を相手に正面からの戦闘を余儀なくされた修一たちだったが、辛くも勝利を収める。しかし、収集者たちの命はコインを100枚集めた男の力で縛られており、彼女を死によって解放する対価として修一たちはコインを100枚集めた男について情報を得るのだった…。
第7巻では、コインを100枚集めた男の正体が明らかになります。そして、一連の事件に深く関わる修一の古い馴染みたちも続々と登場。
さらに衝撃の展開として、記憶を失っていたのが修一だけではなかったということまで判明します!!
ますます、複雑かつ面白くなってきた『グレイプニル』!! アニメ化も決まって絶好調ですね。
では、『グレイプニル』最新単行本第7巻について見どころや感想などを書いていきたいと思います!!
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単行本第7巻 感想&見所エピソード
さて、宇宙船の墜落場所を目指し再び山へと入った修一たちの戦いも佳境に入ってきました。
そんな第7巻の見どころ及び、今後の展開の鍵になるであろうところを感想とともに紹介します。個人的な見どころは以下。
- 死を許されない転生者たち
- 直人と海斗の邂逅
- ほのか…。規格外の化け物。
- 全てを壊したのは…クレア!!?
という4点ですかね。では、見ていきましょう。
【見所 その1】死を許されない転生者たち
まず、一つ目は第6巻にてコインを100枚集めた男の命令で修一たちの前に立ちはだかった収集者たちに関してです。彼女たちに関しても、第7巻では重大な事実が明らかになります。
第6巻の終盤で辛くも修一たちが形勢を覆したわけですが、実は彼女たちにはまだ秘密があります。この秘密というのが、クレアの脅迫されているのかという質問に対し、答えを少し濁していた理由でもあるのですが…。

ざっくりいうと、彼女たちはコインを100枚集めた男の能力によって命そのものを縛られている状態なのです。具体的な縛られ方や、能力の詳細については伏せますが、これによって彼女たちは、死すらも許されない兵士と化しているわけです。
この人知を超えたおぞましい能力こそがこの物語の核心で、全ての発端とも言えるもののようですね。
ちょっと一言&考察
これまでの展開からほぼ自明ではありましたが、コイン100枚を集めた男の正体は修一たちの古い友人の一人”海斗”でした。
上記の通り能力の詳細は伏せておきますが、海斗の力は本人曰く”生命を死という運命から解放する”力です。
人の命すら思い通りにしてしまう、はっきり言って規格外すぎる力(作中でクレアも想像していたものと違いすぎると驚愕しています)ですが、これはコインを100枚集めたことによって海斗が得た”さらなる力”なのでしょうか?

仮にそうだとすれば、元の海斗の力は別にあるのだろうか…。そして、ほのかのバケモノじみた圧倒的な力の理由は海斗の力と関係あるのか…。
そして、海斗の言うところの”転生者”と”不死者”である海斗の違いは…?? ほのかはどちらなのか…。
まだまだ、謎は深まるばかりです。
ちなみに、海斗は別に永遠の命を望んだわけではなかったのだそうです。ただほのかの笑顔をもう一度見たかっただけ…。しかし、そうはならなかった。
切ないというか、やりきれないところですが…。能力というのも強力になる程に、必ずしも思った通りの力が手に入るわけではないということでしょうか。
消えて欲しくないと願ったほのかを自らの手にかけてしまい、さらに、能力を得て、もう一度笑って欲しかったほのかをバケモノにしてしまった…。
なんだか古い怪談に似たような話がありましたね。望んだことが、本人の思っている全く別の形、重い代償を払わされて叶えられるというやつ。
【見所 その2】直人と海斗の邂逅
二つ目の見所は、もう一人の修一の古い友人 直人と海斗の邂逅ですね。これまでも、直人はちょくちょく登場はしていましたが、あくまでフードを目深に被った謎の男…という感じでした。
が、ついにその素顔を見せて、海斗の前に立ちはだかります。
直人もまた、エレナ同様に桁違いの力を持ちます。そんな直人と、コインを100枚集めた文字通り”さらなる力”を持つ海斗の戦いは必見です!!

そして、何より注目なのが直人の”能力”です。個人的には第7巻の中で一番衝撃を受けたところでした。
まさか直人があんな能力を持っているとは、いろんな意味で予想外というか…。むしろ逆にしっくりくるというか…。一度知ってしまえば、それ以外あり得ないと納得してしまうというか…。
直人の”能力”についてはかなり物語の核心なので、ここでは伏せておきますがとにかく驚くこと請け合いです。
ちょっと一言&考察
直人の能力について伏せたまま話をするのはなかなか難しいのですが…。
今回、改めて修一の本来の立ち位置が示唆されることになりましたね。というのも、海斗との戦いの中で直人は自分が”修一の代わり”であることを明かしました。
どうやら、修一の失われた記憶の期間には、物語自体を揺るがす非常に重要な意味合いがありそうです。

「白い女」の噂が広まったのも半年前、エレナが両親を殺しクレアを置いて失踪したのも半年前。
そんなわけで、これらを素直に飲み込むと、海斗がほのかを蘇らせてすぐにエレナは彼らを止めるために動き出したと考えられるわけです。そして、直人、佐久間、スバルと仲間になって現在に至る。
つまり、エレナの行動開始から現在に至るまでの間に時間的なラグがないのですね、修一が入る隙間がない。
なので、素直に読んでいると、もともと修一、エレナ、直人が一緒に行動をしていて、なんらかの事情でほのかや海斗に至る前の段階でエレナが修一を外した…というように取れるわけですが…。
しかし、これまでも修一の力や過去が明らかになるたびに少しずつ違和感が感じていたのです。そこに来て、直人の”修一の代わり”宣言とその”能力”が明かされ…。

あくまで想像の範疇ですが、初めに海斗を止めるために行動を開始したのは修一なのではないかな。それにエレナがついていき、おそらく二人だけで一度ほのかとの接触までは行っている。(←これについては次の項で詳しく書きます)
そこで、一度なんらかの取り返しのつかない事態に陥って、エレナは修一の記憶を消して事件から遠ざけた。そして、その時点ではまだ関わっていなかった直人が修一の”代わり”としてコインで”能力”を得て参戦したという筋のように思います。
つまり、現在の状況に至る前にRPGでいうところの1周目が存在して、それがすっぽり抜けている状態なのではないかと…。その1週目こそが修一の失われた記憶なのでは…。
そう考えれば、今までの話もそれなりに筋が通りそうですし、ほのかについてのエレナと直人の認識の差があった(直人はほのかの真の恐ろしさを知らなかった)ことも納得できそうです。
まあ、あくまで想像ですが…。
【見所 その3】ほのか…。規格外の化け物。
そして、見どころの3つ目。第7巻では海斗、直人に続いて修一のもう一人の古い友人、バケモノとして蘇ってしまった ほのかも正式に(?)に登場します。
第6巻で「白い女」として女学生の間で噂される都市伝説の正体として登場していましたが、今回はその力の片鱗とともに、もはやほのかであってほのかではない存在であることが明かされます。

その力はもはや別次元のものとさえ思われるほどで、桁外れの力を持つはずの直人さえ本能的に絶望を感じ取ってしまいます。
そもそも彼女がコインで得た力は、愛子に変身するというものだったはず…。なぜほのかはそれほどの絶大な力を得ることとなってしまったのだろうか??
ほのかの理を超越したようなこの圧倒的な力は、自分をなくしてしまった彼女の無限の虚無から生まれるのか…。
ほのかに関しても色々と謎が多いですが、第7巻ではその謎を明かす糸口となる事実がいくつか判明します。
ちょっと一言&考察
個人的に気になった点として、海斗が修一とクレアをほのかと会わせないようにしたという点があります。
直人には”ほのかが会いたがっていた”と話したり、実際にほのかとの接触を黙認していたにもかかわらず、修一たちが来訪した時は部下にほのかをその場から遠ざけさせるように命じています。
海斗はどちらかというと、クレアの方に強い反応を示しており方(こちらも驚愕の新事実!!)、クレアとほのかを会わせないようにしているようにも取れますが…そのあたりは次の項で書きます。
とはいえ、クレアの”修一とほのかを合わせると問題があるんじゃないか”というカマかけに過剰な反応を見せていることからも、やはり修一とほのかを引き合わせたくない事情があるのは確かなのではないかと…。

さらに、海斗は修一に”謝りたかった”と言っています。この辺りが一体どう繋がってくるのか難しいところですね…。
先ほどの書いた話とつながるのですが、個人的にはすでに修一が一度蘇った ほのかと接触している可能性があるのではないかと思っていまして…。
その理由の一つとしては、上で書いた海斗が修一とほのかを会わせないようにしているということです。一方で、直人に関してはほのかの言葉からも、初対面であることはわかりますから、海斗も問題なく二人を会わせたのでしょう。
というか、修一はほのかだけでなく海斗とも会っている気がしますよね。海斗は修一が失っている記憶(クレアに関しても)についても知っているような感じでしたし…。
海斗がほのかを蘇らせる前後で、まだ能力を持っていなかった修一(海斗は修一の能力については知らないようでした)とエレナは一度海斗と接触して、説得なりしているのではないかな…なんて。

ただ、少なくとも海斗は修一の記憶がないことは知らなかったようです。それでもそのことを即座にエレナの仕業だと判断するほどですから、すでに一連の事件に彼らが関与していたことを知っていたと考えた方が自然でしょうね。
流れとしては、海斗の異常に気がついた修一が海斗に会いに行き、そこで海斗がコインの力でほのかを蘇らせてしまったことを知る。そして、それを止めるために修一がコインの能力を得たというのがありそうなところです。
エレナも海斗と修一が接触したとしても海斗は修一のことを傷つけられないと確信していたようですし、直人が関わる前に修一、エレナ、海斗の3人の間(あと ほのかも?)で何かあったことは確実な気がします。

海斗の修一への謝罪もその辺りの事情が絡んでくるのではないかな??
そのあとに能力を得た修一とエレナの二人でほのかと対峙して、何かが起こりエレナは修一を事件から遠ざけようとした…とか??
ただ、海斗は修一に”久しぶりだ”と声をかけており、直人との会話でも随分と修一と会っていないかのような話ぶりでした。まあ、これは無理やり考えて、半年会わなければ十分久しぶりの範疇だろう…としておきましょうか。
【見所 その4】全てを壊したのは…クレア!!?
最後に、第7巻では、これまでの全て覆すほどの驚愕の展開が用意されています!!
なんとクレアもまた記憶を失っていたのだということが判明するのです。そして、海斗曰くクレアこそが”全てを壊した”人物だったという…。

さてさて、おもろくなってきましたね。うん、複雑すぎてもはや展開が解釈しきれませんけど…。一体全体、どういうことなんだ、これは。
ここにきて、まさかのこの展開ですね。少なくとも修一の失われた記憶にはクレアも密接に関わっていたことだけは確かです。つまり、二人の出会いもまた偶然ではなかった!!?
ちょっと一言&考察
これまで、クレアはあくまでおきてしまった事件に巻き込まれた第3者のような立場でした(現に今に至っても彼女は”人間”のままです)。しかし、どうやらクレアもまたこの一連の事件に深く関わる人物だったようです。
しかも、この場面に差し込まれた修一との過去の断片的回想シーンからすると、かなり複雑な展開が予想されます。
さらに、クレアを見た瞬間の海斗の表情。そして、彼に”悪魔というものがいればお前のよう”
ただ、この辺りに関しては、まだ十分な考察ができるほどの情報もありませんので、ちょっと保留しておきます。
*第7巻の続きである第47話の感想で少しだけ、書いていますので興味があればそちらをどうぞ。
兎にも角にも、まず一読!!
というわけで『グレイプニル』第7巻の見どころの紹介及び感想&考察でした。
ちょっと色々と難しい展開なので、随分と長い記事になってしまいました。一応断っておきますが、本記事はあくまで個人的な解釈及び考察ですので、正しいかどうかは保証の限りではありません。
しかし、ここまで想像が膨らませられるほどの、設定、伏線、物語の奥行きを持った『グレイプニル』。本当にオススメです!
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