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『グレイプニル』第62話「守りたいもの」”守りたい日常とそれを脅かす影!!最終決戦開始!!”|『グレイプニル』あらすじ紹介&レビュー感想(ネタバレ)

2021年2月5日 - グレイプニル
『グレイプニル』第62話「守りたいもの」”守りたい日常とそれを脅かす影!!最終決戦開始!!”|『グレイプニル』あらすじ紹介&レビュー感想(ネタバレ)

『グレイプニル』最新刊情報

【あらすじ】忘れちゃいけなかったーー ここまで来た理由をーー エレナの危機に駆けつけた修一は、ほのかという巨大な闇に戦いを挑む。修一はなぜこの刀を選び、なぜこの場所に立っているのか。失われた記憶の中で、かつての修一が見つけた「希望」とは!? 世界の運命は修一とクレアに託された。合体変身バトルは、ついに終着点へ!!

『グレイプニル』第62話「守りたいもの」 あらすじ紹介&レビュー感想(ネタバレ注意)


『グレイプニル』第62話「守りたいもの」 あらすじ紹介

まずは『グレイプニル』第62話「守りたいもの」のあらすじを紹介します。

*『グレイプニル』第62話「守りたいもの」は2021年2月5日発売の『ヤングマガジンサード』2021年3月号に収録されたエピソードです。最新話情報は記事中頃のリンクより。

【簡単あらすじ解説】

『グレイプニル』第62話「守りたいもの」修一と海斗
『グレイプニル』第62話「守りたいもの」より

ついに”第二段階”に至ることに成功した修一とクレア。小柳らにも協力を要請し、準備万端整えて2日後に海斗との決戦を臨む。翌日、修一とクレアは久しぶりに学校に登校し友人たちと束の間の日常を過ごしていた。改めて自分が守りたいものを確認した修一だったが、その日常を壊すかのように突如 校庭に海斗が現れ、校内は海斗とその配下により地獄に変わる。守りたいもののため、修一はクラスメイトの三船の前でためらうことなく変身し戦いに身を投じるのだった。

ついに、海斗との真っ向勝負、最終決戦が始まりました!! 突然の海斗の襲来によって、修一たちの思惑通りは進まず…。果たしてどうなるのか!!?

感想を読む前に、本編を読んでおきたいという方はまずは下記リンクからどうぞ!

*第62話「守りたいもの」 は『グレイプニル』単行本第10巻に収録されているエピソードです。

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『グレイプニル』第62話「守りたいもの」レビュー感想

クレアの過去は…。

とりあえず第二段階に到れたことでクレアが自信を取り戻したのは良かったですね。やはりクレアは多少不遜なくらいに自信家で明るくないとね。ただ、合体したにもかかわらず、海斗の言葉を説明できるような出来事はクレアの過去には見当たらなかったとのこと…。

いやぁ、でもそんなはずはないよねェ。海斗の件はさておき、”修一がクレアの首を絞め、エレナが泣きつく”という過去は確実に存在したわけで…。少なくともこれは修一に取っても絶対に”気になること”のはず。今回の合体はほんの一瞬だったから、そこまで過去の記憶を観れたわけではなかったんだろうか?? それとも修一は故意にそのことを隠しているのだろうか??

『グレイプニル』第62話「守りたいもの」クレアの過去
クレアの過去には…

何にせよ、クレアの勇気というか修一への信頼(?)には恐れ入りますね。クレア自身も記憶を失っている中、覚えていないところで一連の事件の引き金を引いたかもしれない後ろ暗い過去の存在を仄めかされている状況で…ね。正直、クレア自身が一番怖いでしょうよ、自分が一体過去に何をしてしまったのか…。そしてそれ以上に、もし本当に何かしてしまっていたら、それを修一に知られたら、と普通は気が気でもないだろうに…。それにもかかわらず、合体によって記憶全てが見られてしまう可能性があると分かった承知した上で、全てをさらけ出したわけですからね…。

それにしても、修一の言ったようにもし仮に本当にそういった過去がないとすれば、クレアは本人が何をしたという直接的なことではなく、彼女の存在そのものが間接的に”全てを壊した”ということになりますよね…。一体どういうことなんだろうか??

『グレイプニル』第62話「守りたいもの」クレア お前が全てを壊したんだ

例えば連れ子としてエレナの家にやってきたこと自体が問題だったとか…。いやそれはもっと古い話だし、修一すらクレアのことを知らなかったくらいだからなぁ。やっぱり、愛子の自殺の原因になったいじめにクレアが間接的に関与してしまっていたとか…なのかな。

それはそうと、今回の合体ではクレアの方でなく修一の方が記憶を持っているんですね。第二段階になっている際の記憶を持つ側がどっちになるのかというのはどうやって決まっているのだろうか??

小柳たちとの共同戦線

二段階目に至ったとはいえ、さすがに二人だけで海斗たちに勝てると思うほど自惚れず、小柳たちに協力を要請したわけですが…。実際、修一とエレナの二段階目で圧倒した時点の海斗はほのかの復活で力の大半を失っていた状態だったわけですから。正直、修一とクレアの二段階目でも1対1では圧倒的に分が悪いと思っているわけですけど…。

修一たちはあくまであの時点の力で海斗の本気を見積もっているでしょうから、そのあたりの誤差がどう効いてくるのかも見どころですね。

そして、この絶望的な状況下で、小柳たちが誰も逃げ出さなかったこともなかなかに熱い展開です。必ずしも仲間ではないキャラクターたち(個人的には小柳たちは利害関係が一致するときに協力するくらいの間柄で仲間というほどではないと解釈してます)が強大な敵の存在によって力を合わせるという状況は、ある種のオールスター感や独特の連帯感があっていいですよね。

小柳『グレイプニル』第62話「守りたいもの」

…実際はオールスターではないのですが、まあ、最終決戦になれば エレナたちも出て来ざるを得ないでしょう。どうやら海斗はエレナや直人は眼中にもなく、修一だけに執着しているようですからね。それから円から大量のメダルを遺されたあの”弱者”がどう立ち回るのかも気になるところです。ただメダルを持っているだけでは強くはならないと思うけど…宇宙人のところに行ったのかな?あのメダルをどう使うのかも今回の戦いの鍵になってきそうですが…果たして。

シリアスな展開の中で、吉岡の貧乳いじりなどのギャグも含めて、どこと無く和やかな雰囲気の中で一致団結した良い空気感といけるんじゃないかと思わせるような高揚感…。まあ、これは後の展開の布石だったんでしょうけどね。

最終決戦を前に…。

最終決戦を目前に、修一とクレアが学校に行くという展開も個人的にはすごく好きな展開でした。その際に修一が眼鏡をかけたのも、自分が今は失ってしまった、そして皆が失いゆく”日常”を噛みしめるかのようで非常に印象的でしたね。

そして、ここにきての三船さんの再登場と、あの時の修一の問いに対する返事。きっと修一にとって三船さんは”日常”の象徴とでも言える存在だったのではないかなァ。

三船さんは修一にとっての日常の象徴?『グレイプニル』第62話「守りたいもの」
三船さんは修一にとっての日常の象徴?

やっぱり修一にとっては”最後の登校”だったのかな?なんとなく最終決戦で海斗に勝っても負けても修一はこの守りたい”日常”にもう自分は戻らない(戻れない)ことを覚悟していたような気がしますよね。修一にとってこの登校は守るものを再確認するとともに、守るためにその大切なものと”さようなら”するためのものだったように思います。

というのも、第一巻時点では”日常”を守るために変身できることを必死に周囲に隠そうとしていた修一が、もはやわずかの躊躇いもなく”日常”である三船さんの前で変身したのですから…。あのシーンは本当に。。

クレアのすっきりとしたような笑顔も、やはり”日常”の大切さを噛み締めるとともに、それを守るために自らはそこから退場することを決めた人間の表情に見えました(先入観入りすぎか??)。

クレアの笑顔
すっきりとした笑顔を見せるクレア

それにしても、修一ではありませんが、クレアに友達がいたというのは驚きましたね。自分がいなくなることを悲しんでくれる存在がいることはクレアにとっては大きな喜びだったろうし、救いだったでしょうね。ただ、もしクレアがいなくなったら春日部さんは…。

やはり、修一もクレアも最終決戦ののち、元の”日常”に戻って欲しいですねェ。

海斗の侵攻!!日常を脅かす影。

それから海斗ね。当然ながら敵が都合よく待ってくれるわけがないのですが、まさか海斗本人が自ら修一の元へと現れるとは意外でしたね。

エレナや直人など、それなりの強さの能力者がいる状態で、メダルが大量に落ちているであろう宇宙船の墜落場所から離れるなんて…。本当にエレナや直人は海斗の眼中にないようですね。というより、彼女らを見えなくさせるほどの執着が修一に対してあるということなのか…。

修一と海斗 最終決戦
修一と海斗 最終決戦

エレナが言っていた”海斗には修一は殺せない”という点についてもまだ回収されていませんし(修一の両親をほのか復活の犠牲にしたということではないだろうし)、ここまでの執着を見せるのはやはり修一の手で殺すて欲しいからなのだろうか…。

それにしても決戦の場が学校になるというのは、なんとも…。今回の記事でずっと書いていますが、修一にとって学校やクラスメートというのは”日常”を象徴するようなものですから、そこに海斗が攻めてくるというのは、非常に…。

第62話「守りたいもの」 は『グレイプニル』単行本第10巻に収録されているエピソードです。

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