『グレイプニル』最新刊情報

>>第10巻あらすじ&見所紹介はこちら

『グレイプニル』第65話「クレアの願い」 あらすじ紹介&レビュー感想

『グレイプニル』第65話「クレアの願い」 あらすじ紹介

まずは『グレイプニル』第65話「クレアの願い」のあらすじを紹介します。

*『グレイプニル』第65話「クレアの願い」は2021年5月20日発売の『月刊ヤングマガジン』6月号に掲載されたエピソード(移籍連載第一弾)です

【簡単あらすじ解説】

『グレイプニル』第65話「クレアの願い」

新たな力で海斗と一対一の戦いを繰り広げる修一たち。しかし、無情にも海斗の巨大蟲が三船らを巻き込んで校舎を崩壊させる。理不尽かつ容赦無く奪われてく命を前にして”アイツ(海斗)を殺してくれ”と春日部の悲痛な叫び声が響く…。互角以上の立ち回りを見せる修一たちだったが、不死の海斗は再生する度にその力を禍々しく増大させていき、ついにはその凶刃が修一たちの胸を穿つ。修一はクレアの命だけでも救うために変身を解こうとするのだったが…。

新たな力を得て海斗に向かっていった修一とクレアでしたが、やはり彼我の実力差は歴然。コイン100枚の力はやはり伊達ではありませんでしたね。どんどんと増大していく海斗の力になすすべなく倒れてしまい、死を覚悟した修一の提案にクレアに異常が…。どうやらこのままでは終わらない、秘められた新たな力が覚醒する…ような予感のあった そんな第65話でした。

ということで、第65話「クレアの願い」のポイントをまとめておきますと…

  • 海斗の巨大蟲で校舎全壊。三船さん死亡。
  • 修一とクレアの力は天井知らず!!?
  • 海斗の力は再生する度に禍々しさと凶悪さを増す!!
  • 修一&クレア敗北!!迫りくる死の予感!!
  • クレアは”おいていかれる”ことに怯えている。
  • クレアの願いと新たなる力の胎動!!?

という感じでしょうか。

さて、三船さんの生死などいろいろ気になるところもありますが、そのあたりはそれぞれに読んだ上で考えていただくとして、この記事では海斗とクレアに関して、個人的に気になったことを考察を交えて書いていきます。

では、よろしければお付き合いください。


【『グレイプニル』最新話あらすじ紹介】

↓雑誌発売日に更新!!↓

Shadow
Slider

↑最新話のあらすじをいち早く!!↑

『グレイプニル』 第65話「クレアの願い」レビュー感想&考察

・海斗の真意は?修一をどうしたい??

まずは、海斗についてですね。今回の海斗の襲撃にはいくつか違和感を感じる点があります。果たして、海斗の真意はどこに、そして修一に何を求めているのでしょうか…。

違和感を感じる点の一つ目は、そもそもなぜ海斗から仕掛けたのかという点。これは前回の戦いの際に、修一たちを見逃したことと矛盾します。もちろんほのかから修一が両親のことを知ったこと、そして再び自分たちを倒すために現れるだろうことを聞かされたことはあるでしょうが、前者は海斗自ら告白しようとしていたことですし、後者は修一の性格をよく知る海斗なら容易に想像できたことでしょう。

二つ目は、なぜ修一たちが仕掛けるのを待てなかったのかという点です。今回の襲撃のタイミングからすると海斗は修一たちの計画や動向を把握していたと考えてまず間違い無いでしょう。仮に海斗が格下側であれば、格上の相手の虚をつく、あるいは準備が整う前に仕掛ける、ということで今回のタイミングは納得できますが、実際は海斗たちこそが圧倒的格上です。迎え撃つでなく、打って出たのはなぜなのか。(海斗の行動はRPGで魔王が魔王城を離れて勇者を倒しに来る、みたいな感じですね。)

三つ目は、なぜ海斗はほのかを伴って攻めてこなかったのかという点。今回の襲撃で、海斗は修一(たち)と決着をつけると明言しています。つまりここで修一たちを殺す(あるいは殺される?)つもりな訳ですね。一方で、ほのかは修一の過去の記憶の中での出来事から修一に興味を持っており、もう一度まみえるつもりでいます。なので、ほのかがこの場にいないことには、海斗の何らかの思惑が介在(出し抜いている?)しているようにも…。

最後の点は、なぜ執拗なまでに修一の”守りたいもの”を奪い、壊すのかという点ですね。つまり”海斗は修一をただ殺す”ということ以上の何かをしようとしているように思えます。二つ目とも関わってくることですが、海斗は宇宙船の墜落場所を離れてまでわざわざ修一の大切なものを蹂躙しに襲来します。その上で、修一に対して”この世界に守る価値があるというのか”といった趣旨の問いかけを繰り返します。


さて、これらの違和感を解消するために海斗の真意というか、思惑を推測してみると、海斗はほのかに邪魔されずに修一と対話(決着をつける)をしたかったのではないか、とも思われる…かなと。

つまり、自分から仕掛けたのも、修一たちが仕掛けるのを待たなかったのも、ほのかの目を盗むためなのではないかと…。修一が乗り込んできてしまっては、高確率でほのかもその場に居合わせるでしょうからね。これまでの描写からすると、海斗はほのかには言えない修一への望み(?)があるようですし。海斗の能力が発動した以上、ほのかが気づくのも時間の問題でしょうが…。

もちろん、それだけでなく修一の”守りたいもの”を修一の目の前で壊してみせることもまた目的なのでしょうがね。これは繰り返し修一に対して この世界の価値を問う行為からもわかりますね。どうやら何としても修一を否定し尽くしたいようです。ただ、その真意は依然としてわからないままなんですよね。

なぜ修一を否定するのか…。これまでの海斗の独白などからすると、修一に救ってほしい…ような感じが強いんですよね。ほのかとの会話ではそれを否定するような感じでしたが、直後に“だから俺は最後はお前に負けるんだ”という独白がされていましたし…。

前話までの段階では、否定して否定して否定し尽くすことで、修一を追い詰めて、修一が”人のためになら引き出せるすごい力”を引き出して、自分を殺して欲しいのかと思っていましたが…。

今回のエピソードを読んでいて、やはりあくまで“この世界の価値のなさ”を徹底的に認めさせようとする執念…と言うか、そんなものがあるような感じがしましたね。

そう考えると、もしかすると修一にこの世界に価値がないと言うことを認めさせることで、自分の行ったことを肯定しようとしているのかもなどとも思われてもきます。海斗は修一に何を望んでいるのでしょうね。

ただ、どちらにせよ、最終的に海斗は修一たちに致命傷を与えているんですよね。…海斗はクレアのことも知っているよう(*後述しますがクレアにも何かありそう)でしたし、このくらいでは死なない、と考えていたのかもしれませんね。

クレアのトラウマと秘められた力!!?

今回の話でクレアが”誰かに置いていかれること”を非常に恐れていることが明らかになりました。母親、そして姉エレナ、大切な人々においていかれたことがクレアにとってのトラウマになってしまっているのですね。

修一との関係性も、修一のためなら簡単に命を捨てようとしてみたり、その絆を危険な方法で確かめてみたりと、見ていて心配になるほど修一に依存しているような形になっていた背景にはこのトラウマにあったわけか。“二人で一つ”の言葉の裏にこうも根深いものがあったとはね。

それにしても、なぜクレアは初対面だった(実際は違ったようですが)修一にこうまで深い絆を求めたのでしょうね。互いに記憶を失った2人の出会いには、やはりコイン以外の何かの因縁があったのでしょうか。…まあ、それはさておき…。

さて、今回は、修一がクレアだけは生き残させようとしたわけですが、これがクレアのトラウマを刺激することになりましたね。どうもそのことが引き金となってクレアの”何か”が目覚めそうな感じになっているように思ったのですが、どうなんでしょう?

この辺りは海斗の思惑の範疇なのかな。海斗は過去のクレアを知っていますからね。

一方で、単行本も10巻に及ぶ現在においてもなお題名の『グレイプニル』の意味が回収されていません。海斗の発言“お前が全てを壊した”や、修一の記憶を取り戻しても未だクレアの過去が明らかにならないことなど、クレアこそがこの物語の”鍵”であることはまず間違いないわけです。

“グレイプニル”の意味するところは“貪り食うもの”。もしかすると、今回覚醒しそうなクレアの”何か”のことを指しているのでは…なんて妄想している今日この頃です。(*確たる根拠のない推測です、あしからず。)

個人的には、クレアは本当はコインの能力を持っていて、その上で自分の手で自分の記憶を消しているのではないかと思ったりするんですよね。そうでもないと、第一話や海斗の話などで挿入される修一がクレアを締め上げている過去の記憶の意味が全然わからないんですよね。

修一が変身していたことから、あの出来事はおそらく、1度目に海斗と戦ったあとだと思われますが、エレナが自分のせいだと泣いているのも気になるところです。記憶を取り戻したはずの修一があの出来事に触れていないのも違和感がありますし。なんというか、意図的にその記憶は存在していないことになっているかのような…。

もしかするとその間に修一とエレナが探して貯めていたコインを全て奪って”置いていかれる”ことがないような願いを叶えているとか。そもそも修一達がコインを貯めていたかは不明ですが、流れからすると貯めている方が自然ですよね。…ただ、そうすると宇宙人と初対面だったのが説明できない…。う〜ん。

まあ、この推測は少々強引過ぎるかもしれませんが、そのくらいのことでもないと、何をしたところでコインを100枚集めた海斗と海斗をも上回る力を持つほのかを相手に勝ちの手は見えてこないと思うんですよね。仮にクレアが能力者であったとしても、コイン1枚の能力ではたかが知れています。

とにかく、どうやら二段階目の合体をも上回るまだみたこともない新たな力が覚醒しそうな予感。これは嫌が応にも期待が膨らみますね!!

『グレイプニル』第65話「クレアの願い」は『月刊ヤングマガジン』2021年vol.6で読めます!!

☆★☆本日電子書籍(ebookjapan)15%offクーポン配布中!!

👉\こちらから読めます!!?/👈

『月刊ヤングマガジン』2021年vol.6

『グレイプニル』最新刊

【前後話レビュー感想】

【関連レビュー感想】

『グレイプニル』レビュー記事

>>レビュー作品一覧<<

LINEで送る
Pocket
このエントリーをはてなブックマークに追加