『怪物事変』著:藍本松
Contents
『怪物事変』33.博徒 感想
『怪物事変』33.博徒 の感想です。
今回は久々の晶の活躍回でした。
なんというか、だいぶ”ほんわかゆるっ”とした感じでしたね(笑)
前話までの話の血なまぐささから、今回もだいぶえげつない展開を想定していたのですが。
蓋を開けてみれば…
まさか、おならとじゃんけんって…(笑)
まあ、実際このくらいがちょうどいい…のかな??

もう少しシリアスな感じがあっても良い気もしますが、一族皆殺しに里壊滅はちょっと『怪物事変』の作品雰囲気的には行き過ぎだった気がしますから(笑)
多分、夏羽たちが沖縄に着いたら狐側ももっとやばい増援(野火丸とか)がきて、また本格的なバトル展開になるのだろうし…。
今月は、ちょうどいい息抜きというか…。
では、『怪物事変』33.「博徒」のネタばれ感想です。
未読の方はご注意ください。
アキラが天結石を持っている!!?
“天候を操る石”である天結石は樹木霊が継承している石です。
偶然ながら晶が常連客からもらって首飾りにしていました。
さらに偶然ながら、天結石を探す捜査特課の刑事梅太郎も晶がバイトするオバー食堂に訪れます。

天結石をめぐって、再び血の流れる深刻な戦いが勃発するのか…とも思われましたが…。
なんと天結石の行方は晶と梅太郎のジャンケンに委ねられることに!!
晶のジャンケン強さは折り紙付きですが、梅太郎の能力ははたして…
梅太郎はこれまでの捜査特課の狐たちと違い、残虐性は希薄なようです。どちらかというと、フラフラしたダメ人間といった印象の軽薄な男です。
梅太郎の能力”遅感ガス”
ジャンケンの強さは圧倒的なはずの晶ですが、3回勝負で先行するも梅太郎に追い上げられます。
梅太郎の能力は”遅感ガス”。
その能力は文字通り”ガスを吸い込んだ人間の時の流れを惑わせ、時間が止まったように錯覚させる”能力です。
ただ、これを発動する方法がとんでもなくしまらない方法で…実は”おなら”なんです。

勝負の間常にヘラヘラしている梅太郎は結にその軽薄さを指摘されますが…。
梅太郎にも背負っているものがあるようで…。
どうやら野火丸に尊敬と恩義を感じているようです。
…野火丸に利用されるだけ利用されて、切り捨てられる…という結末にならないといいなぁ。
晶の強みは…能力より、おねだり??
梅太郎のこの滑稽ながらに強力な能力に追い詰められる晶でしたが…。
特技”おねだり”を発動し、3回勝負は5回勝負に延長されることに(笑)
さらに代打で結にジャンケンをさせるなど、晶は好き放題やりまくり。

このおかげで、回数を重ねるうちに晶は梅太郎の能力を見破ることができましたし…
正直、雪男子の能力は戦闘面で見ても相当に強力な力だと思うのですが、晶の場合はそれ以上にこのおねだりの方がよっぽど強力な力ですね(笑)
それにしてもアキラはすっかり男の娘キャラが定着しましたね。連載開始当初は、夏羽に女の子と間違えられて怒っていたのに…。
今となってはアヤと張るくらいに、作中きっての女の子ファッションですからね〜。
さて、旅費を貯めた夏羽と織もそろそろ沖縄につくでしょうし、梅太郎とてこれで素直に諦めるとは思えません。
はたして”天結石”編はどういう展開を見せるのか…。
『怪物事変』を無料で読むなら…
ebookJapanでは『怪物事変』全巻冒頭試し読みができます!!
さらにebookjapanでは対象商品に使えるクーポン(20~30%引き)がほぼ常時入手可能!!
コメントを残す