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【鬼滅の刃】単行本第18巻レビュー感想

『鬼滅の刃』第18巻 感想
『鬼滅の刃』第18巻の感想です。早いものでもう18巻ですか、前の17巻がつい先日発売されたばかりだと思っていたら…。
最終決戦編に入り、さらに怒涛の盛り上がりを見せる『鬼滅の刃』。第18巻では無限城の中で鬼殺隊と上弦の鬼たちとの熾烈な戦いが繰り広げられます。
〜これまでの簡単なあらすじ〜
現在交戦中の上弦の鬼は2体。上弦の弐童磨とたった一人で対峙した蟲柱・胡蝶しのぶは、栗花落カナヲの目前で殺害されてしまう。一方、竈門炭治郎と水柱・冨岡義勇の前にも炭治郎の因縁の敵である上弦の参 猗窩座が現れる!!
では『鬼滅の刃』第18巻の見所と感想をば…。
第18巻は表紙のちょっと色っぽいカナヲが目印です!!
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『鬼滅の刃』第18巻の見所は!!?
鬼殺隊最強の”柱”をも大きく上回る圧倒的な力を誇る”上弦の中でも上位の鬼たち”が次々と現れ、鬼殺隊と総力戦が繰り広げられる最終決戦が描かれる第18巻。
今回、個人的に見所と思われるのは…
- 炭治郎と猗窩座との因縁の対決
- 感情を露わにしたカナヲの戦い
- 猪之助の出生の秘密
の三点です。ちょっと盛りだくさんですね(笑)
では、過度なネタバレは避けて、それぞれ少しずつ紹介していきます。
[見所1] 因縁の敵上弦の参 猗窩座!!
まず一つ目の見所は、やはり猗窩座と炭治郎の因縁の戦いですね(義勇もいますが)。
猗窩座といえば作中で初めて登場した上弦の鬼で、炎柱・煉獄杏寿郎を激しい戦いののちに降し、上弦の鬼の絶対的な強さを読者に鮮烈に印象付けました。
煉獄杏寿郎の死は、その戦いと誇り高い死に様を見届けた炭治郎たちの心に、その後の炭治郎たちの鬼狩りとしての在り方や生き方に大きな影響を与えました。
猗窩座と炭治郎の因縁の戦い。新たな境地へ。
猗窩座は、炭治郎が最初に遭遇した上弦の鬼でもあります。
一方で、猗窩座にとって炭治郎も、「弱者」でありながら「強者」である自分を傷つけ生き延びた異質な存在として認識されています。(*現在では炭治郎を「強者」だと認めています)
第18巻では、そんな二人の因縁についに決着がつきます。
この戦いの中で、炭治郎と猗窩座はそれぞれ新しい境地へと踏み込みます。詳しいネタバレは避けますが、炭治郎は「透き通る世界」へ到り、猗窩座は「何か別の生き物」に変容します。
炭治郎が猗窩座との死闘の中でたどり着いたさらなる境地「透き通る世界」。

実は炭治郎は生前の父 炭十郎から「透き通る世界」の見取り稽古をしており(第17巻参照)、そのことから「日の呼吸」とも密接な関係があり「呼吸法」を極めた先にある境地だと思われます(実は連載ではさらに色々分かっていますが…)。
…というか、炭十郎が凄すぎますよね。鬼殺隊に入って戦いの中に身を置いていたわけでもないのに、その境地に至っているなんて…。実際、炭十郎は生まれながらの痣持ちですし、もしかして継国縁壱に匹敵する実力があったのでは??
そして、もう一つの重要な事態が猗窩座の身に起きた「何か別の生き物」への変化ですね。この鬼側に生じた新たな境地がどういうものなのかも気になるところです。
つまり、無惨によって作られた鬼たちが無惨と同等の存在に到れるのか、ということところです。少なくとも「鬼」を超えた存在のはずですが、仮に無惨と同等の存在であれば、童磨もそのような言い方をしそうなものですし…果たして。(こちらも実は連載の方ではその後の展開が…)
もっとも人間臭い鬼とその悲しき過去!!?
個人的には猗窩座はもっとも人間臭い鬼だと思っていて、杏寿郎を殺害した憎むべき敵でありながらも、なぜか嫌いになれないキャラクターです。
愚直に強さを求める武人らしい気質や、18巻で明かされることですが、強くなるためとはいえ「女」は殺すことも、喰うことも決してしなかった(童磨曰く「女」の方が栄養を多く蓄えており喰えば強くなれるらしい)ということなど…。
鬼でありながら、何かしら自身の信念に基づいているような部分に魅力がありますよね。
そんな猗窩座について、もう一つ重要なことが明かされます。

実は猗窩座は鬼になる際に人間だった頃の記憶を失っています。18巻ではその失われた過去の記憶とともに、猗窩座がなぜ「強さ」を求めるのか、なぜ「弱者」を嫌うのかが描かれます。
そして人間であった頃の記憶、自分が何のために強くあろうとしていたのかを思い出した猗窩座ですが、その散り際は非常に印象深いものでした。
個人的には猗窩座は鬼ではなく武人として見事な最期を迎えたと思っていますが…どうでしょうか。
正直、このエピソードだけでも軽く泣けるくらい感動しますので、是非コミックスで確認してみてください!!
[見所2] カナヲの感情が爆発!!?
2つ目の見所は栗花落カナヲです。
カナヲといえば、どういう印象があるでしょうか?
個人的な印象としては、
- コインで意思決定する。(←今は違うけど)
- しのぶの継子で同期で圧倒的に強い。
- 感情の表し方が下手で無口。
- 炭治郎に淡い想いを抱いている…
くらいですかね?
実際、カナヲは重要キャラである割に登場回数も少なく、特に戦闘に関してはこれまで一度も描かれていません。
炭治郎と接することで不器用ながらも己の感情を表出し始めていたカナヲ。そんなカナヲが胡蝶しのぶの死を受けてついに感情を露わに上弦の弐 童磨に挑みます!!
上弦の弐童磨との死闘!!
上記の通り、カナヲの戦いが描かれるのは初めてです。
これまでのカナヲの印象もあって、しのぶの仇である童磨に身を焦がすほどの憎悪を抱くカナヲが本当に印象的でした。
とはいえ、しのぶですら敵わなかった童磨が相手ですから、簡単にはいきません。カナヲはギリギリの戦いを強いられることになります。

ちなみに、炭治郎の「鼻(嗅覚)」、善逸の「耳(聴覚)」、伊之助の「肌(触覚)」、玄弥の「舌(味覚)?」に並んで、カナヲは「目(視覚)」に優れているそうです。
さらにカナヲの実力は相当のもので、童磨曰くともすれば蟲柱であるしのぶをも上回るほどの力を秘めているそうです。
作中初出となる「花の呼吸」の美しい技と共にカナヲの戦いも必見です!!
カナヲとしのぶ。姉妹の絆。。
実はカナヲはしのぶにとってただの継子ではありません。
以前(何巻かは忘れましたが、)巻末のおまけでカナヲがカナエ・しのぶ姉妹に引き取られたエピソードが描かれましたが…。
カナヲにとってカナエとしのぶは師範である以前に幼い頃から母として姉として育ててくれたかけがえのない家族なのです。
童磨に向かって”胡蝶カナエとしのぶの妹だ”と名乗った場面や、普段しのぶのことを師範と呼んでいたカナヲが心の中でしのぶ姉さんと呼んでいた場面には涙を誘われずにはいられません。

しかも、増援に来た伊之助にしのぶの事を尋ねられた際の表情が…ね。気丈に戦っていた中に、一瞬感情が…。こういう部分にもグッときますよね。
また、実は単行本ではまだなのですが(多分第19巻に収録予定)、カナヲはカナエが死んだ際に泣かなかったことをずっと後悔していて…。
しのぶの死に感情を露わにできて本当に良かったねぇ。炭治郎との出会いがあって良かった、良かった。
カナヲとしのぶとの絆については、前述の第19巻収録予定のエピソードでさらに泣かされることになるのですが…。
[見所3] 猪之助の出生の秘密が明かされる!!?
見所の3つ目の伊之助です。
先程チラッと書きましたが、伊之助はカナヲとしのぶの増援として現れます。
しかし、伊之助が追いついた時には時既に遅く既にしのぶは殺されてしまっています。
しのぶに母の面影を見ていた猪之助。
実は伊之助には次にしのぶに会ったら聞こうと思っていたことがありました。しかし、もう二度とそれを聞くことはできません。
どうやら伊之助はしのぶに無意識のうちに記憶にすらない母の面影を見ていたようですね。
これまでも、炭治郎始め様々な人の暖かさに触れて伊之助が度々ホコホコとする場面が描かれてきましたが…。

…18巻はこれでもかと泣かせに来ますね。
始めのうちは、自分勝手な単独行動ばかりとっていた伊之助が、しのぶ達のことを仲間と言ったり、その仲間のために激怒する姿には胸が熱くなります。
まぁ、戦い方は相変わらず奇想天外で、だいぶコメディタッチですが…。
童磨にさえ滅茶苦茶だと言われてますし、「獣の呼吸」玖ノ牙 伸・うねり裂き!!には真剣勝負の最中にも関わらず、カナヲが目をまん丸にして驚いている描写もあるほど(笑)
猪之助の出生と実の母親。
そして、さらに伊之助がしのぶに見ていた面影の主。伊之助の実の母親についても、伊之助の出生の秘密とともに明かされます。
これまで、山に捨てられて猪に育てられたという、冗談のような生い立ちしか描かれてこなかった伊之助でしたが、まさかここでその出生が明かされるとは…。
伊之助はちゃんと愛されていたんですね。

控えめにネタバレすると、実は伊之助と童磨は初対面ではないんです。
褌に名前が書かれていると言う伏線も回収されます。伊之助が女の子のような顔だという設定もこのための伏線だったのか…。なるほど、なるほど。
伊之助の母親がどう言う人物だったのか、どんな想いで伊之助を捨てるに至ったのか…。
伊之助の母親が、ひとりの母として必死に生きた姿は感動必至です!!
何はともあれ、一読すべし!!(*ハンカチ必須)
というわけで、長くなりましたが『鬼滅の刃』第18巻の見所を紹介してきました。とにかく、第18巻は全編通して全力で泣かせにきます。
とりあえず、ハンカチ用意して、女性の方はしっかりと目元のメイクを落としてから読みましょう!!そして涙脆い人は公共の場では読まないように注意しましょう!
何はともあれ、まずは一読!!
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いや、もう、とりあえず、黒死牟御大の技は絶望に次ぐ絶望ですわ…
あれは避けられんでしょ…
もちろん、鬼化してから修得、あるいは進化させた技ばかりだとは思うけど、ここまで練り上げたのなら、もはや縁壱に対して引け目など感じる必要は無いと思うけど…
本当に黒死牟の「月の呼吸」は圧倒的ですよね。
むしろ、そんな黒死牟ですら劣等感を禁じ得なかった縁壱がすごすぎる…。
結局のところ黒死牟は縁壱に引け目を感じていた以上に、憧れを抱いてしまったということなんでしょうね。