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日の呼吸/ヒノカミ神楽 とは

始まりにして全ての呼吸法を凌駕する最強の御技。鬼殺隊史上最強の鬼狩り継国縁壱によって生み出された全ての呼吸の源流である「始まりの呼吸」。

文字通り他の呼吸法とは一線を画す。呼吸音すらも明らかに異なる”豪炎が猛るような轟音”であり、鬼はこの呼吸音を忌避する。

日の呼吸/ヒノカミ神楽から繰り出される技は鬼の再生能力をも阻害するらしく、通常であれば手足の欠損ですら瞬時に再生する上弦の鬼であっても激しい痛みを伴い、再生速度が著しく落ちる。さらに後述の「赫刀」と合わさる事で、その効果は絶大となり、上弦の肆・半天狗の分身体でさえ、大声で喚くほどの激痛と、再生していないと錯覚するほどに再生を阻害した。

日の呼吸/ヒノカミ神楽

「日の呼吸」は後継に恵まれず継承が途絶え、さらに「日の呼吸」の型を知る人物さえも無惨と黒死牟によって全て殺しつくされた。

しかし、実際は縁壱と炭吉(炭治郎の祖先)との”約束”として「日の呼吸」は「ヒノカミ神楽」と名を変えて「日輪の耳飾り」とともに竈門家に途切れることなく継承されていた。

作中で「日の呼吸」と「ヒノカミ神楽」が同一のものであるとは明記されたことはないが、炭治郎が「ヒノカミ神楽」を戦いに応用する際に、度々鬼たちの持つ無惨の細胞の記憶が想起され、「日の呼吸」を使う縁壱と炭治郎とが重なることから両者の関連性は非常に高いと思われる。

呼吸法の流祖である継国縁壱は誰にでも呼吸法と剣技を指南するものの、誰一人として縁壱のようには習得できず、上記の通り「日の呼吸」の継承は途絶えた。しかし、縁壱がそれぞれの特性に合わせて指導した結果、「日の呼吸」から派生した水、炎、雷、岩、風の基本五流派が生まれた。

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ヒノカミ神楽

「ヒノカミ神楽」は竈門家に代々継承される神楽であり、一年の始まりに夜を徹して奉納し、怪我や災いが起きないように祈る。一子相伝なのか長男の炭治郎のみに伝えられていた。

ヒノカミ神楽の舞には、肺が凍りそうなほどに寒い冬の夜に一晩を通して舞を舞い切るための”どれだけ動いても疲れない息の仕方”の存在が炭十郎によって語られている。ヒノカミ神楽におけるこの”息の仕方”は、鬼狩りの剣士の使う”全集中の呼吸”と同様の呼吸法であると思われるが、炭治郎は炭十郎から教わってはいなかったようである。

“全集中の呼吸”のさらにその先にある「透き通る世界」の境地もまた継承されているようで、死期の迫った炭十郎は炭治郎にその境地を見取り稽古させていた。のちに炭治郎は猗窩座との戦いの際に、その記憶を思い起こし「透き通る世界」に踏み込んだ。

ちなみに炭治郎の父・炭十郎は鬼狩りでもなければ、鬼と戦ったこともないであろうと思われるが「透き通る世界」の境地に達しており、また生来から額にうっすらと痣を持っていることから非常に才長けた人物だったと思われる。

「日の呼吸」は本来13の型からな成るが、現在炭治郎には12個の型しか伝えられておらず、13番目の型は失われている。

燃える刃「赫刀」

「日の呼吸」の使い手であった継国縁壱の日輪刀は漆黒の日輪刀出会ったが、戦いの際のみ赤く染まる「赫刀」に変じていたことが炭次郎の”記憶の遺伝”や鬼たちの中の無惨の細胞の記憶から明らかになっている。

炭治郎は妹・禰津子の血鬼術「爆血」によって、炎を纏った”燃える日輪刀”「爆血刀」を得た。この「爆血刀」は禰津子の炎によって炭治郎の漆黒の日輪刀の刀身が熱され、鉄が赤く変色することで「赫刀」となったものである。縁壱の「赫刀」とは方法自体は異なると思われるが、同様の鬼の身体を崩壊させる(再生を阻害する)効果を発揮した。

「ヒノカミ神楽」の型 まとめ

円舞

刀を両手に握り、縦方向に円を描くように振るう。「水の呼吸」弐ノ型 “水車”や「炎の呼吸」弐ノ型 “登り炎天”を彷彿とさせる。

円舞

炭治郎の呼吸法流派への適性もあるが、この技により「水の呼吸」最大威力を誇る拾ノ型 “生生流転”をも超える威力を引き出した。 

さらに、善逸に教わった「雷の呼吸」の足の貯めを応用することで、空気を切り裂く雷鳴のごとき超高速の踏み込みから横薙ぎの一閃につなげる”円舞一閃”を編み出している。

円舞一閃

もともと炭治郎が修練していた「水の呼吸」は戦況に合わせて柔軟に対応する流派であり、そのことを骨身に染み込ませている炭治郎だからこそ他流派の呼吸法を取り入れることを可能とさせたと思われる。「日の呼吸」は「雷の呼吸」の源流であることも型に親和性がある要因の一つかと思われる。

さらに、「雷の呼吸」の踏み込みを「ヒノカミ神楽」の型にとり込み”円舞一閃”と昇華させた際の炭治郎の踏み込みは「炎の呼吸」玖ノ型”煉獄”をも思わせる豪炎に包まれたようなものとなっている。まさに炭治郎のこれまでの集大成とも言える型である。

碧羅の天

刀を両手に握り、腰を回転させて太陽(?)を描くように横薙ぎ垂直方向に円形の斬撃を放つ。”碧羅の天”とは青く晴れ渡った空のことを意味する。

汽車と同化した下弦の壱・魘夢の頸を両断するほどの威力を誇る。 

烈日紅鏡

振りかぶった状態から瞬時に左右両側に円形の斬撃を放つ二連撃。 

“烈日”は激しく照りつける夏の太陽の意で、”紅鏡”は紅色に輝く太陽の意。

幻日虹

攻撃の型ではなく、高速の捻りと回転による躱しに特化した舞。視覚の優れた相手ほどくっきりと残像を捉えてしまうため有効となる。

幻日虹

“幻日”とは大気中の氷晶による光の屈折によって、太陽と同じ高度の離れた場所に見える光のことで、光は波長により屈折率が異なるため幻日は虹色を帯びる。

火車

跳び上がり身体ごと垂直方向に回転(宙返り)して両手で切りつける。

火車

「水の呼吸」弐の型“水車”を彷彿とさせる。 

灼骨炎陽

前方全方位に渦巻く焔のような斬撃を放ち、広範囲を薙ぎ払う。

「炎の呼吸」肆ノ型 “盛炎のうねり”を彷彿とさせる。

堕姫の全方位を囲う逃げ場のない交叉の一撃”八重帯斬り”を一撃で切り捨てた。

陽華突

右手で持った刀の柄尻を左手の手のひらで押し上げるようにして、鋭い突きを放つ。

飛輪陽炎

独特の振り方によって切っ先が陽炎のように揺らぐ。そのため確実に避けたはずが、あたかも刀身が伸びたかのように錯覚させる。

飛輪陽炎

飛輪とは太陽の意。

斜陽転身

中空に円を描くように身を翻し、反転した体勢のまま横な斬り斬り払う。

突如視界から消失するとともに、回転による加速の乗った強力な一撃が発せられる。

静かで流麗ながら一撃必殺の威力を秘めた強力な技。

斜陽とは、西に傾いた太陽、あるいはその光。転じて夕日を意味する。

輝輝恩光

詳細は不明だが、おそらく上空から飛び降りる要領で刀に体重を乗せて切り落とす。その様はまるで垂直に立ち上る火柱のように見える。

切断面はまるで焼き切れたかのように熱を帯びる。

日暈の龍 頭舞い

幾つもの炎の円を繋ぐように、流れるように蛇行しながら斬撃を放つ。その軌跡はさながら炎の龍の如くである。 

日暈の龍 頭舞い

“暈”とは薄雲に映る光輪の意。

炎舞

炎舞は縦と横の二連撃。

同じ2連撃ではあるが”烈日紅鏡”とは異なり、一撃目は縦斬り、二撃目は横切りとなっている。

13番目の型

縁壱が「透き通る世界」を通して無惨の身体を透かし見た際に完成した型。

“円舞”から”炎舞”まで「ヒノカミ神楽」の12の型全てを繰り返すことにより、円環を成し13番目の型となる。

複数の脳と心臓を持ち、無限に再生を続ける無惨を倒すために完成された型。炭十郎が一晩中、「ヒノカミ神楽」の舞を繰り返し繰り返し舞続けていたのもこの型の存在があったためだと思われる。

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『鬼滅の刃』レビュー記事

第190話「心強い仲間」
第189話「心強い仲間」
第188話「悲痛な恋情」
第187話「無垢なる人」
第186話「古の記憶」
【第18巻】『鬼滅の刃』感想
第185話 「匂いのない世界」
第184話 「戦線離脱」
第183話 「鬩ぎ合い」
第182話 「激怒」
第181話 「大災」
第180話 「恢復」
第179話「兄を想い弟を想い」
第178話「手を伸ばしても手を伸ばしても」
第177話「弟」
第176話「侍」
“全集中の呼吸”
第175話「後生畏るべし」
第174話「赤い月夜に見た悪夢」
“全集中の呼吸” -花の呼吸-
“全集中の呼吸” -月の呼吸-
第173話「匪石ノ心が開く道」
第172話「弱者の可能性」
第171話「変ずる」
上弦の壱と「始まりの呼吸の剣士」の関係

『鬼滅の刃』考察

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