【鬼滅の刃】第204話「鬼のいない世界」感想

『鬼滅の刃』第204話感想
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『鬼滅の刃』第204話「鬼のいない世界」の感想です。
ついに戦いが終わり、今回のエピソードは炭治郎たちが療養している三ヶ月後の蝶屋敷から始まります。
…本当に終わったんですね。過去、予想外の展開を連発してきた『鬼滅の刃』ですから、まだもしかしたら…という危惧はあったのですが、このまま大団円となるのかな。
まあ、いろいろとありますが、まずは扉絵がね…。泣けるよ、ほんとに。赤い彼岸花を抱える炭治郎と禰豆子の後ろを過ぎ去っていく死んでいった仲間たち。
杏寿郎と小芭内の表情が見えないのは残念でしたね。珠世さんとしのぶが対面するような形で描かれているのもなんだか、印象的でした。
ただ、なぜ珠世だけは逆向きなのか…。愈史郎のこともなるし、次号の展開的にも、珠世はまだ話から退場しきっていないということなのかな…。
それでは、『鬼滅の刃』第204話「鬼のいない世界」の感想です。
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鬼殺隊、解散。
とりあえず、今回も書きたいことは盛りだくさんなのですが、あまり書きすぎるのも良くないので特に印象的だったことをいくつか…。
ということで、何をおいてもまずは”鬼殺隊 解散”。
これで本当に戦いが終わったのだと、実感が強まりましたね。解散を宣言したということは、先代御館様 耀哉の予想通り、無惨の消滅により他の鬼達も全て消滅したということでしょう。
三ヶ月の時間をおいているということは、そのあたりもきちんと調べた上でしょうから。

最後の柱合会議…。これも悲しかったなぁ。初めて炭治郎と禰豆子が連れてこられた時は9名の柱が集っていたのに、今ではたった2人。上述の扉絵を見た直後では尚更…。
鬼殺隊の解散を宣言した後、生き残った実弥と義勇の言葉に御館様としてではなく一人の子供として涙を流した輝利哉の姿には…涙腺が…。ここで、敬語になっているのがいいですよね。
産屋敷家も1000年の呪縛から解放され、輝利哉たちも重すぎる役割を終えたんですね。親の死を悼む余裕すら与えられなかった輝利哉たちもようやくただの子供として両親の死も悲しめるようになったわけですね。良かったねぇ。
輝利哉は天寿を全うできるようになったのかな。
それぞれの呼吸がこの先どうなっていくのかも気になりますね。
竈門家の「ヒノカミ神楽」は今後も受け継がれていくことと思いますが、そうなった縁壱と炭吉の約束や「日の呼吸」に関するエピソードを想うと、他の呼吸もまた形を変えて伝え続いてほしいものです。
蝶屋敷の穏やかな時間。
一方、蝶屋敷では、最終決戦で尽力した炭治郎の同期たちが療養しています。
そう考えると、すでに普通に動いている(包帯は巻いているけれど)実弥と義勇はさすが柱としか言いようがない。全くすごい人たちです。
善逸、伊之助は当然として、カナヲも無事で良かったですね。眼も全く見えないわけではないようですし。
ちなみに蝶屋敷には初代花の呼吸の剣士が植えた”必勝”の名を持つ桜が咲き誇っていました。
やはり『鬼滅の刃』が良いのは、こういう風に過去から連綿と続く顔もわからない幾多の人物たちの想いが積み重なっている…という、そういった想いのよすがが散りばめられているところも大きいのでしょうね。

ちなみに、桜の前で、その剣士に戦いが終わったことを伝えてあげたいというカナヲとそんな彼女を頬を染めて見ている炭治郎。
…あれ? 炭治郎側も?? これはこの2人のカップリングは進展ありですか??
炭治郎といえば、鬼化した際に再生した腕や眼はその機能を失ってしまっているようですが、なぜなんだろうか。ただ、今回のエピソードの最後の方では掃除や食事の際に左手を使っていたし、徐々に馴染んでいったということなのかな??
ちなみに、小芭内の相棒にして形見の鏑丸は、実弥からカナヲに託されたようです。鏑丸、生きてて良かった〜。
そして、蝶屋敷ではなんと意外な2人が..!!?
相変わらずな伊之助は、お腹が減っては厨房に盗み食いに入っているようですが(笑)
上弦の弐すらも倒した伊之助を相手に、毎回伊之助の侵入&盗み食いを即座に看破し捕まえるアオイがすごい!!
特に伊之助は皮膚感覚が優れているので、相手に気付かれないような隠密行動をさせれば右に出るものはいないはずなのに…。

しかも、わざわざ伊之助の盗み食い用に、別に専用のお盆を用意してくれる優しさと、なんというか相変わらずのテキパキっぷり。
アオイちゃんはいいお嫁さんになりそうですね。
それにしても、自分専用にご飯を用意してもらって喜ぶ伊之助が可愛いですね。盗み食いの際は主のかぶり物も頭の上にあげてるので、もはや幼い子供が着ぐるみ着ているようにしか見えない(笑)
ちょっと意外でしたが、この二人もくっつく可能性あり…な感じの描写でしたね。
そして、カナヲに鏑丸を託し去っていく風柱様。廊下でばったりと禰豆子と鉢合わせてしまった実弥はなかなか気まずそうでしたね。
何より禰豆子はさすが炭治郎の妹なだけあって性格がそっくりですからね。実弥は竈門兄妹には調子を狂わされっぱなしです(笑)
実弥が禰豆子にちゃんと(?)諸々を謝罪してから去っていったのは良かった。その際に禰豆子の頭を右手で撫でていったのが特に…。

柱合会議で禰豆子の鬼としての本性を暴かんとして、実弥が自傷して流血させて差し出したのも同じく右手でしたからね。
禰豆子の言葉に、弟 玄弥を思い起こした実弥の優しい表情も、以前とは全く異なったものでしたねェ。

なんとなく、もう実弥と竈門兄妹(他の面々も?)が交わることは今後ないような感じの去っていきかたでしたが、実弥はこの後どうするんでしょう。
実弥は唯一の肉親である玄弥も失い、鬼殺隊員の中でも親しい人物はいないような気もします。そもそも彼が認めていたであろう同格の柱たちはほぼ全員死んでしまっていますから…。まさしく天涯孤独(で見た目も一般社会に向いていない)な実弥が今後どうするのか…。
義勇さん、おはぎ持って会いにいってやれよ。
実弥に頭を撫でられてドキドキしていた禰豆子でしたが、その反応は一体??
ちなみに禰豆子が寝るのが好きなのはスヤ子さんの血なのかね(笑)
愈史郎とその後の物語は…。
最後のトピックはやはり愈史郎ですよ。
わざわざ、順序を入れ替えてこのトピックを最後に持ってきたのは、次号の舞台がさらに時代を経た現代になるからです。
とりあえず、まずは愈史郎の炭治郎への労いの言葉がじ〜んときました。あとあと、冗談で言ったとはぐらかしていましたが、愈史郎の偽らざる本心が語られた印象深い場面だったように思います。

ただ眼を見るに、愈史郎は未だ鬼の身であるようです。最愛の人を失い、さらにこの後 悠久の時を一人(茶々丸はいるけれど)で生きていかなくてはならなくなった愈史郎はこの後どうなるのでしょう。
炭治郎たちの前から姿を消してから、その消息も不明のようですしね。ただ、珠世が自分が鬼にして、さらに一人残されることとなる愈史郎に対してなにも残していないとも思えないですが…。
そもそもなぜ無惨も珠世も消滅した今、愈史郎は存在でき、かつ未だ鬼であるのか、という疑問も残りますね。珠世が行った鬼化の施術は無惨のように自分の血を分け与えるのではなく、もともと無惨を鬼にした平安の医師が作った薬の再現に近い方法だったのでしょうかね。
そして、次号の舞台が現代ということですから、戦いの終わりから約100年経過(作中舞台は大正)したことになります。
おそらく鬼殺隊のほとんど全員が死んでしまった後の時代。子孫たちに囲まれた炭治郎か禰豆子の大往生(炭治郎は最初の痣ものなので縁壱同様25では死なない可能性が…)あたりが描かれるのではないかと思っていますが…
今回ちょこちょこカップリング現象的なものがほのめかされたのは、それぞれの子孫が登場する…みたいな流れなのではないかな、と予想しています。
そんな中で、現代でも唯一確実に生きているであろうと思われるのが愈史郎な訳ですよね。
愈史郎がこの物語の最後でどういった役割を担うのか、非常にきになるところです。
それにしても、実弥と義勇、二人の痣ものは25歳で死んでしまうのでしょうか…。次が現代ということなので、その辺りは描かれないのだろうと思いますが…気になる。とりあえず、幸せな余生を過ごしてほしい。
というわけで、『鬼滅の刃』第204話「鬼のいない世界」の感想でした。
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