【漫画感想】『MIX』第112話「変わりなく」”投馬の父英介の死の影響。明青新チーム始動!!健丈は甲子園優勝!!?”あらすじ紹介&レビュー感想!!

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【あらすじ】
新生明青ストーリー、急転…!! 立花兄弟、高校2年の夏…! 勢南との熱戦の末、健丈の待つ東東京大会決勝へと駒を進めた明青学園!! あと、たったひとつで甲子園。しかし……

『MIX』第112話「変わりなく」あらすじ紹介&レビュー感想

第112話「変わりなく」あらすじ紹介

*『MIX』第112話「変わりなく」は2021年2月12日発売の『ゲッサン』2022年3月号に掲載されたエピソードです。リンクは記事下部にあります。

第112話「変わりなく」あらすじ紹介

投馬と走一郎の2度目の夏が終わった日、そして英介がこの世を去った日から時は流れ…。走一郎をキャプテンに新チームが始動した明青学園野球部。二階堂らに心配されながらも、エースとして変わらぬ調子で練習に取り組む投馬。ある日の練習の後、駒の家によって少し遊んでから帰るから晩御飯はいらないと走一郎に告げ、投馬は駒と連れ立って部室を後にする。そんな投馬の様子を見て、春夏は以前と変わりなく元気そうで何よりと話すのだったが…
“変わりはあるよ。でなきゃ今日がおふくろの誕生日だって事を忘れるはずはねえからな。”

内容&見どころ

普段通りに振る舞っているように見えて、やはり父 英介の死はいまだに投馬の心に大きな影を落としていますね。忘れるはずのない母 真弓の誕生日を忘れる投馬。投馬の心中は如何に…。そして、音美も元気がない様子。立花家の血のつながらない兄弟たちが英介の死をどう受け止めているのか、それぞれに直接的にセリフとして喋らせるわけでなく行動の端々に少しずつ仄めかしていく辺りは、さすがはあだち充節、と言ったところですね。さらに、今回のエピソードでは明青に勝利し、甲子園に出場した健丈のその後についても語られます。はたして健丈ナインの夏はどうだったのか?? 投馬たちの最後の一年、さらに熱い展開が待っています!!

*『MIX』第112話「変わりなく」は『ゲッサン』2022年1月号に掲載です。感想を読む前に、本編を読んでおきたいという方はまずは下記リンクから購入できます。

『ゲッサン』2022年3月号



『MIX』第112話「変わりなく」レビュー感想

*ここからはネタバレを含みます。

英介の死を受け止める立花家の兄弟たち。

英介の死が投馬たちに与えた影響は思いのほか大きいようですね。父を失うということはもちろんこれ以上ないほどに大きなことで、表面上はいつも通りを装っている投馬も英介の夢を見たり当たり前ですが、その悲しみは計り知れないものです。これまでの感想記事でも書いていますが、投馬はその悲しさを表面に出さないのが、より一層周りからするとつらいところです。

ただ、英介の死の影響はそれだけでなく…。どこか投馬と走一郎&音美との兄弟関係に埋められない溝のようなものができてしまっているような気がする…というのは考えすぎなのだろうか…。音実が元気がない(個人的には三田が音美の様子を見に来ていたのが嬉しかった)のは、もちろん英介を無くしたことへの悲しみもあるのでしょうが、それ以上に投馬や真弓の悲しみを間近に感じて…ということの方が強いんじゃないかな。兄妹として、家族として育ってきたと言っても、やはり亡くしたのが実の父かそうでないか、というのは両者の立場を決定的に違うものにします。これは走一郎に関しても言えることですね。

だからこそ、走一郎も投馬が真弓の誕生日を忘れていることを指摘しなかったのだろうし…。

ただここのあたりは、個人的に気になって仕方ないのですが、果たして投馬は本当に真弓の誕生日を”忘れた”のでしょうか。そして、走一郎のいう”変わり”とは春夏のいう”変わり”と同じ意味なのだろうか…。うまくは言えないのだけれど、春夏のいう”変わりなく”という場合の”変わり”というのは投馬が英介の死によって悲しみに暮れている云々という、いわば一時的な状態(?)のことについてかと思いますが、走一郎のいう”変わり”は家族として暮らしてきた自分達の間に英介の死をきっかけに何か二度と元に戻らないようなもっと根本的な変化が生じてしまった…みたいな意味なんじゃないかと深読みしてしまうのです。

というのも、上記の通り、投馬が真弓の誕生日を忘れているとは個人的には信じられない部分があるのです。投馬の性格からして、こんな時こそ…ね。前回のエピソードなどからも、ただ一人血のつがらない家族となってしまった投馬の孤独感のようなものが感じ取れました(実際に明記されてるわけではないので読み違えている可能性も…)。なので、投馬は真弓の誕生日と知っていながら、一人だけ異分子である自分がそこにいるべきではないとわざとすっぽかしたのではないだろうか…。

なんだか、そんな溝のようなものを感じるのですよねぇ。走一郎がいう”変わり”ってそういうことなんじゃ…。音美も投馬のそういった部分を少なからず感じているからこそ元気がないのではないのではないか…と。深読みしすぎならいいんだけれど、どうにもなかなか深く難しいテーマになってきました。

ただ、最後のページのアオリが予想以上に軽めだったので、そこまでシリアスに考える必要もないのかもしれませんけどね…。

健丈 赤井との因縁は3年目にっ!!

しかし、いろいろ抱えているとはいえ(というか抱えているからこそかな?)、投馬の闘志は消えていません。自らマウンドに立つことも、因縁のライバル(?)である赤井と戦うこともなく健丈に敗れてしまったあの夏の日。誰よりも投馬が悔しさを感じていたはず…。

赤井の”負けてくやしくねえ野球だったら やらねえ方がいい”はなかなかの名言ですね。

その赤井を擁する健丈の甲子園での戦績についても、今回のエピソードでは触れられています。投馬たちとは別の”もう一つの夏”の物語についてはここでは伏せておきますが…。こっちもこっちでまたいいんですよね。

とりあえず、投馬と走一郎の最後の夏はこれ以上ないほどに熱く盛り上がること請け合いの展開です!!

甲子園を経験して、また一段と磨きがかかったであろう天才 赤井智仁と、投馬、走一郎バッテリーの対決が今から楽しみですね!!


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Author: mangameshi

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