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『もののがたり』【第六十四話】神に隠された赤子。ぼたんの出生の秘密。|「神隠 カミカクシ」レビュー感想

2020年1月19日 - もののがたり
『もののがたり』【第六十四話】神に隠された赤子。ぼたんの出生の秘密。|「神隠 カミカクシ」レビュー感想

『もののがたり』最新刊情報

『もののがたり』第15巻

**2023年1月19日発売**
【あらすじ】常世と現世を繋ぐもの――“付喪神”。付喪神に奪われた青年・兵馬と付喪神を愛する少女・ぼたん。絆を深める二人の縁を引き裂くのは常世の奥底に生まれし存在“藁座廻”。門守の符術“鬼来迎”により召喚された、雅楽寮と八衢黒檀、そして挂の活躍により唐傘勢力を撃破していく塞眼たち。そして、婚礼調度は因縁の敵・時雨との最後の戦いを開始する――!! 絆と恋の付喪ノ語り、激闘必至の第十五巻。


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【もののがたり】第六十四話「神隠 カミカクシ」レビュー感想

『もののがたり』最新話レビュー感想!!

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『もののがたり』第六十四話感想

『もののがたり』第六十四話「神隠 カミカクシ」レビュー感想です。

〜一言あらすじ〜

ぼたんの出生の秘密。”神隠し”について辻豊穣の口から語られる。ボタンは魂が常世にさまよい出てしまった”神隠し”の状態で生まれ落ちてしまっていた。前代未聞の事態に塞眼御三家の代表が集まりが ぼたんの現世との”縁”を御三家の代表が揃いぼたんの魂を現世に引き戻すための反魂の儀式が行われる。

ついにぼたんの出生の秘密、そして現人神の秘密に迫ります!!物語の核心ですね。

2巻で一回だけ登場したぼたんの祖父も登場しまして…。それにしてもぼたんが”神隠し”にあっていたとはね。ますます面白くなってきましたよ!!

それでは、第六十四話「神隠 カミカクシ」の感想です!!

*『もののがたり』第六十四話「神隠 カミカクシ」は『ウルトラジャンプ』2020年2月号に掲載です。

\こちらから読めます!!/

『ウルトラジャンプ』2020年2月号

ぼたんの祖父朧は岐の塞眼だった!!?

まず、地味に驚いたのはぼたんが塞眼の、しかも岐の関係者だったとは。だから岐の管轄だったのですね。

そういえば、2巻冒頭で老人が赤ん坊のぼたんを婚礼調度に託す場面が描かれていましたね。あの老人がぼたんの祖父だったわけか。

ちなみに、あのシーンの唐傘が、藁座廻と関係あるのではないかと思っているのですよね…。まあ、今回とは関係無いけど。

ぼたんの祖父である朧は造兵の信頼する最古参の部下で、”マレビトを正しく導く”立派な塞眼だったようです。現在は故人ですが、造兵が兵馬を長月家に行かせたのはそういう縁もあってのことだったのかも。

それにしてもぼたんの家族(人間の)が出てくるのはなんだか不思議な感覚ですね。今までぼたんには肉親はいないものと思っていたので…。朧は婚礼調度にボタンを託してすでに亡くなっていますし、両親については鏡も知らないと言っていましたからね。

『もののがたり』第六十四話「神隠 カミカクシ」より引用

ぼたんの両親は現人神関連でぼたんから距離を取らざるを得ないのかと思っていたのですが…。ぼたんの家族が出てこないことと、出生時の”神隠し”と関係があるのかな。

もしかしてぼたんを救うために命を落としているのか?ぼたんにとって苛烈な内容ってそういうこと??

それだと、朧が一人でぼたんを育てていたというのも納得ですね。というか、朧自身も”神隠し”の際にボタンを救うために何かしらのリスクを犯しているのでは??

これまでの話からすると、朧が命を落とすのはぼたん出生の3年後(?)のはずですが、まだシャンとしている朧がそんな急になくなるとは…。それに、ぼたんを婚礼調度に託しているということは自分の死を予見していたようにも思えますし…。

ぼたんの家族はぼたんの反魂の際に、常世に魂を持っていかれてしまった…とかかな。

ぼたんと神隠し!!?

それにしても、ぼたんが神隠しにあっていたとは…。

『もののがたり』における”神隠し”の概念については本誌でしっかり説明されていたので、ここでは省きますが…。

ざっくりいうと付喪神の逆ということです。常世に魂が引かれてしまった状態のこと。

これは意外でしたね。てっきり他の付喪神同様にぼたんも常世からさまよい出てきたマレビトに憑かれてしまったのだとばかり思っていたのですが…。

『もののがたり』第六十四話「神隠 カミカクシ」より引用

この感じだと、常世に彷徨い出たぼたんの魂を現世に引き戻す際に引っ張ってきてしまった…的な展開が予想されますね。

ちなみに、ぼたん救出に際して若かりし日の黒壇が雅楽寮に”始まりを見せてやる”という場面がありましたが、黒壇がぼたんにマレビトを宿させるために何かしらの細工を施した可能性は大いにありそうです。

2巻で羽織がぼたんのことを兵馬に説明する際に、”そしてそれを 確かめようとする人もまた いた”と話していましたからね。

ぼたんの現人神化は偶然ではなく、人為的なものなんだろうなぁ。

そもそもこの時点で黒壇はもう唐傘と接触しているのだろうか…??

ぼたんと神隠し!!?

ぼたんの魂を現世に導くために現世との”縁”として、人や物をかき集めるわけですが、その際に婚礼調度が出てきたのはやはりわかってはいてもジーンとくるものがありますね。

この段階では婚礼調度はまだただの”もの”である婚礼調度のようですね。

もしかして、ぼたんを常世から現世に導く際に、のちに婚礼調度となるマレビトたちを連れてきてしまうのかな??

『もののがたり』第六十四話「神隠 カミカクシ」より引用

しかし、ぼたんの魂を導くためとはいえ、一般人にこのことが知られてしまっても大丈夫なものなのかな…??

まあ、なんとかするんだろうけど。

幼い時の兵馬も描かれていましたが、この頃から目つきの悪さの片鱗が現れてますね(笑)

それに、隼人と鼓吹も登場しましたよ。幼児のくせに隼人はクソ生意気ですね。さすがは天才(笑笑)

果たして御三家投手そろい踏みで行われるぼたんの反魂術とはどのようなものなのか!!?そして一体何が起きるのか!!?

『もののがたり』第六十四話「神隠 カミカクシ」は『ウルトラジャンプ』2020年2月号で読めます!!

\こちらから読めます!!/

『ウルトラジャンプ』2020年2月号

本エピソード収録巻

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『もののがたり』第15巻

**2023年1月19日発売**
【あらすじ】常世と現世を繋ぐもの――“付喪神”。付喪神に奪われた青年・兵馬と付喪神を愛する少女・ぼたん。絆を深める二人の縁を引き裂くのは常世の奥底に生まれし存在“藁座廻”。門守の符術“鬼来迎”により召喚された、雅楽寮と八衢黒檀、そして挂の活躍により唐傘勢力を撃破していく塞眼たち。そして、婚礼調度は因縁の敵・時雨との最後の戦いを開始する――!! 絆と恋の付喪ノ語り、激闘必至の第十五巻。


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