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『もののがたり』【第六十六話】長月ぼたんは恋をしている。新たな戦いの予感!!|「恋心 コイゴコロ」レビュー感想

2020年3月19日 - もののがたり
『もののがたり』【第六十六話】長月ぼたんは恋をしている。新たな戦いの予感!!|「恋心 コイゴコロ」レビュー感想

『もののがたり』最新刊情報

『もののがたり』第15巻

**2023年1月19日発売**
【あらすじ】常世と現世を繋ぐもの――“付喪神”。付喪神に奪われた青年・兵馬と付喪神を愛する少女・ぼたん。絆を深める二人の縁を引き裂くのは常世の奥底に生まれし存在“藁座廻”。門守の符術“鬼来迎”により召喚された、雅楽寮と八衢黒檀、そして挂の活躍により唐傘勢力を撃破していく塞眼たち。そして、婚礼調度は因縁の敵・時雨との最後の戦いを開始する――!! 絆と恋の付喪ノ語り、激闘必至の第十五巻。


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【もののがたり】第六十六話「恋心 コイゴコロ」レビュー感想

『もののがたり』最新話レビュー感想!!

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『もののがたり』第六十六話「恋心 コイゴコロ」レビュー感想

『もののがたり』第六十六話「恋心 コイゴコロ」レビュー感想です。

〜一言あらすじ〜

塞眼御三家の一角辻家当主 辻豊穣が語った ぼたんの出生の秘密。そして現人神の顕現を抑えるためにぼたんに必要なものは ぼたん を ぼたんとしてとどめることのできる新たな形の縁だとい…う。”付喪神に彩られた二人の恋物語”が走り出す!! 一方、唐傘討伐隊の思わぬ形の帰還に、新たな戦いの予感が…。

ついに、ぼたんと兵馬の恋の物語に進展がっ!!? 一方で、黒壇との戦いが終わり、間もない にもかかわらず新たな決戦の火蓋が切り落とされました!!

というわけで、怒涛の盛り上がりを見せる『もののがたり』第六十六話「恋心 コイゴコロ」の感想です!!

*『もののがたり』第六十六話「恋心 コイゴコロ」は『ウルトラジャンプ』2020年4号に掲載です。

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『ウルトラジャンプ』2020年4月号

現人神への対抗策は…。

さて、前話「縁起 エンギ」にて、ついに ぼたんの出生の秘密が明かされましたね。人と人の善意の縁でつながれた ぼたんと現世の繫り。

悲しくもその縁は骨肉の争いの果てに崩れてしまいましたが、ぼたんの中にいるマレビトの顕現を抑えるために、今度はぼたん自身の手で縁を紡ぎます。

ぼたんをぼたんとして現世に引き止めるものは、やはり人の縁なんですね。もちろん 彼女を現世とつなぐのは”あの人”以外いませんよね!!

さあ、恋物語が加速するか!!? と、とりあえずその辺りの甘酸っぱい展開には後で感想を書くとして、まずは挂と豊穣の会話が少々気になったのでそのあたりをば…。

とりあえず、挂さま が色恋の機微をご存知とは少々驚きました(笑)

『もののがたり』第六十六話「恋心 コイゴコロ」より引用

というか、こないだから ちょこちょこ思っているのですが、挂って神域に封じられているのではなかったでしたっけ? 豊穣の書斎に普通にいるように見えるのは目の錯覚だろうか? 斎がそばにいるのでしょうか…。

挂は縁を鍵とする現人神封じに”求めることに疎い”ぼたんの性質はこれ以上ない不安要素であり、賭けは分が悪いと考えている様子。とはいえ、それでは面白くないからと…というあたりはさすがです(笑)

ちなみに挂の兵馬への評価はなかなか高いみたいですね。縁とは双方向のもの、つまり相手次第でもあるのが面白いところです。さあ、どうなるやら。

もしこの賭けに負けた場合について、豊穣さんがやや不穏なことをおっしゃっていましたが…。

ああいう発言が出るということは、最悪の事態に際して、まだ他に奥の手があるということなのでしょうかね。つまり、正面から相対して現人神に勝ち得るだけの手が…。

正直、唐傘相手にも手間取っている状況で、現人神を相手にできるとは思えませんが…。

長月ぼたん は恋をしている…。

さて、もちろん辻豊穣がいう新しい形の縁というのは”愛縁”です。

過去のトラウマから、それを求めることが自分にとっていかに困難なことなのかを想う ぼたんの眼の”遠さ”は…。

一方のお相手は豊穣の言ったことを理解してすらいません(笑)

兵馬さん、がっかりだよ!! 挂様もこの鈍感男に何を期待していたんだよっ!!…とは、ならない。

こんな兵馬さんだからこそ、ぼたんも信頼できるというもの。なのでこの相変わらずの鈍感っぷりこそが、むしろ頼もしい!!さすが、兵馬さん!! 開き直りっぷりもいっそ清々しい(笑)

『もののがたり』第六十六話「恋心 コイゴコロ」より引用

そして、今回 兵馬さんの”ならば”節は かっこいいの一言でした。

“君は恐れてはいるものの 誰かを信じることはできる”から始まり…。相変わらずの兵馬さんのまっすぐさが光るお言葉でした。

『もののがたり』史上でも屈指の名シーンだったのではないでしょうか。

“何度でも護ってみせる”のあたりはもはやプロポーズですけど。ここまで言われて恋に落ちるなっていう方が無理な話ですね(笑)

付喪神に彩られた二人の恋物語『もののがたり』の真骨頂ですね〜!!

特に”ならば ぼたん”の後の台詞回しにはしびれましたよ。

そして、自分の全てを受け入れてもらい、”心のままに…”と言われたぼたんが選んだ答えは!!?

すみれちゃんが可愛すぎる…。

ちなみに 余談ですが、ぼたんが恋に落ちている事は、もはや周知の事実でしたね。

“衝動はそれすら越えて体を突き動かすもの”

これまでの ぼたんであれば 諦めが勝って体が動かなかったけれど、今のぼたんなら…。そんな ぼたんの変化を語る鏡と、婚礼調度たちの表情はなんだかグッときましたね。

『もののがたり』第六十六話「恋心 コイゴコロ」より引用

それにしても、すみれちゃんが可愛すぎるのですが…。

豊穣の話の真意が理解できていなかった安定のすみれちゃん。彼女のこっち方面の疎さは兵馬に勝るとも劣りませんね。しかも、愛とか恋とかの話題で頬を染めてしまうほどのウブっぷり。

いやいや、その辺を素直に表に出してしまうのがとても良いです◎

以前にも披露した、最後の最後でキメきれないドジっ子っぷりも含めて、すみれちゃんの魅力がうなぎのぼり中です。

ゆりちゃんの恋話好きな感じもいいですよね、素が出ている感じで。次世代 御三家の関係性は良好そうです。

新たな戦いの予兆。帰還せし戦士たちの瞳は…。

と、ぼたんと兵馬の恋の物語に進展が見られた今回のお話でした。

…が、今月号の『もののがたり』それだけでは終わりません!!

突如次元の狭間(?)から、ぼたんと兵馬の前と豊穣の書斎に現れた敵。黒壇の件も終わって間もない中、新たな戦いの予感です。

それにしても…

『もののがたり』第六十六話「恋心 コイゴコロ」より引用

豊穣の書斎の方に現れた人物は岐主鷹ですよね??

兵馬のはとこで唐傘討伐隊として召集された塞眼の最高戦力のうちの一人のはず…。

そして主鷹の眼の波紋文様が意味するのは…つまりはそういう事ですよね。

となると、ぼたんと兵馬の方に現れた2人も…。その上で改めて見ると、はっきりとは描かれていないもの奥側の人物は、じいさん!!?

期せぬ形での討伐隊の帰還で、唐傘との新たな戦いの火蓋が切り落とされたようです。しかし、岐のじいさんも含めてあの戦力が唐傘に負け、乗っ取られたのだとしたら…。

なかなかマズそうですね。そもそも御三家の一角 八衢家当主 黒壇の死によって塞眼勢も慌ただしくしている最中ですからね。岐家当主である造兵まで…となると。

それに、椿は大丈夫なのでしょうか。あの椿が簡単にやられるとは思いませんが…。一体、どうなる!!?

「もののがたり」第六十六話「恋心 コイゴコロ」『ウルトラジャンプ』2020年4月号収録です。

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『ウルトラジャンプ』2020年4月号

本エピソード収録巻

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『もののがたり』第15巻

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【あらすじ】常世と現世を繋ぐもの――“付喪神”。付喪神に奪われた青年・兵馬と付喪神を愛する少女・ぼたん。絆を深める二人の縁を引き裂くのは常世の奥底に生まれし存在“藁座廻”。門守の符術“鬼来迎”により召喚された、雅楽寮と八衢黒檀、そして挂の活躍により唐傘勢力を撃破していく塞眼たち。そして、婚礼調度は因縁の敵・時雨との最後の戦いを開始する――!! 絆と恋の付喪ノ語り、激闘必至の第十五巻。


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