『もののがたり』最新刊情報
『もののがたり』第15巻
**2023年1月19日発売**
【あらすじ】常世と現世を繋ぐもの――“付喪神”。付喪神に奪われた青年・兵馬と付喪神を愛する少女・ぼたん。絆を深める二人の縁を引き裂くのは常世の奥底に生まれし存在“藁座廻”。門守の符術“鬼来迎”により召喚された、雅楽寮と八衢黒檀、そして挂の活躍により唐傘勢力を撃破していく塞眼たち。そして、婚礼調度は因縁の敵・時雨との最後の戦いを開始する――!! 絆と恋の付喪ノ語り、激闘必至の第十五巻。
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【もののがたり】第六十九話「鼓動 コドウ」レビュー感想
『もののがたり』最新話レビュー感想!!
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『もののがたり』第六十九話「鼓動 コドウ」感想
『もののがたり』第六十九話「鼓動 コドウ」レビュー感想です。
〜一言あらすじ〜
強襲してきた唐傘衆(元討伐隊)をそれぞれに鎮圧したかにみえた塞眼勢だったが、”藁座廻”の真の思惑は別にあったのだった。取り込んだ塞眼の身体を介することで結界をくぐり抜け、長月家、辻家に次々と現れる藁座廻たち。彼らの真の標的は…。隼人の肉体を奪った藁座廻”天日”が兵馬の元に現れ、時を同じくして造兵の身にも異変が生じる。そして”ある人物”の出現により、兵馬にさらなる絶望が畳み掛けるのだった。
うぉぉぉ、ここにきて登場したか〜。まさしく満を持しての登場といった感じ。それにしても、これはまた兵馬には酷すぎる展開ですねぇ。
しかし、これ以上ないほどの演出というか、なんというか…。とにかく、ストーリとしては本当に最高です。
ただ、はっきり言って現状では兵馬に活路は皆無です。椿姐さん、来てくれ〜。
というわけで、第六十九話「鼓動 コドウ」の感想です!!
*『もののがたり』第六十九話「鼓動 コドウ」は『ウルトラジャンプ』2020年8月号に掲載です。
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『ウルトラジャンプ』2020年8月号
“藁座廻”襲来!! 形勢逆転か…。
いやいや、そういうことだったのか〜。唐傘、というか藁座廻の真の狙いは取り込んだ討伐隊の面々の体を使って長月家、辻家両家に張られた結界を潜り抜けることだったのか…。
前回のお話ででてきた豊穣の”気付き”と羽織の感じた”妙な感じ”というのは、このことだったってことでいいのかな。
しかし、そうしたら ますますもって、主鷹たちは使い捨てられたということかぁ。なんだかなぁ。まぁ、弱肉強食の勝負の世界だから仕方ないんだけどね。
それにしても、今月も挂様の圧倒的強者感よ。かっこよすぎるでしょ。藁座廻相手にも完全に上手なのね。
ただね、斎が人(付喪神)質に取られちゃった(…いや、結果人質どころの騒ぎじゃない事態になったのですけどね)のが心配ですね。
とはいえ、この圧倒的不利な状況で挂は相変わらずの不敵さを湛えた表情のままですから、大丈夫なのだろうけどね。今までの二人の感じからすると、挂が斎を見捨てることはないだろうし、何か策があるのかな。
それにしても…。あの藁座廻、やっぱりオネエだったのか(笑)
それはそうと一つ安心したのは、扉絵で天日の背後に描かれた”塞眼の身体”のストックの中には椿のシルエットがなかったことですね。
討伐隊の精鋭たちが皆返り討ちにあっていることから考えても椿も相応のダメージを負ってはいるのでしょうが。というか、椿がまだ戦える状況なら1人で引き下がるとも思えないし、藁座廻たちもこんな余裕をもって奇襲なんてできなかろうからね〜。
藁座廻の思惑は…。
一応、今回の藁座廻たちの目的は挂と兵馬だということでいいのかな。交戦中に羽織も藁座廻にぼたんを付け狙う理由(現人神を顕現させて何を行おうとしているのか)を問いただしていますが、どうにも彼らの行動は目的がはっきりとしないんですよね。出されている情報が少なすぎて…。
ただ、藁座廻たちには彼らなりの確たる目的はあるみたいなんですよね。ちなみに今回彼らが残した意味深な言葉は”藁座廻はすべてを喰らい 突き進む お前たちはせいぜい翻弄されろ”というもの。う〜む、現人神をも喰らおうとしているわけではなかろうよなぁ。うむ、絶賛翻弄されまくり中ですよ(笑)
ただ、今回は少なくとも天日(隼人の身体を使う唐傘)の思惑に乗って藁座廻たちは動いているようですね。
婚礼調度との戦闘も、あくまでぼたん(というより兵馬?)の元に彼らを行かせないための足止めで、本気で殺そう(破壊しよう)という気はないようですし…。
ぼたんと兵馬の元には天日自らが出向いてきたことからも、やはり今回の藁座廻の目的は兵馬と挂みたいですね。
押し寄せる絶望の渦。兵馬に迫る天日の魔の手。
そんな兵馬ですが、正直ね。これは酷すぎますね。前話までは、造兵も無事だし、自分が慕っていた主鷹と戦わなくてよかったし、まだ菫ちゃんよりはマシだ、なんて思っていたのですが…。
それどころじゃなかった。というか、これはきつすぎる。正直、戦いの場(しかもよりによって唐傘との戦い)に ぼたんがいるのは危険極まりないですが、今回ばかりは ぼたんがいてよかったでしょう。兵馬一人だったら、こんなの戦うまでもなく 心が壊れちまうよ。
というか、造兵どうなってんの?半分だけなの?いや半分だけってどういうことなの??そもそも、生きた人間に付喪神がついたら現人神になっちゃうんじゃないの??
それにしても兵馬を潰すために天日自身が自ら出張ってくるとは…。しかもここまで最悪のシナリオを携えてくるなんて…。おそらく天日は隼人の記憶も持っているのでしょうけれど、それゆえに天日自身も兵馬に執着しているのだろうか。
そして、兵馬にとってさらなる絶望が押し寄せましたねぇ。もう1人の驚くべき人物、5人目の藁座廻。この人物がね、ここにきて…、というよりもむしろ、なぜ今まで登場しなかったのか…という感じですが。
そりゃ、まあいないわけないよな。むしろほんとにどうして作中でも今まで取沙汰されなかったのかがおかしかったんですよね。というか、とりあえず超絶美人さんですねぇ。
それにしても、まさか こんな形で兵馬の敵討ちの舞台が整うことになるとは…。しかし、このままでは100%兵馬には勝ち目はありませんよ。はやくきてくれ椿姐さん。
「もののがたり」第六十九話「鼓動 コドウ」『ウルトラジャンプ』2020年8月号収録です。
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『ウルトラジャンプ』2020年8月号
本エピソード収録巻
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『もののがたり』第15巻
**2023年1月19日発売**
【あらすじ】常世と現世を繋ぐもの――“付喪神”。付喪神に奪われた青年・兵馬と付喪神を愛する少女・ぼたん。絆を深める二人の縁を引き裂くのは常世の奥底に生まれし存在“藁座廻”。門守の符術“鬼来迎”により召喚された、雅楽寮と八衢黒檀、そして挂の活躍により唐傘勢力を撃破していく塞眼たち。そして、婚礼調度は因縁の敵・時雨との最後の戦いを開始する――!! 絆と恋の付喪ノ語り、激闘必至の第十五巻。
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