

『もののがたり』最新刊情報

『もののがたり』第15巻
**2023年1月19日発売**
【あらすじ】常世と現世を繋ぐもの――“付喪神”。付喪神に奪われた青年・兵馬と付喪神を愛する少女・ぼたん。絆を深める二人の縁を引き裂くのは常世の奥底に生まれし存在“藁座廻”。門守の符術“鬼来迎”により召喚された、雅楽寮と八衢黒檀、そして挂の活躍により唐傘勢力を撃破していく塞眼たち。そして、婚礼調度は因縁の敵・時雨との最後の戦いを開始する――!! 絆と恋の付喪ノ語り、激闘必至の第十五巻。
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『もののがたり』第七十五話「常世 トコヨ」あらすじ&レビュー感想
『もののがたり』最新話レビュー感想!!
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『もののがたり』第七十五話「常世 トコヨ」あらすじ
まずは『もののがたり』第七十五話「常世 トコヨ」 のあらすじを紹介します。
*2021年1月19日発売の『ウルトラジャンプ』2021年2月号に収録されたエピソードです。
【第七十四話「追想 ツイソウ」あらすじ】

藁座廻したちに連れ去られたぼたんは常世と現世の間、”黄泉比良坂”で目を覚ます。目覚めたぼたんに、藁座廻し”凩”は自分たちのように輪廻から外れた「モノノ怪」を付喪神という形で救済するためだと言う理想を語るが、ぼたんはその嘘を見抜き協力を断る。決して折れることのないぼたんに対し、藁座廻したちは”現人神”の憑座であるぼたんの魂を削ぎ落とすため、”反魂”を儀式を始めるのだった。一方、現世では”反魂”の影響か、付喪神たちが異変を感じ取れるほどに、確実に常世寄りの付喪神の魔の手が伸び始めていた。肉薄する危機に塞眼陣営は最後の望みを託して兵馬を筆頭に次期御三家当主、婚礼調度、門守代表、八街紅緋を藁座廻したちのいる”境界”へと送り込むのだった。
というのが、第七十五話「常世 トコヨ」のざっくりとしたあらすじです!!
いざ、唐傘陣営との全面戦争ですね。それにしてもぼたんは大丈夫かな。”反魂”は痛みを伴うとのこと、耐えるのもかなりの苦行だろうと予想されます。ただ一方で、次期御三家当主の全面共闘はテンションが上がりますね。菫も白百合もどちらも当主としての神髄を会得して参戦しているだろうから、今後の展開は楽しみでしかないですね。
*『もののがたり』第七十五話「常世 トコヨ」は『ウルトラジャンプ』2021年2月号に掲載です。
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『ウルトラジャンプ』2021年2月号
第七十五話「常世 トコヨ」レビュー感想
ぼたんの魂をそぎ落とす”反魂”の儀式…
さて、厳しい状況ですね。正直、唐傘たちの”反魂”まで、まだもう少し時間的な猶予があるかと思っていましたが、連れ去られたぼたんが目を覚ますや否や儀式を始めるとは…。しかも、凩が言うには”反魂”は痛みを伴うのだと言います。
もちろん、ぼたんが自分を手放すなんてことはあり得ないでしょうが、肉体の方が苦痛に耐えられるのか心配なところです。
唐傘側の描写と塞眼側での描写での時間関係も気になりますしね。唐傘側の描写ではぼたんは目を覚ましたばかりなので連れ去られてからあまり時間が経っていないと考えられますが、塞眼側の描写は八街、辻の修行や符術への対応策作りと、どれだけ早くとも数日は経過しているはずです(そもそも方針決定時点で唐傘襲来から数日経っている)。
このタイムラグ、心配ですね。つまりぼたんは現世における時間にして少なくとも数日は”反魂”によって魂を削ぎ落とされる苦痛に耐えなくてはならないということですから…。しかも、敵の渦中にただ1人で。

正直、”現人神”の憑座ということでぼたん自身は当面の間、危害を加えられることなく大切に扱われるのではないかと思っていたのですけど。そう甘くはありませんでしたね。
考えてみれば、造兵も取り込んでいるのだから、黒壇が黙していたであろう”反魂”の術式もすでに全て唐傘側の手の内にあるわけですものね。しかも、引き手も御三家分全て揃っているし、藁座廻したちが”反魂”を始めない理由はありませんよね。
現世への常世の(?)侵食が進んでいることから考えても、既にぼたんはだいぶ魂を削がれているのだろうなぁ。兵馬、間に合えよ!!
現世へと滲み出る常世の魔の手…。
“反魂”の影響なのか、常世からの禍々しい瘴気が現世にも侵食し始めています。その侵食度合いは少なくとも付喪神たちにはそれが感じられるほど…。
そうなれば現世にいる付喪神たちもただ傍観しているわけにはいきません。久しぶりに登場したの”常世寄り”の代表格 煽と袿。この2人、いい感じに緩めてくれて個人的に結構好きなキャラです。
煽の “まぁ だからこそ仕方ねぇんだよな これからの為にゃ 今頑張るしかないのよな” のセリフも良いですよね。らしさも出ているし。
…なんとなく、常世の瘴気の現世への侵食だとか、このセリフとか、現在世間を賑わしているあのウィルスを思い出してしまうのは私だけだろうか…。まあ、いいや。

ところで、煽に言わせれば、”常世寄り”の付喪神は”付喪神のガワを被っているだけのヨソ者”らしい。なんとなくこの発言からすると凩が自分たちが「モノノ怪」であり、”付喪神というイレギュラーな形で躙り出る”と言っていたこととも繋がるんですよね。そうすると、凩がぼたんに話した内容も、全てが全て”嘘”ではなかったということになりそうですね。
だとすると”現人神”はどちらなのだろうか。”現世寄り”だろうが、”器寄り”だろうが、”常世寄り”だろうが、等しく”現人神”の前には跪くわけで…。そもそも”現人神”は神なのだろうか。それに塞神も謎です。う〜ん、日本神話的にいうと、”現人神”は黄泉津大神ことイザナミあたりになるのだろうか??
とにかく、常世寄りの付喪神たちも今回の唐傘侵攻になんらかの行動を起こすようですね。煽と袿のいう”やれるだけのこと”というのがどういうことを言っているのか、楽しみですね。
いざ、ぼたんの元へ。兵馬率いる新生討伐隊、始動!!
そして、立ち向かう覚悟を決めているのは塞眼も同じです。ついに、新 討伐隊が組まれ、唐傘たちのいる境界”黄泉比良坂”へと足を踏み込みます。
討伐隊の編成は、現状考えうる最強戦力です。岐兵馬、八街菫、辻白百合の御三家次期当主陣に加え、京都三大付喪神が一つ 婚礼調度、そして符術百段 門守代表と賽眼最強 八街紅緋が続きます。
菫ちゃんもユリちゃんも、それぞれに次期当主として全てを叩き込まれてきているはずですから、彼女らのさらなる活躍に期待が膨らみます。そして、実質初めてとなる御三家次期当主たちの全面的な共闘は楽しみで胸が高鳴りますね。

兵馬もさらに一層引き締まったようですし…。満を辞しての大将、今度こそは”自他ともに認める守りっぷり”を見せてくれ!!
ただ、この中の誰かしらはおそらく命を落とすだろうし、壊されるのだろう、と考えると…。個人的には薙が一番可能性が高い気がして心配しています。婚礼調度は皆揃ってぼたんが幸せになる瞬間に居合わせなきゃいけないんだからね。
それと、門守代表が直々についてきているのですが、もちろん符術において並ぶものがいない実力あってのことだろうけど、やっぱり椿関連ですよね。椿についてもどうなっているのか非常に気になります。実際に唐傘に喰われた姿は描かれましたが、唐傘陣営に姿はないしただ単純に喰われただけとは思えない点もあります(もしかしたら黒壇のように両者の意志が共存しているとか、あるいは逆に唐傘の意識を食ってしまったとか??)。椿がただただやられるなんて展開はあり得ないだろうから、彼女が今後どう絡んでくるかも目が離せませんね。
それにしても、これどうやって境界に入り込むのだろうか。少なくとも塞眼は皆、肉体を持つ人間ですからね。次元の扉が開く…みたいな感じなのかな?
*「もののがたり」第七十五話「常世 トコヨ」『ウルトラジャンプ』2021年2月号収録です。
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『ウルトラジャンプ』2021年2月号
『もののがたり』最新刊
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『もののがたり』第15巻
**2023年1月19日発売**
【あらすじ】常世と現世を繋ぐもの――“付喪神”。付喪神に奪われた青年・兵馬と付喪神を愛する少女・ぼたん。絆を深める二人の縁を引き裂くのは常世の奥底に生まれし存在“藁座廻”。門守の符術“鬼来迎”により召喚された、雅楽寮と八衢黒檀、そして挂の活躍により唐傘勢力を撃破していく塞眼たち。そして、婚礼調度は因縁の敵・時雨との最後の戦いを開始する――!! 絆と恋の付喪ノ語り、激闘必至の第十五巻。
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