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京都三大付喪神”佐野の大具足”。最強の一角にして格式高き異例の付喪神。:『もののがたり』まとめ

2023年1月15日 - もののがたり
京都三大付喪神”佐野の大具足”。最強の一角にして格式高き異例の付喪神。:『もののがたり』まとめ

・京都三大付喪神”佐野の大具足”

京都三大付喪神の一つにして最強の一角。三大付喪神の中では唯一単体でその地位に座す。三大付喪神”佐野の大具足”とは”挂”のことだけを指すが、彼を封じる役割を担っている”斎”とともに常に二人で行動している。挂と斎の間には主従関係にも似た強い絆が存在しており、両人の関係性は非常に良好なものであるようである。

賽眼御三家の一つ辻家の預かりとなっているが、規格外すぎるため普段は斎の力で神域に封じられており、”特例”としてのお務めなどはない。本来 塞眼たちの手に余るほどに強力な付喪神であり、本人も元々現世の動乱も自身とはさほど関わりのないこととして興味を持っていないが、辻豊穣をはじめとする塞眼陣営の者たちを話し相手として気に入っているため力を貸しているという状況である。

神域に封じられる代わりに暇つぶしとして”遊び相手はいつ誰を指定しようが構わない”という条件を当時の塞眼当主との間でかわしている。ちなみに、挂の暇つぶし相手に選ばれた場合下手をするととてつもなく長い時間を拘束され、噂によると最長で十数年付き合わされた例もあるらしい。

また、神域に封じられているとはいえ、その役割を担う斎が挂を慕っており、基本的には挂側についているため、挂が兵馬に興味を示した際に現世へと”戯れ”に現れているなど、制限はあるものの比較的 自由に楽しく過ごしているらしい。

“挂(かい)”

大具足の付喪神。塞眼の文献曰く、現れたのは江戸時代初期とのこと。太古の武具に魂を宿した文字通り格式の高い付喪神。通常一つの器にしか憑依しない”マレビト”が、太古の武具が揃った”一式”を一単位の器として宿り生まれた異例の付喪神。元々”一式”のものでありながら、それぞれの調度品にマレビトが憑いて生まれた”長月の婚礼調度”とは対照的な存在。

付喪神としての力は、他を隔絶するほどに強大もので、初めはその戦力を買われて”特例”となるも、後にその力を恐れられ神域に封じられることになったという逸話を持つ。普段は緊急時に備えて神域で力を蓄えているらしい。実際、同じく三大付喪神の一角である”長月の婚礼調度”の薙をもってして”一対一でやりあえるとは思わない”と言わしめる実力者で、まさしく最強の一角。

作中でもジョーカー的な扱いの最強格の存在であり、その強さに単体で比肩すると考えられるのは、同じく最強の一角と評される”特例最古参”辻家由来 引手の付喪神 塵外師範 くらいのものだと思われる(ただし作中の戦歴描写的には挂の方がまだ数段上手に思える)。

格式の高い付喪神というだけあり、付喪神の中でも別格の空気感を放ち、非常に尊大かつ不遜。更に、達観した物の見方をしてり、現世の動乱すらもその悠久な生における”束の間の享楽には成り得ても些事にすぎん”と捉えている。

その能力は、自在に刀、槍、弓、兜、甲冑の袖を生成し、果ては無数の巨大な歩兵、弓兵までを具現化するという、まさしく常軌を逸したものである。

更にはそれらの巨兵すらも挂にとっては”小出し”の範疇であり、挂の本気はそれらの小出しにした兵達を再構築することで圧倒的質量の巨大な騎馬兵を具現化することである。ただし、これらの力は必ずしもリスクを負わない物ではないようで、大量に具現化した後 指先が消えている描写がなされており、一度に具現化できる量には上限があるようである。(とは言っても、その上限自体が並はずれているのだが…)

ちなみに、自身の間合いの中であれば、相手の体内にすら武器を生成できるという反則技も持つ。

神域に封じられていることに関しては特に不満を感じることもなく楽しんでいるようで、己を封じている斎のことも自らの付き人のように扱い、大切にしているようで斎に対して非常に甘い面も見せる。凩との戦いで本気を出したのも、斎の”あの無礼な唐傘に 格の違いを思い知らせてやってください”との頼みを聞いてのことだったらしい。

ちなみに、凩曰く、圧倒的な強さを誇る挂の唯一の欠点は”結界への対抗手段を持たない”ことらしい。

“斎(いつき)”

玉垣の付喪神。幼い少女の外見をしているが、挂を封じることのできる数少ない存在。

その能力は神域を作り出し、相手をその中に閉じ込めるというものであり、”特例”として挂を封じる役目を担う。普段は挂と共に神域に閉じこもっている。

封印対象である挂に対しては、挂様と呼び慕っており、挂の”戯れ”を邪魔しようとするものや、挂を侮辱するものには敵意を隠さない…のだが、本人は見た目通り至って非力で戦闘はまるでできない。挂と兵馬の戦いに介入しようとする薙と硯に挑み、薙に指先で額を弾かれただけで目を回す描写がある。ちなみに、その後は挂の服の袖にくるまりながら薙を睨みつけていた。

お務め故に挂の封印任務は最低限 遂行し、また彼の度の過ぎた行動を嗜めたりもするが、彼女の中での最優先は挂の”楽しみ”であるようで、挂が望めば 比較的自由にその楽しみが果たされるよう動いている。更に、自らの命が危機に瀕している時でさえ 挂を優先しようとする(結局、挂が制止し、自らの魂を繋ぎ止めることに専念させた)など、挂のことを主人のように大切に扱っている。


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