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【ノー・ガンズ・ライフ】第70話「不協和音」レビュー感想

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『ノー・ガンズ・ライフ』第70話「不協和音」感想

『ノー・ガンズ・ライフ』第70話「不協和音」レビュー感想です。

〜前話までの一言あらすじ〜

硫黄の操作体の元へとたどり着いた鉄朗はそこで硫黄の口からAHシリーズが生み出された本当の理由を聞かされる。真実を知った上で硫黄に共闘を申し込んだ鉄朗だったが、相いれることなくぶつかり合う二人。操作体の制圧には成功するものの、別の場所にいた硫黄の本体は広域にハルモニエを発動する。

今回のエピソードでは、ついに硫黄の過去とその想いが明かされましたね。前号で語られたAHシリーズに与えられた存在意義を踏まえると…。なんともせつない物語だ…。

では、第70話「不協和音」のレビュー感想です。

*『ノー・ガンズ・ライフ』第70話「不協和音」は『ウルトラジャンプ』2020年9月号に掲載です。

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母の愛への渇望。硫黄の求めたものは…。

前号掲載の第69話「瞋恚」にて、AHシリーズが言葉を持たなかった荒吐総一郎のための研究過程で生まれた副産物であるハルモニエのための実験体であることが明かされましたが…。

せつないですねぇ。硫黄はただただ母の愛を求めていただけだったなんて…。愛されたい。その気持ちもまた、総一朗の遺伝子によるものなのか、それとも硫黄という存在の心から生まれたものなのか…。考えるほどにせつないな。

容姿(後述)からしても、もともと硫黄にはハルモニエとの高い適合可能性があったのだろうけれど…。

硫黄とオネスト『ノー・ガンズ・ライフ』第70話「不協和音」より
『ノー・ガンズ・ライフ』第70話「不協和音」より

普段から性能にムラがあり、自らの廃棄がかかった最後の実験ですら自らの有用性を示そうとしなかったのも、硫黄にとっては自身の生への執着よりも、母に愛されたいという気持ちの方が強かったわけですね。

母の愛への渇望。そんな硫黄にとって他者は自分が”特別”であるための”踏み台”であった、というのはなるほど自然なのかもしれません。

まるで虐待された子供がそれでもなお親の愛を求めるような…(いや、実際されていることは虐待なんてレベルではないんですけどね)。そもそも彼らはオネストにとって、なんだったのでしょうか。あくまで製品なのか、それとも一応は”子供”だったのか…。

硫黄の愛されたいという想いを知ってか知らずか、オネストは硫黄に”あなたは特別”だと声をかけるわけですか…。残酷だなぁ。

硫黄と水素。ガラスの内と外。

しかし、硫黄がそうして必死に手に入れた”特別”もまた研究施設のガラスの内側だけの”特別”であり、本当に硫黄の望む”特別”な位置には別の人物がいたという事実…。そして自分が原盤適合者のための”踏み台”である事実。

ある日、研究所にやってきた自らと瓜二つの荒吐水素の姿をガラス越しに見留め、それらの事実を知ってしまう硫黄。これは絶望がすぎるよ。

硫黄が水素と瓜二つであることは、前々から気になっていたことですが、それだけ硫黄が総一朗の遺伝情報を多く引き継いでいるということなのかな。だとすれば、硫黄が他の実験体の中でも”特別”だということも納得できますが…。凛子をはじめとする”兄弟”たちの中で、水素(と鉄朗)と同じ顔をしているのは硫黄だけですしね。

そもそも水素と硫黄との違いはなんなんだったんだろうなぁ。つまり、ガラスの外側と内側の差はなんなのか…ということですがね。かたやハルモニエが何なのかを知って自らの意思の自由があり、かたや何かも知らされぬままただただ実験体として扱われる瓜二つの存在。

硫黄と対面した際の水素はぱっと見は完全な健常者(ハルモニエを実装していない)だったので、ハルモニエヘの適合(総一朗の遺伝情報を受け継いでいること)は不明なはずですが、なにをもって水素は総一朗の遺伝情報を完全に引き継いだ個体だと判断されていたのか(言語を有しているし)…。

荒吐水素と荒吐硫黄『ノー・ガンズ・ライフ』第70話「不協和音」より
『ノー・ガンズ・ライフ』第70話「不協和音」より

ともかく、自分が求めても求めても手に入ることのなかったその居場所をいとも簡単に(硫黄目線では)捨て去った水素に対する硫黄の思いは想像に容易いですね。

それにしても、ハルモニエの完成の先にオネストの見ているものは一体なんなんでしょうか。おそらく、この時点ですでに総一朗は亡くなっており、ハルモニエの開発は水素に実装することを目的に行われていると思われますが…。

総一朗の遺伝情報を完全に受け継ぐ存在(水素か鉄朗)に完成した原盤のハルモニエを実装することで、オネストは何を実現しようとしているのでしょうか。

第65話「剪定」でオネストが”荒吐総一朗の遺志の元に”と言っていた事からも、総一朗の存命中に意思伝達装置という意味でのハルモニエは完成していて、意思疎通できていたと考える方が自然でしょうかね。

もしかすると、総一朗は先端的に言語を持たなかったからこそ、常人には見えない何かが見えていて、それをオネストはなそうとしているのかなぁ。それが水素の言っていた”絶対的管理”ということなのかな。

そう考えると確かにAHシリーズのそれぞれの能力、それこそ硫黄の複数拡張体ハッキング能力や今回明かされた専用装備「真柄鐶」も、使い方次第では拡張者管理にかなり有用な能力のように思えますね。

捨てられた子供の最期の叫び。

ただ、水素もまたオネストにとっては総一朗の(遺志を果たす)ためのパーツでしかないのでしょうが…。水素自身も十三と出会った際に自身と重ね合わせて、”道具であることを体現した存在”だと言っていますしね。

しかし、少なくとも硫黄の目から見れば、水素は母オネストから愛されているように映っていたわけですね。実際当時の水素は”兄弟”の中で唯一(?)ガラスの外側にいたわけだし。しかもその水素が自分とまったく同じ顔だったというのも、硫黄の憎しみ(?)を助長する大きな要因となり得たのでしょうね。カイン・コンプレックス的な話かね。

そして硫黄は、母の愛を心の底から望みながらも、同時に母の愛が決して自分に注がれることはないことを知っていたわけですね。それでも、どこかで自分を選んでくれるんではないかという捨てることのできない淡い期待も抱いていて…。

しかし、そこに「社秘」回収を最優先とするために、硫黄の生死を問わないとのオネストからの無情な通達を聞いてしまうわけですよ…。酷すぎるよなぁ。

荒吐硫黄『ノー・ガンズ・ライフ』第70話「不協和音」より
『ノー・ガンズ・ライフ』第70話「不協和音」より

ただただ、母の愛が欲しかっただけなのに。本当に硫黄が不憫でならない…というかこのエピソードは切なすぎる。結局は今回の騒動も、すべては母の気を引きたくてわざと問題を起こす幼子の行動と同じだったということなわけでしょう。

相変わらずテーマが重すぎるよ。これって親子、兄弟問題に加えて、人の手によって生み出された命(存在)は人足りうるか…的な『フランケンシュタイン』から連綿と続く”人造生命そのもの尊厳”への問いかけも含んでるでしょ。

つまり、硫黄はオネストから見て”子”だったのか”製品”だったのか。生み出された存在は自分を生み出した存在を親(主)と思うけれど、その逆は果たしてどうだったのか…。ああ、重たい。

そして、己の命をかけた最後の呼びかけが母に届くことのなかった硫黄は、最期に捨てられた自分が母の一番大事なものを奪うことで報復しようとします。ただね、これだって命をかけた”愛してくれ”の叫びでじゃないですか。くうう…目から涙が…。

オネストのはこの状況をどんな心情で見ているんだろうなぁ。あの鉄仮面からでは何の表情も見て取れないんですよね。多少なりとも何かしらの感慨はあるのだろうか、それともあくまで不良品を廃棄するといった機械的な感情しかないのだろうか。

『ノー・ガンズ・ライフ』第70話「不協和音」は『ウルトラジャンプ』2020年9月号収録です。

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【前後話レビュー感想】

https://manga.gyuujaku.com/no_gun_life/no-gun-life-s69/

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