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【漫画感想】『ONE PIECE』第1033話「霜月コウ三郎」”ゾロが覇王色覚醒!!?覇王色の”あらすじ紹介&レビュー感想!!

2021年12月5日 - ONE PIECE
【漫画感想】『ONE PIECE』第1033話「霜月コウ三郎」”ゾロが覇王色覚醒!!?覇王色の”あらすじ紹介&レビュー感想!!

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『ONE PIECE』第1033話「霜月コウ三郎」内容紹介&レビュー感想考察

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『ONE PIECE』第1033話「霜月コウ三郎」内容紹介

*『ONE PIECE』第1033話「霜月コウ三郎」は『週間少年ジャンプ』2021年52号に掲載されたエピソードです。

第1033話「霜月コウ三郎」の内容紹介

大昔には”神”と呼ばれた自然界のあらゆる環境下で生存できる”ルナーリア族”のキングとゾロとの戦いがクライマックスに!! 戦いの正念場にもかかわらず閻魔の”暴走”に足を引っ張られるゾロ。そこでできた隙をつかれキングの攻撃によって、刀を3本すべて手放してしまう。キングの猛攻を凌ぎながら、3本の”刀”たちを回収するゾロはそのうちに、それぞれの刀が自分のものとなった時のこと、そして飛徹の言葉を思い出す。そして、これまで考えられていなかった”東の海に刀があった理由”に思い至ったゾロは、幼少期に自分に刀をくれた”村のジジー(のちにクイナの祖父と知る)”を思い出すのだった。”刀は持ち主を選ぶ”という言葉を思い出し、”閻魔”が”おれを選んで おれを試しに…”きたと悟ったゾロは、”なら足りねェのはおれの力 だ”と”閻魔”に応える。”覇気”を安定させず、”命取り”と思われるほどの寮の覇気を放出することを決めた時、ゾロの覇気は…

ここが見どころ!!

今回のエピソードではついにゾロが”王”に!!? かねがね”覇王色”を持っているのではないかと読者人から推測されていたゾロ。そんなゾロが際限なく”覇気”を吸い取る”閻魔”に応え、求められるがままに覇気を放出した時、その覇気は周囲を圧倒し、キングをして”「王」にでもなる気か?”と問わしめるのでした。さらに、ゾロの故郷であるシモツキ村とワノ国の繋がり、そしてなぜイーストブルーの島に”刀”があったのか、という事実関係。ゾロと閻魔との因縁、その全てが少しずつ明らかになっていきます!!

それでは第1033話「霜月コウ三郎」の感想です!!

『ONE PIECE』第1033話「霜月コウ三郎」レビュー感想考察

シモツキ村と霜月コウ三郎。

ついに、ゾロの故郷と”ワノ国”の関係が明かされました。キングに弾き飛ばされた刀達を回収するたびにそれぞれの刀の手に入れた際の記憶と、飛徹の語ったそれぞれの来歴を思い出すうちに、”閻魔”、”和道一文字”の2振りの刀の産みの親である刀匠”霜月コウ三郎”が幼少期に出会っていたクイナの祖父であった事実と結びつきました。

シモツキ村と霜月との繋がりはこれで確定しましたね。ワノ国を出国したコウ三郎が東の海に流れ着き、シモツキ村を作った、という感じっぽいかな。ただ、霜月姓(大名姓と)ではあるものの、コウ三郎はあくまで刀匠なのですよね。正直、普通に考えると個人的には”刀鍛冶”が大名の親族であるということには違和感があります。まあ、相当の変わり者だったようですので、大名であっても刀鍛冶をしているなんてこともあり得るのかもしれないけど…。

これで東の海のシモツキ村とワノ国、そしてゾロの繋がりがはっきりとしましたが、気になるのはコウ三郎がゾロではなくクイナの祖父ということなんですよね。そして、見た目は霜月牛丸とは全く似ていない!! 泰イエの方の顔の系統かな??

霜月コウ三郎

ただそうなるとゾロの容姿についての謎が残ります。ワノ国の大剣豪にして”鈴檎”の大名である霜月牛マルは、見た目だけでなく、剣の所作までもがゾロと瓜二つと言われた人物で、ゾロとの血縁が強く匂わされている人物になります。ここまできて、まさか他人の空似ということはないはず(と思いたい)!!

しかし、作中でワノ国を出奔したと名前が上がっているのは霜月コウ三郎だけです。そもそも、もし霜月牛マルに連なるような人物が同じくワノ国を出奔していたとすれば、その名前が上がらない訳が無い。かといって、ゾロの言動からすると霜月コウ三郎とゾロの間に血縁関係があるとも思えません。そもそも同じ霜月姓ですが、牛マルとコウ三郎の関係は??それに泰イエもね。親戚にしては、あんまりにも似てなさすぎるんだよなぁ。

というか、今回の回想で出てきたゾロに三代鬼徹を譲ったあの刀屋の主人(名前忘れた)とコウ三郎こそそっくりなように見えるのは気のせいでしょうか??もしかして、あの人物も血縁だったりするのだろうか??う〜ん、ゾロの出生もまだまだ謎だらけですね〜。

ゾロが覇王色に覚醒!!? 覇王色の根源に迫る!!

さて、今回のエピソードでは、ゾロが百獣海賊団 大看板”キング”から”なるほど 「王」にでもなる気か?”と尋ねられるシーンがあります。経緯を簡単に説明すると、ここにきて”閻魔”の暴走で劣勢になりつつあったゾロが、過去を思い出す中で”閻魔”に応えることを決め、力づくで制御しようとしていたこれまでと反対に”閻魔”が求めるだけの”覇気”を放出し続けることをした瞬間の出来事でした。

その瞬間、近くでゾロとキングの戦いを見ていたカイドウの部下達が、突然泡を吐いて気絶して行ったのです。その様子をみてキングが言ったセリフが上記のもの。ゾロのおこした現象はまさしく”覇王色の覇気”そのものの現象、さらにキングの「王」という言葉も考えれば、他に考えようがありませんよね。そもそもゾロはこれまでにも本人に自覚はないものの”覇王色”の兆しを見せていますし、何より四皇のカイドウにも”覇王色”の持ち主なのかと尋ねられています。今回の出来事は、”覇王色”の覚醒ということでまず間違いないのではないでしょうか。

そして、同時にこれまで”武装色”、”見聞色”と一線を画し、ただただ”特別”なまるでそれだけが”別物”かのように扱われていた正体不明の”覇王色の覇気”について、ある種の”気づき”の与えられるエピソードとなりました。というのも、ゾロの”覇王色”は、”閻魔”による強制的な”武装色”の”過剰放出”により発現しました。

もちろん、まだ”そもそもゾロの覇気が特殊である”という可能性も捨てきれませんが、どうやら”覇王色”の覇気とはそのもの自体は他の”武装色”、”見聞色”の2種の覇気と同じものである可能性も出てきました。その場合、違いはその人物が覇気を常人であれば命に関わるほどの量 放出する(し続ける)ことが可能かどうか。詰まるところ潜在的に持っている覇気の量が常人と桁外れであれば、”覇王色”持ちであると考えられます。

これまでの”覇王色”の覇気による周りの弱い人間が気絶するという現象。一方で強者であればそれに対抗し、意識を保てるということからもなんとなく漠然とではあるものの”何か”を”放出”しているというのは、誰もが感じていたことでしょう。今回のエピソードでそれが少し明確になったのかな、と思います。ただ上記の通りであった場合、やや”覇王色”の特別感が薄れるようにも感じますが、実際のところ、圧倒的物量差は単純ですが覆すことは至難のものですから、これはこれで…全然アリ。

それこそ特殊能力の類ではなく”絶対的な強者”であることと同義であるわけなのでむしろいいかな。

ルフィをはじめ、これまでに多くの”覇王色”持ちが感情の昂りとともに、その才能を覚醒させていることも…。ルフィがどちらかというと直情的な性格であることも…。これらすべからく、感情のタガが外れることがきっかけで無意識にとてつもない量の”覇気”を放出してしまう、と考えれば飲み込みやすいですね。逆に、意外と理性的なゾロが、”閻魔”に”無理矢理”引き出さるまで”覇王色”の自覚さえなかったことも筋が通ります。

ともあれ、ついに”覇王色”に目覚めたゾロ。今後の活躍がますます期待されますね。



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