『パラレルパラダイス』最新刊情報
『パラレルパラダイス』最新巻
“世界でたった一人の男・陽太、絶世の美女騎士の揺れる心を掴めるか!? 累計350万部突破の異色異世界ファンタジー! 現実世界で金城に深く傷つけられた陽太は、ルーミと共に金城から逃げることを選ぶ。一方リーメアリーは、国母への忠誠心と疑念の間で揺れていた‥‥。白く輝く美女騎士の憂い。陽太は晴らすことができるのか!?”
『パラレルパラダイス』次期将軍リーメアリー まとめ
本記事では『パラレルパラダイス』の上位ガーディアンにして次期将軍と目されるリーメアリーに関して人物紹介や、作中での活躍、その後についてまとめています。*本記事には一部独自の意見や考察が含まれています。
『パラレルパラダイス』次期将軍リーメアリー
ヨータがあるスレイヤからカルンナッハの道中でサキュバスの館に囚われていた際に助けに現れた騎士。カルンナッハを統括している上位ガーディアンで、次期将軍。実はルーミとは同期である。
黄金のドラゴンを使役する非常に高貴な女性騎士で、ドラゴンに乗り自在に大空を移動することができる。しかし訳あって後ほどドラゴンに乗ることができなくなってしまう(…どうやらこの世界のドラゴンはユニコーンと似た性質(性格?)を持つらしい)。
ガーディアンの中でもずば抜けて優秀であり、ここ百年で最も優秀な成績を収めている。そのためガーディアンになる前の段階で国母に謁見を許され、その際に国母を守るために生きることを誓った。国母に謁見することのできる人間は本当に偉ばれたごく数人で、顔を見た人間は百年に一人と言われており、当然ながらガーディアンになる前に謁見を許されるのは前代未聞のことである。
リーメアリーの国母への忠誠はある種 狂信的とも言えるほどであり、国母を貶めるような言動をしたハーランダーには美しい顔を異常なほど歪めて怒りをあらわにし、また たとえ国母の命が世界を救うために必要だとしても自分が生きている間は国母を守ると決めていた。
男との交尾によって崩月の呪いを解くことができることを知った上で、”命より大事なもの”があると交尾はしない決意をしていた。この”命より大事なもの”とはおそらく 国母への忠義だと思われる。
アルスレイヤのグランドスールであるユーマからの手紙を受け、彼女への信頼からヨータたちの話を聞くことにする。これによって、その後 いくつかの事実を知ることとなり、彼女の考えに変化が起きていく…
初登場は単行本第17巻。
リーメアリーの容姿と性格
金色の髪に青い瞳を持ち、美人ばかりのこの世界でも飛び抜けて美しい”人間離れした””作り物のような”容姿を持っている。ヨータは彼女の姿に神々しさすら感じており、初対面時はサキュバスに精気を吸われて意識朦朧であったこともあるが”こんな人間いるわけない” とハイエルフだと勘違いしたほど。
常に自信と余裕を持った振る舞いをしており、歯に絹着せない物言いをする。口癖は”ガッカリです”。非常に高貴でプライドが高く、騎士であることに誇りを持っている。優秀がゆえに少なからず周りを見下しているところがあり、特に自分の想定から出ない行為や期待外れの行為には容赦無い。
普段は薄く浮かべた微笑に隠しているが、実はかなりの激情家であり、逆鱗に触れるとその神々しいまでの美しい顔を醜悪とさえ言えるほどに歪めて怒りを顕にする(ほとんどそのような事態にはならないが…)。ヨータのことは心底 軽蔑し毛嫌いているようで、彼と話す際は不愉快さを隠すことなく頻繁に口元を歪めて舌打ちをする。
一方で仲間(この世界の女たち)への思いやりは強く、特に共にカルンナッハを管理していたマロンに関しては彼女の長年の思いを知っていたため(それに加え、交尾するしないは命に関わることであることから)、彼女がヨータと交尾するのを黙認し、その後 ガーディアンの資格を剥奪して追放するという形をとって逃すという温情をかけている(*本来であれば男と交わったものは死刑になる)。その後も、マロンが交尾したことを知って男に興味を持ってしまった女たちに関しては、同様に追われる身になる覚悟があるのなら勝手にするようにと、目溢ししている。
本人は国母への忠義から”崩月の呪い”を受け入れ、交尾をする気は全くなかったが、”国母の御心”を確かめるために死ぬわけにはいかなくなり、心の底では嫌悪しながらもヨータと交尾することを受け入れる。
本人曰く、元々性欲がないらしく、未経験時はヨータの裸を見ても全く反応せず、他の女たちの交尾を見ても発情しなかった。ちなみに、自分でも一度も触ったことがないらしい。自分とは対照的に情熱的にオナニーに耽っていたマロンのことを羨ましく思うこともあったと語っている。
精神力が非常に高く、ヨータに直接触れられて発情した際も、性欲に抗い 一度は完全にヨータを遠ざけている。しかし、その後は…。
リーメアリーの登場と作中動向(ネタバレあり)
初登場は単行本第17巻。
近日公開予定