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『パラレルパラダイス』大将校ナクタ 人物紹介&その後のまとめ

2022年9月28日 - パラレルパラダイス
『パラレルパラダイス』大将校ナクタ 人物紹介&その後のまとめ

本記事では『パラレルパラダイス』の大将校ナクタに関しての人物紹介や、作中での活躍、そして現状”あるとてつもない呪い”を受けた彼女の、その後についてまとめています。*本記事には一部独自の意見や考察が含まれています。

『パラレルパラダイス』大将校ナクタ

ヨータたちがガリア討伐のためにミースに戻っている間に、国母直属の騎兵隊を引き連れてサンドリオに現れた大将校(グランドフイシエール)。自らの使命を”国の安寧を永久に守ること”とし、国母と法に絶対の忠誠を誓っている騎士。

近衛兵団を指揮する立場で兵士として最も階級が高く、その戦闘力は圧倒的であり1対1の剣術で彼女に勝てるものは存在しない。フラガラッハという強力な剣を携えており、一振りでヨータの刀を折る、二人の人間の首を撥ねるという離れ業も見せている。

実際、その戦闘力は他のガーディアンとすら一線を画するもので、サンドリオにてヨータと6人のガーディアン達を相手にして、たった一人で6人を圧倒。カヅチの一撃を素手で止め、バニーユの銃撃を左足に受けて物ともせず、それぞれを一撃でほぼ戦闘不能に追いやるとともに、アマネとルーミの剣技を持ってしても傷一つつけることのできない一騎当千ぶりを見せた。*アマネとルーミに関しては”作戦”を結構するために動いていたこともあるが、正攻法でも全く歯が立たないだけの圧倒的力量差がわかる戦いだった。

のちに国母の元に戻るが、その際に他に類を見ないほどの受難を受けることになる(>>重大なネタバレなので詳しくは後述)

初登場は単行本第11巻。

ナクタの容姿と性格

鈍く輝くような瞳の形状が特徴の金髪の美女。カラー絵では瞳の色は青。他の少女達と比べると、頭一つ分抜けた長身でスタイルも抜群だが、髪はややボサボサで無造作にしており、自身の見た目に関してはあまり気を使っていないようにも見える。一人称は”我”。

年齢としては、ルーミ(18歳)らより上の世代だと予想されるので、崩月が20歳ということを考えて19歳。

武人然とした性格で、非常にプライドが高く、自身がガーディアンであることに誇りを持っている。そのため国母に絶対的な忠誠を誓っており、国母の命令とあらば人を殺すことも厭わない。しかし、決して望んで殺しているわけではなく、サンドリオでは国母の命令に従って粛清のために多くの命を奪っているが、私怨で人を殺したことは一度もない。

任務のために平然と人を殺すなどの行為から非情な人間だと思われがちだが、面倒見の良い面もあるようで、多くのガーディアン達から尊敬と憧れを抱かれている。特にアルスレイヤのガーディアンであるピアノはナクタから直接指導を受けており、彼女を師として慕い、その言葉を胸に刻んでいる。また、実は115話の扉絵で編み物をしている姿が描かれており、オフの際は普通の女の子らしい一面を持っているのかもしれない。

武力だけでなく、精神力も卓越しており、作中で初めてヨータに発情させられたにもかかわらず交尾を断るという偉業(?)をなしている。

ちなみに、まさしく気高い女騎士というキャラクターということでヒロインとしては”くっ殺”属性も持ち、実際ヨータに辱められた際には、”殺せ”や”生き恥を晒すくらいなら死んだ方がマシだ!!”などのセリフを発している。その後、自ら交尾を懇願させられるという屈辱を受けているが…(詳しくは後述)

ナクタの登場と作中動向(ネタバレ)

・サンドリオ粛清

ナクタの初登場は単行本第11巻に収録の第106話「early army」で、国母から”3千年ぶりに現れた男を探す”命を受けてサンドリオに現れる。その際、同時に男と通じた証である”情通の輪”を持つものの処刑も命じられており、サンドリオの民を集めて粛清を行おうとしていたが、ヨータ達の到着によってすんでのところで処刑は中止される(しかし、この時点で既に見せしめに3名処刑されている)。

ヨータの挑発に敢えて乗り、一対一の決闘を受け入れる。しかし、ヨータの本当の策はサンドリオの砂嵐で騎兵達からナクタを孤立させることであり、形勢は逆転しヨータと腕利きのガーディアン5名(ルーミ、アマネ、カヅチ、バニーユ、ペコ)をナクタは一人で相手取ることとなる。

数的劣勢すらも圧倒的な武勇を誇るナクタの前には意味をなさず、ヨータ達は窮地に追い込まれることになるが、ルーミとアマネが食い下がり、活路を見出す。具体的には以下の通り。

アマネとルーミーがナクタの胸当てを壊し、露わなった胸をヨータに揉むことで、ナクタを発情させる。そして、発情し動揺した瞬間にルーミが兜を飛ばし、追い打ちをかけるようにヨータがディープキスをすることで、ナクタは身動きできないほどの快楽を受け戦闘不能となった。

その後、拘束されたナクタはサンドリオの牢に監禁され、ヨータから”罰”を与えられることになる。

・牢獄での罰と屈辱の交尾懇願

第109話 「銀の鎧 鉄の呪い」にてヨータ達の策に負け、拘束されたナクタは自分のことを”殺せ”と要求するが、ヨータはナクタを発情させ交尾を懇願させようとする。しかし、ナクタは完全に発情しながらもヨータとの交尾を拒否する。その精神力に敬意を払い、ヨータは交尾を迫ることをやめて”別の罰”を与えることにする。

*実際、キスをされて発情させられてから、牢に拘束されるまでの時間(しかもその間に鎧を全て脱がせてた上に、左足の治療も行っている)を考えると、この時点でも相当長い時間 発情状態を耐えていると思われ、ナクタの常人離れした精神力が伺える。

ナクタに”別の罰”を与えようとしたヨータだったが、ナクタと話すうちに彼女に与えられた命令と彼女が国母の命令を遂行する理由を知り、”ある抜け道”を思いつく。それはナクタと交尾をすることで彼女を国母の臣民ではなくすれば(国母自身がナクタに男と交わった人間はもはや臣民ではないと話している)良いというものであり、一転してナクタ自身に交尾をねだるように迫る。

ナクタはヨータとの我慢勝負に負け、自ら”我は交尾を所望する”と屈辱的なセリフを言わされ、交尾をされることとなる。このセリフを発することは、セリフ自体がヨータへの恭順を表明する屈辱的なものというだけでなく、自らの口で自らの誇り、さらには存在意義とさえ言えるガーディアンであること、そして国母の臣民であることを捨てることを宣言することであり、ナクタは屈辱に唇から血を流していた。

・騎士の誇りと天井まで飛ぶ潮

交尾の懇願を終えたナクタは両手両足を拘束された状態で激しく交尾をされ、首に”情通の輪”を受ける(第111話「白く濁る。」単行本第12巻収録)。押し寄せる快感の中でも”国母様に面目が立たぬ”と騎士としての忠義を通そうとするナクタはなんとか快感に抗おうとするのだったが…

ヨータの中出しを受け、それまでの我慢も手伝ってか、天井まで届くほど盛大に潮を吹いてイってしまうのだった。その後、ヨータたち同様 国母の粛清対象となったナクタはヨータ達がサンドリオをたつまでの間 牢で監禁されることになる。

この交尾を経て(その後のヨータとの会話も?)、ナクタはヨータへの好意を抱くようになったようで、ヨータにアルスレイヤに人の記憶を司る魔女がいるという情報を教えている。その後、自分の行為に対し、”我らしくもない 敵に情をかけるなど… あいつの喜ぶ顔が見たかったなど…”と自己嫌悪している(第115話「眠れる森の魔女」)。

さらに、牢から解放された際も、ヨータを殺さずに温情をかけた上、アルスレイヤに向かう彼に”話しておかなければならないことがある”と何かを伝えたようだが…。

ナクタの交尾が描かれるのは単行本第12巻収録の第111話「白く濁る。」

・城への帰還と国母への叛逆

**ここから先は更なる重要なネタバレがあります。

サンドリオの牢から解放されたナクタは自らの意思で国母の元へ戻り、サンドリオでのことを報告するが、”『<嫉妬深き神>がサンドリオにいるはずがない”と事の裏に仁科の存在を確信した国母の手で折檻を受ける(175話「暗君 anguish」)。あくまで国母を信じるという姿勢でいたナクタはされるがままに罰を甘んじて受けていたが…

190話 「血沫」にて、金城の復活によって ナクタがついに国母を殺害したことが判明する。続く191話「おわりのはじまり」にて、国母の死体に向き合う彼女の口から、国母が堂々と自らの欲望のために”非人道的な行い”をしてきたこと、そしてそのためにこの国の民を救おうとしているヨータを殺そうとしていること、を認めたことが明かされる。

しかし、殺したかに思われた国母は炎を纏う鳥のような姿となり蘇り、ナクタに呪いをかけて その身を人面豚身の異形へと作り替えてしまう。 まともに言葉さえ操れない、その姿は元の美しい姿からは想像することも憚られる醜いもので…。

その後ナクタがどのような扱いを受けていたのかは明かされていないが、どうやら厠の下で汚物に塗れて生かされていたようである。

・与えられた1週間の猶予と”人の形”

異形へと変えられた後のナクタの動向は長らく明かされないままだったが、202話「変わる態」にて、国母から1週間だけ”人の形”にするという挽回の機会を与えられ”男を殺す”ことを命じられる。

国母の出した条件は、1週間以内に男を殺すことができれば元の姿に戻し、もしできなければこの先一生 何千年も何万年もの間 厠の下で人糞を食べて生きるさせるというもの。国母の命を受けたナクタは新たに与えられた”人の形”を鎧に包み城を後にする。

この際、ナクタに与えられた”人の形”は、作り替えられた人面豚身の異形の姿と比べても、なお衝撃的で醜悪な見た目にされていた。その後、ヨータの前に現れたナクタは彼を殺しにかかるが…

その結末は…

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