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『プランダラ』著:水無月すう

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『プランダラ』レビューリンク

『プランダラ』第53話「後悔」あらすじ・感想

『プランダラ』第53話「後悔」を読みました。

というわけで『プランダラ』第53話「後悔」ネタバレ感想です!

何をさておき、とりあえず一言…。

本当、最高!最高すぎるんだって!!

『プランダラ』は毎話、毎話、かっこよさあり、衝撃あり、盛り上がりありで、いつも面白いんですけどね。今回の話は本当に最高でした!!胸熱すぎる!!

とりあえず『プランダラ』第52話「天使」のおさらいと第53話「後悔」のざっくりしたあらすじをまとめますと…

“閃撃”と”重撃”、共闘す。

~52話「天使」のおさらい~

“新型の撃墜王”Aクラスのクローンたちに嬲られる園原を救いに、”重撃の撃墜王”道安武虎が姿を現す。各人が50万の圧倒的カウントを持つAクラスクローン7人を相手に、自らの死を覚悟して本気を出した道安。自らの発する超重力によって道安自身の体も耐えられなくなったその時…。道安武虎の窮地にリヒトーが駆けつける!!そして、駆けつけたリヒトーの手には、廃棄戦争を潜り抜けたリヒトー本来のバロットが携えられていた。ただその場にいるだけでクローン達に恐怖を感じさせるほどの圧倒的プレッシャーを放つリヒトー。ついに伝説の英雄”閃撃の撃墜王”リヒトー・バッハが復活する!!

~53話「後悔」のあらすじ~

300年前の廃棄戦争時、唯一肩を並べて共に戦った”閃撃”と”重撃”、二人の”伝説の撃墜王”がついに共闘!!カウント数で圧倒的に上回る新型撃墜王7人を全く寄せ付けず戦況を優位に運ぶも、一瞬の隙をついた新型4号(フィーア)の”追撃”が背後から道安を襲い…。絶体絶命かと思われたその瞬間、その”追撃”を園原の弾丸が打ち落す。自分を守るように囲む園原の”追撃”に「後悔」が消えた道安と、「後悔」を抱きながらもAクラスのみんなとの別れを決意したリヒトー。二人の撃墜王がついに真の実力を解放する!!

と、いうのがざっくりしたあらすじです。

とにかく今回の見所は、リヒトーと道安の絆でしょう!!

道安よ。やっぱり最高だよ、お前。

ここからは、画バレ、ネタバレ込みで第53話「後悔」の感想・考察をしていきたいと思います。

まだ、読んでない人は見ちゃダメだぞ!!

“閃撃”と”重撃”の共闘!!アツすぎる!!

もう何度も書いていますけど、とにかく道安が最高すぎるんですよ!

2人の”伝説の撃墜王”が共闘するというだけでも興奮ものなのに、それがリヒトーと道安だなんてどんな胸熱展開ですか!!?

“てめぇの足りねぇ脳ミソが何考えてどう動くかなんざぁ 300年ぶりでも分からぁ…!”

とか、道安が言っちゃうんですよ。道安、完全に萌え…燃えキャラやん!!

なんなのこの二人の絆、ワクワクが止まらないんだけれど…。

そして、カウントを引き上げないままの状態で、圧倒的にカウント上位のAクラスクローン達を全く寄せ付けないコンビネーション。

そして「昔通り」とか、いちいちセリフが胸を熱くさせやがる!!

“閃撃”と”重撃”「昔通り」

そもそも道安は廃棄戦争においてリヒトーと肩を並べて戦った唯一の男です。

どうしても子供を殺すことだけはできなかったリヒトーの代わりに、送り込まれ何百人もの少年兵たちを道安が殺したのです(35話「約束」参照)。

凶悪な外見と粗暴な振る舞いからは、人を殺すことに何も感じないのではとも思われる道安ですが…。本当は心根の優しい男で初めて少年兵を殺した際は震えるほどに拳を強く握り、”戦争は敵を殺さなくては終わらない”と己に言い聞かせるようにしていました。

そして、“二人で敵を皆殺しにして戦争を早く終らせると約束”の下に、幾多の戦場を共にして廃棄戦争を終結に導いたのです。

“お前がいただろ?”

つまり、ただ一人リヒトーと同じ痛みを共有し、リヒトーを対等の立場で守った戦友なのですよ。

このエピソードだけでも、道安が好きすぎるのに…。前話53話「天使」でさらに道安の株が上がって…。そこからのリヒトーとの共闘とか、どんだけアツいんだよ!!

リヒトーと道安の絆が最高すぎるんだよ。本当に。

*上画像の”お前がいただろ?”は園原関連の話の流れで出たセリフです。あくまで絶対的な信頼を置いているというだけで、”腐”的なセリフではないのでご注意ください(笑)

ところで、結局道安の能力ってなんなの?今回リヒトーとの共闘では新型に番号を割り振って、リヒトーの指示の順番に合わせて一人一人に”重撃”をかけていた感じでしたよね?

そもそもリヒトーは自由に動けてたし、”重撃”の対象になってない新型たちもそれなりに動けていたし…。

そうなると“重撃”をかなり狭い範囲に絞って、意図した領域のみに作用させることもできるということになるけれど…。

だったら本気になった時に自分も潰れてしまうというのがよく分からない。本気になるとコントロールが効かなくなって自分にも負荷がかかってしまうということなのだろうか??

道安と園原。”だいっきらい”。

もう一つ触れておきたいのが、道安と園原の絆ですね。

第53話「天使」で、ようやく道安の園原への思いが明らかになりましたが、今回は園原の道安への思いが明かされます。ちなみに、二人はだいぶ離れた場所にいるのでお互いの相手への想いは聞いていません。

ただ道安を背後から襲った4号(フィーア)の矢を打ち落とした園原の”追撃”の銃弾が道安を守るように囲むのです。こういう描写好きだなぁ。

“その優しさに甘えて…いつも「ありがとう」って言えない自分がきらい…”

園原を戦場にいさせたくない道安と道安と一緒に戦いたい園原と…。お互いがお互いのことを思いまくってるじゃんか。

で、園原は道安を”追撃”で援護しながら自らの信条を吐き出すのですけどね…。少しセリフを抜粋すると…

“弱い自分がきらい…!強いフリするあなたが嫌い…!「守りたい」って言えない私が…あなたが嫌い!!”

“ちょっと大人になったからって!!「水花」って呼んでくれなくなった!! 武虎くんが だいっきらい…!!”

(『プランダラ』第54話「後悔」より抜粋)

そう言いながら、ようやく園原も”一緒に戦う”わけです。ジーンとする。

武虎くんが だいっきらい!!

ったく、こんな”だいっきらい”があってたまるかよ!

とりあえずよかったなぁ、道安よ。君の想いは届いていたようだぞ。どっちも不器用すぎるわっ!!

園原の思いが伝わったことで、道安の「後悔」がなくなるのですね。そうして道安がさらに真の実力を解放するんです!

王道展開ですよ!!本当、今回はアツい!!

撃墜王の本気。私の戦闘力は150万です。

ただ…なんだろうか?展開としては激アツなんですが、「後悔」がなくなったら”潰れねぇ”し”もう支配もされねぇ”というのはどういうことなんだろうか?

実際、道安は本気を出してもピンピンしているし、単に気持ちの問題というわけではなさそうですよね。それに撃墜王は「後悔」によって成長が止まるという設定もあることですし…。

リヒトーが廃棄戦争終盤(「後悔」によって成長が停止する前)に、カウントを増幅させていない通常時に”シュメルマンの殺意”に支配されていることを考慮すると…。常に”撃墜王本人の精神”と”シュメルマンの殺意”という2つがせめぎあっていると考えられるわけです。つまり廃棄戦争時は度重なる戦闘で”撃墜王本人(=リヒトー)の精神”が壊れかけていたため、通常時においても”シュメルマンの殺意”が優位だったということですね。

「後悔」の消えた道安の本気

そして、成長が止まるというのも普通の人間であればまずありえない話なので、”シュメルマンの遺伝子”が原因になっていることは間違いないはず。つまり「後悔」という感情が”シュメルマンの遺伝子”が強く表出する鍵になるということなのかな?

そうなると「後悔」がなくなるということは、”シュメルマンの遺伝子”を抑えることになるわけですね。そうすると”もう支配されねぇ”というのは納得のいく話ですが…。

そもそも撃墜王は”シュメルマンの遺伝子”によってバロットなしでも議会の力を引き出せるから、バロットを持つことでそれを掛け算的に増幅させられるという能力だったはず。となると“シュメルマンの遺伝子”を抑えることは同時にカウントの増幅もできなくなるということになるのではないのかなぁ??

そう考えてよ〜く見てみると、実は本気を出した際に道安のカウント数が変わっていないんですよね(10倍になっている可能性は否めませんが…)。

道安のカウント”122546″

それでも出力は明らかにこれまでの本気よりもさらに増幅しており、カウント50万のAクラスのクローン達がまったく身動きできないレベルまで上がっています。そしてそんな高負荷の中、道安自身は全くの無傷。

う〜ん、「後悔」を克服したことで”シュメルマンの遺伝子”を完全に自分のものにして、能力自体がレベルアップしたか、制御が効くようになったのだろうか??

そして50万カウントの新型撃墜王たちが身動きすら取れない”重撃”の中を”閃撃”がまたたくのです!!

本来のリヒトーのバロットに溜まったカウントは30万。本気を出したリヒトーのカウントは増幅していきます。

その倍増されたカウントは…

増幅するリヒトーのカウント。

なんと150万!!

圧倒的カウント!!新型撃墜王たちの50万をはるかにしのぎます。まさに”伝説の最強の撃墜王”!!

なんだろう、こういう圧倒的戦闘力上昇ってめっちゃ高ぶりますよね!!

とにかくひたすらにかっこいい。

ちなみに、道安のカウントはもともと122546。リヒトーのカウントを見ると、本気時の道安はやっぱり元の10倍の120万カウントと考えるの(50万以上150万以下)が妥当かな。服で隠れているだけでもう一桁0が付いていたのかも。

それにしても圧倒的すぎですね。インフレがすぎるわ(笑)。

ついこの間、時風のカウント50万がアルシア軍最高のアレクサンドロ=グレゴリーヴィッチ上級大将の20万をはるかに上回る!!となったばかりだったというのに…。

第53話にて新型撃墜王全員が時風に匹敵する50万カウントの持ち主だと判明して…。そうかと思えば、なんとわずか1話の間にさらにそれをはるかに超える150万って!!?(笑)

今でこそ新型撃墜王など高カウントの持ち主がいてそこそこ戦えますが、廃棄戦争時のカウント150万って脅威以外の何でもないですよね。しかも廃棄戦争終盤なら“シュメルマンの殺意”に呑まれていたのだからカウントの増幅率も5倍どころじゃなかったでしょうし…。

それにしてもやっぱり戦闘力の数値化ってやけにテンション上がるなぁ。やっぱり初めに(?)この概念を導入したドラゴンボールって凄かったんだなぁ。

リヒトーの決意。A組とのお別れ。。

そして最後に、やはり触れておきたいのがリヒトーがAクラスのみんなの死を受け入れたことですね。

どこかでAクラスのみんなの死を受け入れることができていなかったリヒトーでしたが、クローンたちと戦ううちに”もう二度と彼らに会うことができない”ことを受け入れ…。

クローンたちに”おかげでふんぎりがついた”と感謝しつつ、ケリをつけるのです

“そろそろ さよならを言わなくちゃ…”

そうだよなぁ。Aクラスのみんなは子供達を生かすために率先して己の命を犠牲にできるようなお人好し。間違ってもクローンたちのような弱者をいたぶることを楽しむようなことはするわけがない。

せつない。

リヒトーの優しい表情が、本当にせつない。。

受け入れはしたものの、吹っ切ってはいないというのもせつない。。。

“僕はまだしばらく 後悔しそうだ”

“まだしばらくは後悔しそうだ”というリヒトの言葉に道安が”へっ … てめぇらしいさ”と返すのもなんだか、もうたまらない。

なんなんだよ、この二人。最高かよ。

さらに戦闘終了後、クローン達がもし本当のAクラスのみんなであればやられていたのは自分達だったと言って、リヒトーの肩をたたくんだぜ??

これで道安好きにならないやついんの??

リヒトーの肩をたたく道安

やっぱり道安は超絶かっこいい!!

“しゃーねぇ 付き合ってやるよ ちょっとだけならな…”

第35話「約束」でのリヒトーの誘いに、道安がようやく応えます。

いやぁ、ほんと最高だよ、こいつら(←今回こればっか言ってる)。

もちろんケリをつけたとはいえ、リヒトーは命は奪いませんからまだAクラスクローンの新型撃墜王たちは生きています。

彼女たちの戦力から考えても、おそらくこの先も幾度となくリヒトーたちと第一線で交戦することになるでしょう。彼女らもリヒトーと戦うことで何かしらの変化をしていくのかな??

『プランダラ』第53話「後悔」を読んでみた。

というわけで、『プランダラ』第53話「後悔」を読んだ感想でした。

今回は本当に最高でした。いわゆる神回というやつですね。

繰り返しになりますが、リヒトーと道安の絆に胸が熱くなって、”閃撃”と”重撃”の共闘に興奮して、道安が報われたことに安堵して、リヒトーがAクラスの死を受け入れたことに切なくなって、そして圧倒的な戦闘力上昇に昂ぶって…。

とにかく、今回の話は最高だった。

もう一度言おう、最高だった。

道安よ、道安よ…。

52話、53話、読んだら絶対道安武虎を好きになってしまうから。

いや、本当に良かったんで未読の方は是非読んでください!!

『プランダラ』第53話「後悔」は少年エース 2019年9月号収録です。

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Author: mangameshi

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