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『ライセカミカ』 著:瀬川はじめ
『ライセカミカ』 レビューリンク など
瀬川はじめ新連載『ライセカミカ』!!
瀬川はじめ先生の最新作『ライセカミカ』が連載開始です。
『東京ESP』が完結してまだ日が浅い気がしますが、早くも新連載が始まりました。
今作もボーイミーツガールな異能バトル物…かな。神様とか前世、来世とか宗教系も絡めているみたいです。ちょっとエッチなお色気シーンも多数!!
『ライセカミカ』と不思議なタイトルですが、主人公が大國来世と三上神歌なので二人の名前を合わせて”来世神歌”で『ライセカミカ』かと思われます。
ただ、別の当て方をすると”来世神か”ともなるので神がらみの転生物とも思えます。作中でもその辺りを示唆する描写がありますし…。
とりあえず、中身見てみましょうか。
正統派(?)ボーイミーツガール!!出会い頭のラッキースケベ!!
主人公は“大國来世”。
父親の女癖の悪さ故に両親ともに失踪し、一人生きるために必死にバイトをする日々を過ごします。
ちなみにこの“大國”という苗字が気になりますねぇ。詳しくは後で触れますが…。
ともかく来世がアルバイトしていると、彼のバイト先の牛丼屋にものすごい美少女が現れます。
しかも吸い込むように7杯の牛丼を平らげる猛者笑
バイトの後、来世は再びその少女を見つけますが、間の悪いことにタチの悪いナンパを受けているところでした。
来世は彼女を助けるかどうか迷いますが、彼が手を出す前に…
一瞬で喉、鳩尾、金的の3急所を突き、男を撃退!!
こっちの意味でも猛者でしたね笑
てか、マダム・ゴールドって誰だ笑笑
そして、そのまま走ってその場を離脱しようとした彼女は来世にぶつかり…
いきなりのラッキースケベ!!正統派(?)ボーイミーツガールです!!笑
もちろん来世も重い一撃をもらいまして…
” 女子に触れたのは初めてだが こんなにも痛いもんなのか “
と独白笑笑
その際、来世はこの少女の持ち物らしきマンガの原稿(?)の書かれたノートを拾います。そして来世の背後に一瞬光背(仏像などの背後ある飾り)のようなものが浮き出ます。
この時は、ほんの一瞬で消えてしまいますが、実は…
美少女転校生”三上神歌”
さて、さんざんな思いをした来世でしたが、翌朝高校へ登校すると…
なんと昨晩の少女が転校生として入学、しかも来世の隣の席に座ります!!
って、王道かっ!!うん、王道ですね。。
彼女の名前は“三上神歌”。スウェーデンから来たのだそうです。
もちろん来世のことも気づいていますし、昨晩胸を触られたことも当然覚えていますので、全力の笑顔とは裏腹に恐ろしい敵意が…。
というか、片手でこのタイプのシャーペンを折れるのは素ですごいですよね笑
神歌の指のアザ。
ちなみに神歌の左手の薬指にはタトゥーのようなアザがあります。
これ、なんだか今後の話で重要になってきそうです。
まるで何かの顔のような。そしてリングのようなアザですね。
しかも、左手の薬指となると、思い浮かぶのは“結婚指輪”ですよね。
あとの方でも書きますが、どうもこの作品では前世が”神”という流れのよう(な気がする)ですので、前世で結婚の誓いをしたとか、あるいはそういう呪いか…。アザの見た目的には呪いっぽいですが…。
放課後の呼び出し。神歌の秘密。。
さて、放課後。来世は神歌から校舎裏に呼び出されます。もちろん告白だなんてロマンチックなものではなく…神歌の目的は来世の拾った“ノート”です。
一応、神歌は表の顔は明るく社交的で、勉強も運動もできる上、外見もすこぶる良いという完璧女子ですが、裏の顔は出会い頭に来世のレバーに一撃を打ち込み、ノックダウンさせるバイオレンスさが秘められています笑
が、その割には少し隙もあり…
レバーに一撃を受け地面に這いつくばる来世からは、パンツ丸見え。
ちょいちょいお色気要素もある良い作品です笑
しかし、来世もただただやられているわけではなく、反撃に出ます!!
なんと神歌のノートに書かれていたのは漫画のネームだったようで、しかもそのタイトルが来世が普段から読んでいる無料web漫画(お金がないので笑)に掲載された新人漫画家の作品のタイトルだったのだと…。
しかも、売り文句が”北央発!驚異の新人 女子高生マンガ家”だそうで、本人確定ですね笑
ということで、なんと三上神歌の正体はプロのマンガ家だったのだと!!
しかし、このことは神歌は“秘密”にしたいらしく。来世も意図せず形勢逆転。
” 一流の連載マンガ家になりたいんだ “
” こんなところで くじけたりしないから “
弱みを握られたと思った神歌から、期せずしてその素の部分を見せつけられた来世は内心動揺を隠せません。。
そうこうしていると、再び来世の背に光背が現れます…。
来世が変身!!?突如現れた光背??
再び、来世の背に光背が現れます。神歌に指摘され来世は思わず光背に触れてしまいます。
すると、光背から来世の体を取り巻くようにアイコンのようなものが出現します。
そのうちの一つに触れると、突然!!
アイコンを中心に無数の光の輪のようなものが広がり…
来世の服が鎧に換装されます!!
二人ともこの状況に驚くでもなく、片や笑いをこらえ、片や嘆くという、とてつもない柔軟性を見せます笑
何がどうなっているのか理解できない二人でしたが、再び神歌がアイコンに触れると、またしても無数の光の輪が二人を包み込み、何とその場から消失!!
ちなみにこの一部始終を同じクラスの学級委員の伊勢さん(来世も学級委員)が見てしまっていました。彼女も今後主要キャラとして物語に絡んできそうですね。
異世界へ転移??神々の国高天原へ??
さて、消失した10もった二人は次の瞬間、異世界(?)に出現します。
この時、神歌が触れたアイコンには“高天原”と書かれていました。
高天原というのは「古事記」で天照大神ら天津神が住んでいるとされる神々の国ですね。
となると、来世と神歌が転移してきた場所は、神々の地”高天原”ということになりますね。
ちなみに来世がもう一度同じ“高天原”アイコンを押そうとすると…
“連続使用危険です”と表示が出ます。普通に考えれば高天原にいて”高天原”アイコンは使用不可能に思われますが、この表示が出るということは連続でなければ使えるということなのかな。
ただ、この”高天原アイコン”は”四方矢印アイコン”の上向き矢印から出ていますので、ほかの三方は別の場所への移動能力があると考えられますね。
日本神話では、高天原、芦原中国、根の国・黄泉の国の三層あると考えられており、芦原中国=日本国土なので上下の矢印は高天原と根の国・黄泉の国への転移だと推測できますが、左右はなんなんだろうか…?
ちなみに、高天原に転移した瞬間一瞬だけですが神歌の背後にも光背が出現しました。来世も一番初めは一瞬でしたし、段階があるんでしょうか。そして、光背出現のきっかけはなんなのでしょうか。
異世界”高天原”での戦い!来世の心の叫び!!
さて、異世界”高天原”へとやってきた来世たちは未だ状況を飲み込めないままですが、突然正体不明のモンスターに襲われます。
そして来世と神歌はそのままモンスターに食べられてしまいます。
モンスターの胃の中から脱出しようと、新しいアイコンから刀を取り出す来世。
早々に諦めてしまいそうになっている神歌に”簡単に諦めるな”と喝を入れ、モンスターの内壁に刀をつきたてようとします。
” 夢の途中なんだろ!? “
” 諦めるな “
しかし現実はそうそう甘くはありません。モンスターの内壁はコンクリートのように硬く刃が全く立ちません。
そして来世の心の叫びが…!!
” 青春くらい “
” したいよ “
ちなみに余談ですが、来世はどうやら「大国主」の生まれ変わり、あるいはその力を注いでいるようです。
理由はいくつかあって、まずは”高天原”という単語。これは日本神話との関わりを表しており、来世たちと神との間に関係性があることが示唆されています。
そして、数多いる日本の神の中で「大国主」と断定する理由が2つあります。1つ目は苗字ですね。“大國”と”大国主”、これは特に説明はいりませんね。
2つ目の理由は、来世が刀を取り出した際にアイコンに浮かび上がった文字です。“生太刀”と書かれていました。この“生太刀”というのは元々はスサノオが持っていた出雲の三種の神器の一つでのちに大国主が奪ったと言われています。
これらのことから、大國来世は「大国主」と深い関係があることが推測されるわけです。
ちなみに、この「大国主」はなかなかに厄介なところで、スサノオの息子あるいは子孫とされていますが、このスサノオの系列は元々は「天津神」のはずなのですが、スサノオが高天原を追い出されたために「国津神」として扱われるイレギュラーな存在なのですよね。
まあ、とりあえず…
神歌も変身!!?モンスター撃破とデジャブ??
ちなみにこの間、来世は神歌をおぶってモンスターの胃液に触れないようかばっています。
来世の心の叫びが発せられた瞬間、神歌の背後に再び光背が現れます。
来世同様、武装をした神歌が一閃!!
ちょっと来世くんの立場がありませんが、一撃でモンスターを撃破してしまいます笑
そして、来世を助け起こす神歌。
この状況に来世はデジャブを感じます。
巻頭のカラー絵で描かれていたシーンですね。
どうやら、来世の夢のようなのですが…。
この”神”と名乗る人物は神歌と瓜二つです。彼女のセリフは” 神… “ですから、本当は神の後に”歌”が続くのかもしれません。
う〜ん、やっぱり前世が何か関係していそうですね。この絵の来世は今の来世のようですが…。
個人的には来世の前世である「大国主」と神歌の前世の神との間に因縁があるんだろうと予想してます。
そうすると、神歌の左手の薬指のアザも来世、というより「大国主」に関係があるのかも…。
ただ、鎧も剣もどちらを見ても神歌のものは日本の神とは思えません。スウェーデンから来たと言っていたので、北欧神話の神なのかな。完全日本人だけどな…。
光背の模様も来世と違うし…。まあこれは個人差なのかもしれませんが…。
ただアイコンというかパネルは基本的には同じみたいですね。
しかし、北欧神話の神か…。来世と同じパターンなら名前のどこかに神を連想させるものが入っているはずです。
来世だけでなく、おそらく学級委員長の伊勢さんは「伊勢」→「伊勢神宮」→「天照大神」でしょうし、彼女が助けを求めに行った竹速先生(1コマのみ登場)は「竹速」→「建速」→「建速須佐之男命」でしょう。
そうすると三上神歌…。う〜ん、全然でてこない。。強さやロングソードからの勝手にメージとしては戦乙女ワルキューレとかかなぁとも思うのですが…。全然名前に入ってませんしね。ワルキューレの中にミカとかいたかなぁ…。
こういう形もありかも!!?青春はここから始まる??
そんなこんなで、とりあえずは難を逃れた来世と神歌。
” 私が無傷なの君のおかげだし “
来世は神歌の言葉にドキドキが止まりません笑
そもそも女性を苦手にしてきた奥手(?)な男子高校生ですからね。
” 読んでくれんでしょ… 続き… “
” ーだから痴漢のことは ひとまず忘れてあげる “
ツンデレ(?)万歳!!
そんなわけで、これはこれで青春が始まるのでは…と思い始めた来世くんでした。
しかし、この世界についての謎は何一つ解けていません笑笑
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『ライセカミカ』レビュー記事
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