
『落日のパトス』最新刊情報

『落日のパトス』最新第13巻
自室にて仲井間の顔に欲望をぶつけてしまった藤原。悶々とした想いが募るのは彼だけではなく、仲井間も……。妻として夫との行為に望む仲井間。壁越しにそれを聞く藤原。隣人として。人妻として。男と女の情欲は高まっていく……。そんな中、藤原は“NTR性癖”に開眼…!? さらに、新担当・宮たちとまたもやスーパー銭湯に行くことになって…!? 昂ぶりはとどまらない。背徳の隣人愛欲物語!
『落日のパトス』第86話「28話の私を見るといいかもよ?」レビュー感想
第86話「28話の私を見るといいかもよ?」あらすじ紹介

*『落日のパトス』第86話「28話の私を見るといいかもよ?」は令和3年12月7日発売の『別冊ヤングチャンピオン』2022年1月号に掲載されたエピソードです。
第86話「28話の私を見るといいかもよ?」 あらすじ紹介
薄暗いアパートの一室で、アキと真 二人の淫靡な行為はエスカレートしていく。真は剥き出しのアキ自身を握りしめ、アキは真の胸をつかむのだった。”なんか伸びる…っ”、”トロッとしてる…っ”と”透明な液体”が溢れ出るアキの”モノ”を珍しいものを見るように眺め 弄る真に、初めて見るわけでもないでしょう、と声を掛けるアキ。しかし、真は夫との行為の際は”モノ”を触ることはほとんどなく、男性の”モノ”をこんなに触るのはアキの”モノ”が初めてだと告白するのだった。自分が真の”はじめて”と聞き、興奮したアキは手を動かすよう真に頼む。アキの”モノ”をしごきながら真は心の中で”わたしとキミ かつて 教師と生徒だったんだよ?”と独りごちる。その瞬間、アキの短い嬌声が上がり、それと共にアキの”モノ”から真の顔に向けて…
内容&見どころ
真の勘違いから始まった今回の事態。何も二人を止めるものもがないまま盛り上がりに盛り上がった二人の行為は、今回のエピソードでついに最高潮を迎えます。越えてはいけない一線が徐々に曖昧になってきていたアキと真はどこまでいってしまうのか!!? そしてタイトルにあるように第28話で真が求めていた”アレ”がついに実現するのでした。そして、改めて”教師と生徒”ということを思い起こし、更なる背徳感が!!
**第28話は単行本第4巻に収録されています >>こちらから読めます
それでは第86話「28話の私を見るといいかもよ?」の感想です!!
『落日のパトス』第86話「28話の私を見るといいかもよ?」は『別冊ヤングチャンピオン』2022年1月号に掲載されています。感想を読む前に、本編を読んでおきたいという方はまずは下記リンクから購入できます。
『別冊ヤングチャンピオン』
第86話「28話の私を見るといいかもよ?」レビュー感想」レビュー感想
*ここから先はネタバレを含みます。
加速する2人の背徳の秘事。
さてさて、徐々に雲行きが怪しくなってきましたよ。すっかり”一線”が曖昧になってきてしまっている真とアキの秘事。ついにその”一線”を越えてしまうのでしょうか?? …というか、もはや越えてはいけない”一線”ってなんだろうと、思ってしまうほどに二人の行為はエスカレートしてきています。真自身も前エピソードの終わりに”ねえアキくん これもう セックス始まってるんじゃない…?”と心の中で独りごちるほどですから。
どうやら”あの旅行”を経たことで、真の中で”一線”がだいぶ曖昧になっているようです。まあ、行為としては今回のタイトルにある28話の時点でも、真は直接さらけ出させてこそいないものの、アキのアキ自身を直に握って射精させてますから、そこまで変化があるわけではないのですが…気持ちがねぇ。

アキはというと…あんまり変わらないのかな。旅行を経て真への想いは明確になったはずですが、だからと言って真との関係をちゃんとしよう、という気持ちは今のところまだないみたい…。もともとエロい欲求に素直すぎるほどに素直で、性的方面の理性はアキ以上に脆い男もいないだろうというくらいに脆いですからねぇ。そもそも藤原ガールズ全員一致で認定のクズ男ですしね(笑)
2人の”一線”が曖昧になっているのは関係が緩やか〜に(?)進んでいくからこそなんですかねぇ。”一線”がじわじわ〜と、ずれていっているような感じですよね。ぶっちゃけ、いまだに”一線”を越えていないというのがおかしいくらいですが、逆にいきなり”一線”を越えるほどの大胆な進み方をしていたら早々に理性(倫理観)によるストップがかかって、この関係性は終わっていそうですよね。まあ、正直なところただ”挿れてない”だけで、これらの行為が果たして”一線”を越えていないと言えるのかどうか…。
『落日のパトス』で描かれる”タブー”のテーマは”不倫”ですから、どこからが不倫でどこまでが不倫ではないのか、つまり何をもって”一線”とするのか、その辺りの問いかけこそがこの作品の真の核心なのかもね。
“わたしとキミ かつて 教師と生徒だったんだよ?”
あくまで”一線”は越えていないという体の二人ですが、そんな2人を加速させる事実が明らかになります。それが真にとってある部分では”アキが初めの人”だということなんですよね。 旦那と性生活が淡白という描写は多々ありましたが、それほどとは。そりゃ、人一倍えっちなことへの好奇心の強い真が欲求不満になるのは仕方ないですね。
そして、この真の”はじめての人”であるという事実が、アキに真に握られたまま、腰を跳ねさせるほどの興奮を与えるのでした。この辺りがやはりアキの童貞っぷりを引き立てますよね。興奮したアキは、真に握ったまま手を動かしてくれとさらに攻めた要求し、真もほんの少し躊躇ったものの、その要求を受け入れてしまいます。

この一瞬、真はどういう感情だったんだろうか。表情からだけでは色々な感情に読み取れてしまうんですよね。直後、アキのモノを扱き始めた真は、自分とアキがかつて教師と教え子だったんどよ、と心の中で独りごちています。ただそれも後の行動から分かるように、特段ネガティブなニュアンスではないんですよね。そして、ここで改めて”教師と生徒”という世間的には”タブー”な関係を意識したというのは、それなりの…もしかすると、真の中で気持ちの”一線”を越えたんじゃないか、なんて思ったりもします。
今回は、胸を掴まれながら直に手○キ、さらにその後第28話で真がされたくてされたくて仕方なかった”あの行為”までしてしまっているので、正直2人のあれこれはだいぶ進んだように思います。すでにどちらも行為った秘事を止める方向の意思はなくなっているようですね。2人の”一線”はどうなるのか!!?
ちなみに、第28話で真が風呂場で無茶をしてまで体験したかった”あの行為”が今回のエピソードでは、ついに実現します!! とりあえず、恍惚とした真センセイの表情がエロすぎますね。…がもちろん、あの真ですから、もろもろ全て含めてのデジャブでお約束展開もありです!!
⭐️『落日のパトス』全巻あらすじ ⭐️
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