『もののがたり』 著:オニグンソウ レビュー感想記事一覧
『もののがたり』最新レビュー感想
~あらすじ抜粋~
常世と現世の狭間のその果て、閉ざされた大戸にたどり着いた兵馬と婚礼調度。文字通り”引手”で開かれたその大戸の向こうで現人神と邂逅する。兵馬たちの姿を見とめた現人神は禍津日の敗北を悟り、静かに言葉を紡ぎ出す…
九十六話【蕃神 バンシン】
『もののがたり』単行本最新見所紹介
~第15巻 見どころ抜粋~
ついに婚礼調度と因縁の敵 唐傘 時雨の戦いに幕が下りる!! 現人神の従者であることに固執し、それを唯一の存在意義とし続けた時雨と、現人神の最後の力で唐傘側の天恵”穢れ”に対する耐性を手に入れ、その思いを託された婚礼調度の戦いの結末。最期の数瞬の”己の生”を生きた時雨の最期は…。
一方、皆に支えられ兵馬はついに 天日・陽炎の元にたどり着く。明かされる圧倒的な天日と陽炎の真の力と、彼らによって再現される岐鼓吹と隼人のあるはずだった未来の姿…
『もののがたり』 最新刊情報!!
『もののがたり』最新刊情報
『もののがたり』第15巻
**2023年1月19日発売**
【あらすじ】常世と現世を繋ぐもの――“付喪神”。付喪神に奪われた青年・兵馬と付喪神を愛する少女・ぼたん。絆を深める二人の縁を引き裂くのは常世の奥底に生まれし存在“藁座廻”。門守の符術“鬼来迎”により召喚された、雅楽寮と八衢黒檀、そして挂の活躍により唐傘勢力を撃破していく塞眼たち。そして、婚礼調度は因縁の敵・時雨との最後の戦いを開始する――!! 絆と恋の付喪ノ語り、激闘必至の第十五巻。
✨✨第15巻見どころ紹介はこちら✨✨
発売日:2023年1月19日
・注目記事
**付喪神**
>>・京都三大付喪神”佐野の大具足”。最強の一角にして格式高き異例の付喪神。
>>・京都三大付喪神”本庄の雅楽寮”。貫きとおすロック道!!その最期とその後は??
>>・京都三大付喪神”長月の婚礼調度”。付喪神の中でも更に異端の出自とは??
>>・唐傘”藁座廻”。現人神の従者にして より常世の深きから現れ出た穢れ。
**塞眼**
>>・塞眼御三家と引手の力 “生大刀・生弓矢・天詔琴” まとめ
>>・塞眼御三家次期当主たち”岐兵馬・八衢菫・辻白百合”まとめ
>>・『もののがたり』の魅力を紹介!!あらすじや既刊情報も紹介。圧倒的画力が唸るスタイリッシュな”付喪神”の物語!!
『もののがたり』 レビュー感想 リンク一覧
九十五話【産霊 ムスヒ】
~あらすじ抜粋~
天恵を纏い更なる力を手に入れた唐傘”岐殺”こと禍津日と戦う兵馬の元に、ついに婚礼調度がたどり着く。禍々しく穢れ膨らんだ禍津日を前に、その出会いは僥倖だったと、兵馬に手を差し伸べる婚礼調度。彼らは新たな主となった兵馬に”ある提案”をする。
>>九十五話【産霊 ムスヒ】レビュー感想
“お前になら己の全てを託せる”
九十四話【撥雲 ハツウン】
~あらすじ抜粋~
「生太刀・魔反」の一撃を受けて隼人の器を失った”天日”は、ついに始まりの唐傘”禍津日/岐殺”としての真の姿を現す。互いに大きく消耗し後がない両者の最終戦。”禍津日”は鼓吹と隼人の最期を語り、兵馬の精神を揺さぶりにかかる。怒りに我を忘れ、感情のままに2度目の「魔反」を放ちかける兵馬だったが…。
>>九十四話【撥雲 ハツウン】レビュー感想
九十三話【残光 ザンコウ】
~あらすじ抜粋~
唐傘 天日と陽炎により再現される隼人と鼓吹の”天才”。天日に「乱れ開闔」を放つ隙を与えないよう怒涛のごとく技を繰り出す兵馬だったが、ついにその攻撃も凌ぎ切られてしまう。再び放たれる「乱れ開闔」を前に、絶体絶命の窮地に兵馬が諦めかけた瞬間、兵馬は姉と兄の声を聞く。その瞬間足掻くように兵馬が咄嗟にとった行動は…
>>九十三話【残光 ザンコウ】レビュー感想
八十八話【時雨 シグレ】
~あらすじ抜粋~
穢れに対する耐性を獲得し”神懸かる”婚礼調度。自分たちだけに与えられたはずの神の力”天恵”に並ぶ力を、”こともなく”手に入れた婚礼調度を前にして時雨の心の渇きは膨れ上がる!!”沈みゆく世界を見れなくても現人神の傍に立てなくてもいい 私は私のために…” 婚礼調度を否定し殺すために、持ちうる力を極限まで高め決着の一撃を放つ時雨。一方…
>>八十八話【時雨 シグレ】レビュー感想
八十五話【時風 トキツカゼ】
~あらすじ抜粋~
“やってやるのはここまでが妥当ー ここからは自分の手でケリをつけろ”。畏怖と安堵の入り混じった空気感は、挂の一言で再び緊張する。甚大なダメージを負うものの未だ悪天”竜巻”を纏い、現世の塞眼達を追い詰めていく凩…。一方、唐傘が総出で仕留めにかかった元塞眼陣営 最強の一角”辻家引手”の付喪神 塵外師範を相手取る椿と門守代表。門守代表に危機が迫った瞬間、椿の表情が妖しく煌めく…。
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八十四話【踏破 トウハ】
~あらすじ抜粋~
唐傘に喰われた師範たちを相手どり、戦場を引き受けた雅楽寮。兵馬は紅緋から教わった”久延毘古”の情報を伝え、後を彼らに任せて、ぼたんの元を目指し一人先へと進む!! その頃 現世では、大具足 挂と藁座廻 凩が激戦を繰り広げており…。ついに最強の付喪神 挂の本気がヴェールを脱ぐ!! 無数の巨兵を具現化させ、凩を追い込んでいく挂。しかし、凩もまた”天災”の如き”風の刃を纏った巨大な竜巻”を顕現させ挂の兵を切り刻むのだった…。
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八十三話【獣道 ケモノミチ】
~あらすじ抜粋~
傘討伐体に加わり死んだものと思われていた門守椿だったが、門守代表の危機に突如現れてその窮地を救う。しかし、その目には唐傘同様の波紋模様が刻まれていた。椿”らしい”その人物に門守代表は何があったのか、そして彼女が”どういう状態”なのかと問う。天日との戦いに敗れた椿は、死の淵で”本人も理解していない気持ち”に気がつき”ある選択”をしていたのだった…
>>八十三話【獣道 ケモノミチ】レビュー感想
八十二話【門火 カドビ】
~あらすじ抜粋~
現人神の天恵をえた”藁座廻” 時雨と吹雪を筆頭に、無尽蔵かつ圧倒的な傘陣営の戦力の前に劣勢を強いられる兵馬たち塞眼陣営。現世で扉を支える白百合の身にも”藁座廻” 凩の魔の手が迫る。さらに討伐隊で唯一 消息不明となっていた椿が唐傘に取り込まれた姿で、塵外と戦う門守代表の前に現れる。もはや塞眼陣営に打つ手無し、とも思われたが、門守代表の命を刈り取るかに見えた椿の鎌は塵外を討つ…
>>八十二話【門火 カドビ】レビュー感想
八十一話【禍時 マガトキ】
~あらすじ抜粋~
激化する藁座廻しとの戦い。もう一人の主 兵馬をぼたんの元へと連れていくという使命のために、因縁の相手 “名持ち”時雨を相手にする婚礼調度。激しい戦いの末、ついに時雨を追い詰めたかに見えたが、突如 現人神の”天恵”によりさらに”神さびる” 時雨の前になすすべなく倒れ臥…
>>八十一話【禍時 マガトキ】レビュー感想
七十六話【進攻 シンコウ】
~あらすじ抜粋~
“引手”を扱う御三家のみが踏み入る術を持つ現世と常世の境界”黄泉路”、その広大な異界の中 血と血をつなぎ兵馬たちは ぼたんと唐傘がいる場所へと向かう。一方、”閉じる”力を持つ辻家の次期当主 辻白百合は皆を送り出した後、新たに作ったその境界への扉を閉じ切らない限界の隙間を維持する役割を担い、現世に残る。兵馬たちが”黄泉路”に踏み入れたことを察知した藁座廻”時雨”は、彼らを迎え撃つべく”骸の兵隊”を仕向ける。そして藁座廻”凩”は扉を制御している白百合を狙い、現世へとにじり出て…
七十五話【常世 トコヨ】
~あらすじ抜粋~
藁座廻したちに連れ去られたぼたんは常世と現世の間、”黄泉比良坂”で目を覚ます。藁座廻したちは”現人神”の憑座であるぼたんの魂を削ぎ落とすため、”反魂”を儀式を始めるのだった。一方、現世では”反魂”の影響か、付喪神たちが異変を感じ取れるほどに、確実に常世寄りの付喪神の魔の手が伸び始めていた。肉薄する危機に塞眼陣営は最後の望みを託して兵馬を筆頭に次期御三家当主、婚礼調度、門守代表、八街紅緋を藁座廻したちのいる”境界”へと送り込むのだった。
七十四話【追想 ツイソウ】
~あらすじ抜粋~
“正直焦ってたんだよ ジイさん 俺も 鼓吹も”。その思い出の主は…。天日の脳裏をよぎる隼人の思念。そして”あの日”のことが明らかになる。誰もが認める天才 岐隼人と鼓吹。若くして当主をも超える実力を身につけた彼らは…
七十話【告白 コクハク】
~あらすじ抜粋~
藁座廻の真の目的は、塞眼の身体を介して結界を突破することだった。次々と姿を現わす藁座廻たち。彼らの狙いは果たして…。京都三大付喪神の一角 大具足 挂は斎の結界の中に封じられ、兵馬とぼたんの元には天日が迫る。さらに5人目の藁座廻が姿を表したことで兵馬の絶望は加速する!!?
六十九話【鼓動 コドウ】
~あらすじ抜粋~
強襲してきた唐傘衆(元討伐隊)をそれぞれに鎮圧したかにみえた塞眼勢だったが、”藁座廻”の真の思惑は別にあったのだった。取り込んだ塞眼の身体を介することで結界をくぐり抜け、長月家、辻家に次々と現れる藁座廻たち。彼らの真の標的は…
六十八話【乱墜 ランツイ】
~あらすじ抜粋~
唐傘討伐へと向かったはずの面々が突如として塞眼の重要拠点を強襲。塞眼きっての精鋭であった彼らもまた既に唐傘に取り込まれていたのだった。意に沿わぬ形で かつての同胞との戦いを強いられることになった塞眼たちだったが、それぞれの想いを胸に…。
六十七話【暗澹 アンタン】
~あらすじ抜粋~
突如として、ぼたんの元や塞眼の重要拠点へと現れた変わり果てた唐傘討伐隊たち。岐の鬼札である岐朱鷹も含め唐傘討伐のために集められた塞眼のかつての最高戦力たちの瞳に浮かぶ波紋紋様の意味することは…。黒檀の件の傷も癒えぬままに再び唐傘との戦いが始まる。
六十六話【恋心 コイゴコロ】
~あらすじ抜粋~
塞眼御三家の一角辻家当主 辻豊穣が語った ぼたんの出生の秘密。そして現人神の顕現を抑えるためにぼたんに必要なものは ぼたん を ぼたんとしてとどめることのできる新たな形の縁だとい…う。”付喪神に彩られた二人の恋物語”が走り出す!! 一方、唐傘討伐隊の思わぬ形の帰還に、新たな戦いの予感が…。
六十五話【縁起 エンギ】
~あらすじ抜粋~
塞眼御三家の当主がそろい踏みで行ったぼたんの反魂の術。しかし、ぼたんの魂を引き寄せ現世へと戻すその瞬間、ぼたんの魂に惹きつけられたマレビトが…!!ぼたんを救うための”反魂の術”は”神降ろしの儀”となってしまうのだった。辻豊穣の口から自身の出生の真相を聞いたぼたんがすべきことは、ぼたんがぼたんでいられる新たな”縁”を紡ぐこと…。
六十四話【神隠 カミカクシ】
~あらすじ抜粋~
ぼたんの出生の秘密。”神隠し”について辻豊穣の口から語られる。ボタンは魂が常世にさまよい出てしまった”神隠し”の状態で生まれ落ちてしまっていた。前代未聞の事態に塞眼御三家の代表が集まりが ぼたんの現世との”縁”を御三家の代表が揃いぼたんの魂を現世に引き戻すための反魂の儀式が行われる。
六十二話【无妄 ムモウ】
~あらすじ抜粋~
黒壇との戦いを終え後処理が進む中、御三家・八衢家への処遇が決まる。今回の件で自身の無力さを実感した若き次期当主たち、そして明かされた黒壇をも凌ぐ4体の”名前持ち”の藁座廻。八衢菫と辻白百合はともこの件を乗り越え、”ぼたんの護衛”を成し遂げることを決意する。
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