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『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』 著:和月伸宏

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第十七幕「闘姿」ネタバレ感想
『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編』第十七幕「闘姿」の感想です。
元志々雄真実が配下の十本刀も集結し、いよいよ剣客兵器・凍座白也の尋問に入ります。
斎藤の尋問を予想外に快く受け入れた凍座の望む対価は?
そして、凍座の言う”闘姿”とはなんなのか??
では、ネタバレ感想です。
凍座白也の尋問とその条件。
予想に反して凍座白也は斎藤の尋問に答えることを二つ返事で了承しました。
代わりに凍座が出した条件は…
“緋村抜刀斎と手合わせすること”
その手合わせの間であれば、どんな尋問にも答えると約束します。

凍座は本陣に呼び戻される前に、猛者との手合わせを望んでいます。
その猛者が伝説の人斬り”緋村抜刀斎”であれば、これ以上の相手はいない、というわけです。
剣心と手合わせするために、凍座は”劍客兵器は頂点たる将君の下に七人の部隊将率いる七つの部隊で構成される”と機密事項を正直に証言しています。
そこまでして猛者と戦いたいとは…。
この辺りからも凍座白也と言う人間の異常性が垣間見えます。
緋村抜刀斎 vs. 凍座白也!!衰えない剣腕。
そして、いざ凍座と剣心の手合わせが始まります。
凍座は刀狩の張の刀を借りて戦います。
さすがに凍座も相当の強者です。剣心の抜刀術をも躱し、剣心と互角異常に渡り合います。
しかも、躱された掌打をそのまま地面に打ち込み、そこを支点として腕の力で反動をつけ身体を加速前進させるなど、独特の戦い方をします。
もちろん、剣心も負けていません。
水面を後ろ向きで3歩歩くなどという離業を披露して、戦いを見ている人々を驚かせます。

と言っても、実際のところ驚いていたのは刀狩りの張と大鎌の鎌足だけで、他の連中は”まあ剣心ならやるだろうな”みたいな反応でちょっと笑いました(笑)
この感じだと、剣心の体はまだそれなりにはもちそうですね。
一応北海道編では、まだ一応は飛天御剣流の技を撃てている本編終了時からは少々設定を変更しているのでしょうが…(本来は弥彦の元服時に既にほとんど飛天御剣流は撃てなくなっていた)。
剣心の身体については左之助も懸念していたのでどこまで戦えるのかは気になるところです。弥彦との立会で九頭龍閃を放った後、だいぶ身体に反動があったみたいですし…。
さて、剣心も凍座もお互いまだまだ余力を残して…というかさわりも実力を出していない状況ですが…。
凍座の発言を受けて、剣心が一つ問いかけをします。
凍座白也は精神の平衡を喪失している
凍座は『闘姿』という言葉を度々使います。
剣心の問いかけは、この『闘姿』とは何かということです。

劍客兵器としての特性か何かなのかと、問いかける剣心に対し凍座が答えたところによると…。
『闘姿』というのは、凍座固有の能力(?)だということです。
若い自分に弱かった凍座は、一人前になるために諸国を巡って武者修行に明け暮れていたのだそう。
そして、何万回と戦う過程ので徐々に見えるようになったものこそが『闘姿』。
凍座の目には”その者の闘いに於ける本質が姿形となって視える”のだそうです。

そしてその『闘姿』は、取るに足らないものなら獣ちくしょうの姿に、猛者に足るものは神仏魔物のごとき異形の姿に映るのだとか…。
確かに、これまでも凍座は度々対峙した相手に動物のようなイメージを幻視していましたものね。
ちなみに、偵察の為空を飛ぶ飛翔の蝙也を見て凍座は”爆煙を纏う化蝙蝠”の『闘姿』を視ています。
しかし、『闘姿』などは本来あるはずのないもの。
つまり…
“凍座白也は精神の平衡を喪失している”
第十七話『闘姿』を読んで…
いよいよ久々の剣心の本気が見れるかな??
とは言っても、凍座も尋問されながらの闘いだし、両者様子見程度(一つずつ技を繰り出すくらい?)で終わりそうかなぁ。
上でも書きましたが、はたして剣心はあとどれだけ飛天御剣流を撃てる状態なのだろうか…。
できれば一度でもいいから天翔龍閃を放って欲しいところです。
ただ、天翔龍閃はそもそも剣心が飛天御剣流を打てなくなっていくきっかけにもなった最も負担の大きな技ですからね…。ちょっと難しいかな。
とはいえ、盛り上がり的には北海道編の中で一度も天翔龍閃を撃たずに終わるということは考えづらいので、最終決戦あたりで出てくるかな〜とは期待しています。
そして何より、成長した弥彦と”肩を並べて”戦うところが見たい!!
人誅編では剣心と肩を並べて戦うことのできない自分の無力さに涙した弥彦。その後必死に奥義を習得し、乙羽瓢湖戦でついに剣心に「闘いの場」を任されることになります。
“いつか必ず俺もあそこへ!!”と思い続けて、ついには逆刃刀を継承されるほどまでに成長した弥彦は、今なら剣心と”肩を並べ”られる男になっているはず!!
剣心と弥彦の共闘は是非見てみたい!
早く北海道に来いよ、弥彦!!弥彦が来るまで無茶しすぎるなよ、剣心!!
そして…『闘姿』ですか。
…蝙也が蝙蝠って。意外と安直ですよね(笑)
斎藤は狼だったし。剣心は龍かな?飛天御剣流だけに。
でも、それだと師匠も龍になってしまいそうですかね?
いや、あの人はもはや神か何かか…。
それにしても不思議なもので、剣心は本気を出していないから『闘姿』が見えないというのはいいのですが、なんで飛んでいるだけの蝙也の『闘姿』は見えたのでしょうか??
『闘姿』は戦意や殺気とかとは関係ないのでしょうか??
あと驚くべくは凍座の武者修行での戦いの回数ですよ。数万って多すぎですよね。
幕末を戦い抜いた剣心たちよりも戦闘経験がはるかに多いのではないだろうか??
そもそも凍座って何歳なのでしょう?幕末の動乱期に武者修行もないでしょうから、剣心よりもだいぶ上なのかな?斎藤と同じくらいでしょうか??
まあ、とにかく剣心と凍座の間でどのような戦いが繰り広げられるのか楽しみです。
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』を読むなら…

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