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『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』 著:和月伸宏

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『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編』 レビューリンク
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第十八幕「凍座 猛攻」ネタバレ感想
『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚・北海道編』第十八幕「凍座 猛攻」の感想です。
尋問の対価として剣心との手合わせを要求した凍座。
剣心の本気を引き出し”闘姿”を見るために徐々に実力を明かしていきます!!
凍座が剣心の飛天の剣を凌いだところで、ついにあの男が動きます!!
では、第十八幕「凍座 猛攻」のネタバレ感想です。
栄次の選択。小鬼の闘姿。
さて、さすがは志々雄による生き地獄を乗り越え、斉藤一に育てられた(厳密には斉藤の奥さんに…)だけあり、その闘姿は未熟ながらも猛者の素養を垣間見せている栄次でしたが…。
現在、彼は劍客兵器との戦いへの参加を諦めるか、親と兄の仇である志々雄一派(特に総司郎)と手を組むかというきつい選択を迫られています。
決して許すことのできない記憶を思い起こしながらライフルに銃弾を詰めて、おそらく皆のいる凍座の牢獄(?)に向かう後ろ姿は…。
獄炎を纏う一匹の小鬼…。

栄次の下した結論は、やはり殺意のままに復讐を果たそうというものなのだろうか…。
少なくとも斉藤一の人を見る目は確かでしょうし、加えて栄次の過去知る育て親でもあるわけですから、栄次がどんな選択をしようともその意思を尊重できるだけに信頼を置いているのでしょうが…。
同じ鬼同士、栄次と悪鬼の後継である悪太郎(明日郎)との邂逅が期待されますね。
剣心vs.凍座!!
さて、一方剣心vs.凍座。
前話「闘姿」を読んでいて生じた疑問が今回きちんと解消されました。
これまで凍座は刀を交えてもいない軍のこっぱ者たちや飛翔の蝙也の闘姿は見てきたのに、なぜ剣心の闘姿は見えなかったのか…ということだったのですが。
その答えは、”猛者であればあるほど本気にならない限り闘姿は見えない”とのことです。

凍座は真の猛者たる剣心を本気にさせるために、自身も本領を発揮します。
倍以上の巨躯をもってして剣心同様に水面を走り、剣心を捕らえるほどの速さを持つ凍座に剣心をはじめ一同は改めて凍座が強敵であること認識します。
ちなみに前話で散々な言われようだった(精神の平衡を失っているとか)凍座の闘姿ですが、実際闘姿というものがあるかないかはともかくとして…少なくとも凍座には闘姿を介して相手の本質を見通しています。
闘姿を見ることによって、闘法はもちろんおぼろげとはいえ相手の得手不得手さえも見極めることができるのだそうです。
九頭龍閃をも押し返す劍客兵器!!
凍座を強敵と見定めた剣心は九頭龍閃を放って抗しますが…
なんと九撃全てをまともに受けたのにも関わらず、凍座は一歩も退かないどころかむしろ剣心の方が押し返されてしまいます!!

もちろん少なからずダメージは負っているようですが…。
剣心が不殺故に力加減をしていることと、そもそも剣心の九頭龍閃は威力においては難があるとはいえ、キネマ版では”天翔龍閃”に代わり奥義とまでなったこの飛天御剣流の大技を受けて…この程度のダメージとは…。
これまで剣心の九頭龍閃を完全に無効化したのは、神速を超える”天剣”こと瀬田宗次郎と倭刀術を自在に操り飛天御剣流を速さでも高さでも追い詰めた雪代縁の二人だけ(師匠は存在自体が反則なので除外)。
つまり最悪の場合、宗次郎や縁レベルが劍客兵器には他に7人もいる可能性があるということです。もちろん、上記二人と違い凍座は技として九頭龍閃を打ち破った(?)というのとは少し違う感じですが。
剣心も衰えている現在、志々雄一派や縁達よりもさらに厄介な敵のなりうる可能性が出てきましたね。とはいえ、今回は剣心たち側にもさらに強力な助っ人たちがいますからね。
うん、面白くなってきました。縁はどういう立ち位置になってくるのかな〜。
圧倒的硬さ!!凍座の術!!?
剣心の九頭龍閃を押し返した凍座の闘いをみて、斉藤は一つの確信をえます。
すなわち
“凍座は技か術を使っている”!!
技はともかく術ってなんだ??
しかし、凍座は実際に飛天御剣流の技の中でもっとも突進力をもつ技である九頭龍閃はもちろん、斉藤の牙突さえも真っ向から受け止めています。
この”硬さ”は全くもって異常としか言いようがありません。

というか、この男は痛みを感じていないのだろうか??
ちなみに、此の期に及んでまだ剣心の闘姿は見えないのだそうです。
凍座曰く”不殺の心情故になかなか本気にならない”のだそうですが、どうやら凍座のいう本気、つまり闘姿が見える状態には少なからず”殺意”が関係しているようですね。
それにしても、身体に不安を抱える剣心には少々分の悪い闘いになってきました。
その時…
新撰組、三強が一人出る!!
元新撰組二番隊組長”永倉新八”が出ます!!
ついに新撰組三強の一人の実力が明らかになるか!!?
この飄々としたようなつかみどころのない雰囲気の裏にどれほどの強さを秘めているのか…。

確かに狸感が半端ないですね。
そして、この威圧感よ…。
お互いに手加減していたとはいえ、永倉新八は宗次郎を抑えていますからね。あの時出そうだった永倉新八の”技”も期待大です!!
ちなみに史実通りであれば、永倉新八の必殺剣は飛龍剣。詳しくは下記の記事をどうぞ。
ちなみに、瀬田宗次郎は新撰組1番隊組長沖田総司をモデルにしているそうなので…。ある意味ではこの場に1番から3番隊の組長、つまり新撰組三強が揃い踏みというわけですね。
しかも史実では斉藤は北海道に渡っていないはずなので、維新以降の新撰組三強の夢の共闘ですね!!
と、いうことで『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』第十八話「凍座、猛攻」のネタバレ感想でした。
次号、永倉新八の活躍が楽しみです!!
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』を読むなら…

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『るろうに剣心』レビュー記事
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