漫画感想&見どころ紹介【第1巻】『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフをすることにしました』あらすじ&レビュー感想

『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフをすることにしました』【第1巻】あらすじ 見所紹介&レビュー感想

『真の仲間』第1巻 概要&あらすじ紹介

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『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』

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『真の仲間』第1巻 概要紹介

まずは『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフをすることにしました』第1巻の概要をご紹介。

『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフをすることにしました』第1巻は2018/12/25に発売されました。

『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフをすることにしました』は『少年エース』で連載されています。最新刊情報&全巻あらすじ見所&登場人物紹介は>>こちらから<<

第1巻にはプロローグと第1話~第8話までの計9つのエピソードに加え、原作者ざっぽん氏による書き下ろし小説”無頼リットは赤くなって笑う”が収録されています。さらにプロローグではコミカライズにあたり、原作には収録されていギデオンがもっとも輝いていた頃、つまりまだ未熟な勇者パーティーを彼が引っ張っり、まさしく英雄的な活躍をしていた頃の全く新しいエピソードが描かれています。

『真の仲間』第1巻 簡単あらすじ紹介

「導き手」の加護を持つギデオン・ラグナソンは、「勇者」である妹ルーティ・ラグナソンと共に迫り来る魔王軍の脅威を却うる、人類の希望の双翼として活躍していた。しかし、「初期レベル+30」意外何一つスキルを持たない『導き手の加護』では、徐々に戦いについていくことができなくなり、ギデオンはついに「賢者」アレスから”君は真の仲間ではない”と言われ パーティーから追放されてしまう。身分を隠すためにレッドと名前を変え、辺境の地ゾルタンで薬やとして第2の人生を始めたギデオンだったが、そんな彼の元にかつての戦友である”英雄リット”がやってきて、半ば押しかけ気味に同居を始めるのだった。

では、第1巻のあらすじをざっくりと紹介したところで、いよいよ見所&レビュー感想に入っていきたいと思います。

『真の仲間』第1巻 見所紹介&レビュー感想

まず、第1巻では全体の導入として、なぜレッド(ギデオン)が勇者パーティーを抜けて辺境の地ゾルタンで暮らし始めたのかが丁寧に描かれていきます。この辺りは前述の通り、コミカライズ版オリジナル新エピソードが追加され、過去のギデオンと現在のレッドの対比がわかりやすくなされています。それと並行して、この世界の世界観、そして”加護”というこの世界を支配している概念についても徐々に明かされていきます。

さらに、半ば押しかけ妻状態となったリットとの再会や、彼女とのまだぎこちないながらもまったり甘ったるいスローライフにはニヤけ不可避。コロコロと目まぐるしく表情の変わるリットの可愛さを堪能できます。一方で回想として挟まれるレッドとリットとの初対面時のエピソードや過去の共闘エピソードなどからスローライフだけでなく”剣と魔法の世界”の王道展開も楽しめます!!

では、ここからは個人的に見所だと感じた第1巻の内容を少し詳しめに紹介します。

主人公は戦力外!!?「役割」を終えたものの物語。

本作の一番の特徴は、主人公が勇者パーティーから離脱した、という経歴にあります。元英雄が魔王を討伐した後や、地位も名誉も上り詰めたあとに隠居して第二の人生を送る姿を描くスローライフものというのはよく見かけますが、この作品の場合は、主人公のギデオン(レッド)は魔王退治の冒険の途中で戦力外通告を受けての引退になります。もちろん英雄は英雄なのですが…。

原作者曰く、ギデオンはいわゆるRPGにおける”最初から強いけれど成長性が悪く、序盤でパーティから外れるようなキャラクター”。彼に与えられた加護は「導き手の加護」というもので、未熟な勇者を支える役割を与えられています。つまり、勇者が十分に成長したらお役目御免となるのがあらかじめ決まってしまっているんですね。

それでも、勇者である妹ルーティを少しでも支えられるようにと幼少期から、きたるべき旅立ちに日のために自らを鍛え上げていたギデオンは、若くして王都の精鋭であるバハムート騎士団の副騎士団長にまで上り詰めます。しかし、彼の「導き手の加護」に与えられる恩恵は「初期レベル+30」だけで、武技や魔法などの戦闘系スキルの一つも与えられないのです。

生まれながらにレベル31である以外に他の能力を持たないので、仮に戦闘系の加護を持つ人間が同じレベルであれば100%戦力として劣る事になります。しかもレベルが高いほどレベルが上がりにくいというのはRPGの常識ですので、冒険が進むにつれて、仲間たちにレベルも追いつかれ、いつの間にかパーティのお荷物に…。最終的にはパーティメンバーの賢者に”真の仲間ではない”と言われて追放されてしまうんですね。(この追放には実は裏があるんですがね…)

とにかく、この設定がこの作品の非常に面白いところで、個人的におすすめポイントです。いわばRPGで「役割」を果たしたキャラクターたちの、本筋である主人公たちの物語の裏にある 決して描かれることのないアフター(サイド?)ストーリーを覗いているみたいな感覚です。実は、レッド(ギデオン)と一緒に暮らす事になるリットも一時的に勇者パーティと共闘して その後 別れた、つまり「役割」を終えたキャラクターなんですよね。

ただそれだけで終わらないのがこの作品で、もう一つ面白い点は、レッドは必ずしも本筋(勇者たちの物語)と完全に切れているわけでもないという点ですね。実際、まだ勇者たちの魔王討伐の旅は続いていて、勇者自身はいまだにレッドのことを必要としています(後述)。それは他のパーティーメンバーも同様で、レッドをパーティーに復帰させるための動きもあったり…(これは第2巻以降の内容ですが)。

そんなわけで、レッドたちのスローライフと勇者たちの冒険が平行で描かれて行くのも魅力の一つです。両者が再び交錯することがあるのか、もしあるならそれはいつなのか、楽しみですね。

とりあえずリットの魅力を堪能せよ!!

さて、『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフをすることにしました』の楽しみの50%はリットの可愛さを堪能するところにあると言っても過言ではないでしょう(過言か??)。原作者曰く”ツン期の過ぎたツンデレ姫”なのですが、100面相よろしくコロコロと目まぐるしく変わる彼女の表情、及び顔芸は飽きが来ません。

金髪碧眼、スタイル抜群のいわゆる典型的なお姫様な見た目ですが、なんと”英雄”と称される辺境最強の冒険者だったりします。上述の通り、勇者パーティーにいた頃のレッドとはかつて共闘した仲です。彼女の詳しい出自は過去のエピソードとともに単行本第1巻本編で明かされます。

ちなみに、過ぎ去ったと言われる”ツン期”のリットもそれら回想エピソードでたっぷりと堪能できます。現在とのギャップもアリですね!! 一度は自らの想いを押し殺して勇者パーティー(というかレッド)と別れた彼女ですが、再びレッドに出会い想いを告げるためだけに彼を探す旅に出ていたという健気さもキュンときますね。

そして、一度目の別れの際にリットがレッドたちに言った言葉”あなたたちは”真の仲間”と言える最初のパーティーだったよ”は、勇者パーティーを追放された際に言われた”君は真の仲間ではない”と、非常に対比的なセリフでなんだかほっこりします(*レッドことギデオンが報われたという意味で)。

結局、無事に再開できた二人はリットの多少強引なアタックの果てに、再開したその日に同棲を開始する事になります!! 恋愛経験値皆無の二人のぎこちなくもハートフルなイチャイチャ生活ににやけが止まりません。

作品世界における「加護」のあり方。

そして、もう一つ面白いのが、この世界の革新とも言える「加護」について。そもそも主人公であるレッド自身が「導き手の加護」に翻弄された人生を送った人物ですが、この作品ではいわゆるRPGであれば当然として与えられるキャラクターの役割(作中でいう「加護」)に対する描き方が面白いのです。

この作品では、”ある一つの種族”を除き、生きとし生けるものは唯一神デミスによって、生まれた時点で「加護」、つまりこの世界における役割を与えられます。そして、この「加護」は絶対であり、選ぶことはおろか拒絶することも許されません。レベルを上げることで、「加護」に沿った固有のスキルを手に入れることができるわけです。

普通の作品であれば(特に主人公以外の一般キャラクターは)、こういった与えられた役割というのは何を疑うこともなく享受されているものですが、この作品では主人公だけでなく一般の登場人物たちさえも、その与えられた「加護」を必ずしも完全に肯定的に受け入れているわけではありません。

言い換えてみればRPGゲームなどのNPCがNPCとしての役割に疑問や不安を覚えているような状況ですね。極論すればゲーム世界(作品世界)そのものを揺るがしかねない部分ですが、この辺りがこれからどう描かれて行くのか非常に興味深いところです。

勇者の冒険!!勇者ルーティは兄を求める?

一方で、ギデオン(レッド)が抜けた後の勇者パーティの冒険も描かれます。その勇者というのが実はレッドの実の妹ルーティなんですが…。彼女はすでに勇者として十分に成長しており、もはやパーティーメンバーが不要なのではないかと思うほどに絶大な力を所有しています。

しかし、そんな彼女はいなくなってしまった兄ギデオンを求め続けています。そんなに求めるなら探しに行けばいいじゃないか、という話なのですが、実はここにも「加護」が関わってきます。まあ、それに関しては今後の話になってきますので、ここでは置いておきましょう。

勇者が十分に成長すれば必要なくなる「導き手」の「役割」ですが、どれほど勇者として成長しても、ルーティには「兄」であるギデオンは必要だということなんですね。この辺りはまさしく人と神の視点のギャップですかね。神の視点から見れば一人一人の人間は見えてない…という感じかな。しかし「加護」が強まるほど、存在は神の視点に寄っていってしまうんですよね。最終的には神デウスへの叛逆になりかねないような気もしますが…。

今後の勇者パーティー、そして勇者ルーティの動向からも目が離せませんね!!



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Author: mangameshi

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