
『真の仲間』最新刊情報

『真の仲間』最新第10巻
【あらすじ】ルーティは“悪魔の加護”の薬の力で“勇者の加護”の衝動を弱め、勇者としての旅を止めた。そして、ルーティはゾルタンの街に留まり、ティセと二人で大好きな兄・レッドの店で一緒に働くことにしたのだが――!?
・『真の仲間』【第54話】あらすじ紹介

・『真の仲間』第54話 あらすじ紹介
・ダナンの姿を装い、アレスの元へと訪れたシサンダンは、アレスを連れてレッドの薬屋へとやってくる。シサンダンに誘導されかのようにギデオンへの憎しみを増幅させて行くアレス。薬屋だけにとどまらず、レッドとリットの寝室までもめちゃめちゃにしたのち、アレスたちも勇者ルーティの後を追う。
・レッドとダナンもまたルーティの後を追う。道中、レッドは自分たちが殺したはずのシサンダンが陰で暗躍していることをダナンから聞かされる。精霊龍が自分たちと同じくルーティのいる山へと飛んで行くのを見とめたレッドは、ダナンより一足先に全速力でルーティの元へと急ぐ。
・山へと向かううちに、レッドは先を行っていたリットとティセに追いつく。リットにとっては仇でもあるシサンダンの生存の可能性を伝えたのち、レッドはさらに彼女たちを追い越して先を急ぐのだった。
内容&見どころ
・シサンダンの暗躍によって事態は暗転!??
・賢者アレスはギデオンへの憎しみをさらに深め、闇堕ちして行く!!?
・ドラゴンの出現!!不穏な空気感が広がって行く!!
・シサンダンの生存を知ったリットの決意とは??
『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフをすることにしました』【第54話】は『少年エース』2023年3月号に掲載されています。
『少年エース』2023年3月号
・『真の仲間』【第54話】レビュー感想
・ロクサーヌがスキル習得!!
えっと、とにもかくにも、まずはアレスが酷すぎ…というかクズすぎますね。小物すぎる。増大し腐敗した加護至上主義と没落貴族ゆえの肥大した貴族特権意識がもはやどうしようもないほどに暴走しています。そもそも卑しすぎる性格の持ち主でしたが、一体 何がどうなったら、ここまで”自分は何をしてもいい”と思えるようになるんだろうか…。
さすがにここまで行きすぎてしまうとキャラクターに共感も同情もできないんだよなぁ。ダブルベットを見て、嫉妬でベットを切り刻む、とかもはや…。正直、最近はアレスが登場するだけで少し不快になるくらいですね。

とりあえず、アレスを完膚なきまでの嫌われキャラに貶めるのはいいのだけれど(アレスは基本的には作品自体のアンチテーゼ的な存在ですからね)、主人公の敵役としてはあまりに幼稚で小物すぎて、役不足な感が否めない(シサンダンが暗躍しているし、もっと物語のラスボスにふさわしい 強大な敵が控えているとは思うのだけれど…)のと、ギデオン側に都合よすぎるアレスのクズムーブに他の仲間がギデオンに続々と味方して行くというのもあまり面白くないんだよなぁ。
結局、言い訳もできないまでに堕ちに堕ちたアレスを、全員を味方につけたギデオンが いわゆる”ざまあ”する展開なのかねぇ。…まあ、いわば”なろう系”の”追放もの”らしいといえばらしいけど、そういう展開は正直なところ個人的にはスカッとするというより、…説明すると長くなるので省くけれど、なんやかんや主人公側のことが少し嫌いになるんだよなぁ。とりあえず、いい意味で予想を裏切る展開が用意されていることを期待したいですね。
・シサンダン生存の余波
さて、ずいぶん前の話ですが、実はリットはダナン(の姿に化けたシサンダン)と会っています。その際はリットは現在のレッドとの生活を壊したくないという思いから、ダナンと出会ったことをレッドには伝えずにいました。
姿形自体は完璧(左手の有無以外)ですが、レッドからするとリットが出会った”ダナン”は明らかに本人とは異なる、つまり ダナン本人なら絶対に取らないような行動を取っているのだそう。この辺りはダナンとしっかり信頼関係を築いたレッド(あるいはテオドラはいけそうかな?)にしか見抜けないところでしょうかね、アレスは現在 結構長く”ダナン”と行動を共にしていますが、全く気づくそぶりもないですね。
とにかく、リットはもっと早く伝えていればレッドならあれがダナンの偽物だということに気づいたのではないかと、悔やみます。まあ、実際はあのタイミングで話をしていたとしても、確かに違和感には気づいたかもしれませんが、その正体がシサンダンであることにはたどり着くことは難しかったでしょうがね…。

リットにとってシサンダンは憎むべき敵であり、師 ガイウスの仇です。そんな相手が生きていることを知り、リットの胸の内は掻き乱れます。当然、仇であるシサンダンを殺したいが、今のレッドとのスローライフを捨てたくない。リットとしては、再び魔王軍幹部であるシサンダンと戦うということは、もはや”世界のために戦うことをやめる”と決めた彼女たちのスローライフをぶち壊すことと同義なわけですね。
しかし、レッドは”スローライフが呪縛となってはならない”とリットの背中を押します。その言葉を聞き、リットは”もう一度だけ私は英雄リットに戻る”と決意します。
まあ、ここまでの物語を読んでいると多少 彼らの考え方はわがままというか、自己中にも映るようにも思いますが、確かに個々の人間としてはそれぞれの人生をどう生きるかはそれぞれが決めて良い、決めるべきことですからね。実際、”主人公”視点からしても、引退した英雄が一時的に援軍になってくれる…みたいな感じに受け取れば別に不満を感じることもないことですね。
正直なところ、時折レッドたちの行動がわがまま、自己中に見えるのは、作中描写としてレッドがまだ中途半端に”物語”の主筋に関わり続けているように見えるからなんでしょうね。うん、単なるいい人なんでしょうが、何せその行動は中途半端に見えてしまうというのは難しいところですね。
ところで、ここでの問題はギデオンが殺し、ロガーヴィアに埋められていたはずのシサンダンが復活しているということですね。どんな存在が裏で糸を引き、シサンダンを復活させたのか(まあ、魔王が健在なでそのあたりはまあ…)、復活したとするとロガーヴィアは現在どうなっているのか、そして今回 シサンダンは何を企んでギデオンに接触してきているのか…というあたりかな。
ちなみに精霊竜もシサンダンと関係あるかもしれないらしい。いきなりど田舎が物語のメインイベント会場になってきてるなぁ。果たしてどうなるのか…。
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『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフをすることにしました』最新刊


