『からかい上手の高木さん』最新刊情報
『からかい上手の高木さん』最新第18巻
【2022年 TVアニメ3期&映画!】 待望のTVアニメ第3期が2022年1月~放送スタート! 映画も2022年公開予定! 嬉しい1年のスタートが、もっと嬉しい17巻。またひとつ、高木さんと西片の、2人だけの秘密? ちょっと懐かしい気持ちがこみ上げるかも…な「ひみつきち」。「今日こそ…勝つ!」西片の意気込みの行方は…!? 高木さんとゲーム2連発の「推理ゲーム」&「NGワードゲーム」。2人のクラスメート、北条さんと浜口の、とある夜の邂逅。大人っぽいはずの北条さんに、子供っぽい疑惑?な「おすそわけ」。高木さんの“楽しそうな様子”に、気持ちがあたたかに。登校中の嬉しいトラブルエピソード「ボタン」などなど。今巻も珠玉の9編を収録。おっきな展開に嬉しい気持ちがもちろんあって、それでいて2人の変わらない揺るがない日常に、どこか安心感も感じられる、そんな最新刊です!。
『からかい上手の高木さん』-誕生日-あらすじ紹介
・『からかい上手の高木さん』-誕生日-あらすじ紹介
ある日の帰り道、”高木さんて今日誕生日だよね”と、いきなり話を切り出す西片。今日の西片が持ちかける勝負は西片が高木さんのために準備した誕生日プレゼントが何かを当てるというもの。西片が用意したものは高木さんが気になっていたあるマスコットの小さなぬいぐるみで、選択肢は”キツネヌキ”か”タヌキツネ”か…。いざ、勝負を始めるも、絶対の必勝法を考え出して いつも通りやる気満々の西片とは対照的に高木さんはなんだかテキトーな感じで…
・内容&見どころ
今回は高木さんの誕生日のお話。いつも通り勝負を行うのだけれど、今日の高木さんは勝負なんかよりも西片が誕生日を覚えていてくれたことと、プレゼントをくれることが嬉しくて仕方ないらしい。そんな可愛い高木さんが堪能できる今回のお話。西片の素直さもひかり、もちろん からかいも絶好調です!!
『からかい上手の高木さん』-誕生日-は『ゲッサン』2023年2月号に掲載されています。
『ゲッサン』
『からかい上手の高木さん』-誕生日-感想
・誕生日勝負で!!?
今回のお話はなんと高木さんの誕生日のもの。西片が持ちかけた勝負の内容は、西片が高木さんのために用意した誕生日プレゼントを2択から当てるというもの。その2択とは高木さんが気になっていた動物マスコット”キツネヌキ”か”タヌキツネ”か、そのどちらかの小さなぬいぐるみです。それにしても”キツネヌキ”も”タヌキツネ”も可愛らしいデザインですねぇ。さすが山本先生。
ちなみに、西片が準備した勝負の必勝法というのは、”キツネヌキ”も”タヌキツネ”もどちらもを用意していて、高木さんが答えた方と逆のものを出すというもの。いつも通り、小狡いというか、反則ギリギリの手を使いますね。まあ、よく考えているとは思いますが…。
もし これを反則としないのであれば、正直この戦法なら確実に高木さんに勝てるところでしたね。しかし、今回の高木さんは勝負なんて眼中になし。特に考えることもなく、思い付いたままにテキトーに答える始末。
まあ、それもそのはず、高木さんにとっては、勝負なんかよりも西片が誕生日を覚えていてくれたこと、そして自分のためにプレゼントを用意してくれたことこそが嬉しかったのです。素直にそういうことを言える高木さん、いいですよねぇ。そして、”負けてもいいかなって思ってさ”は最高。
しかし、勝負云々は置いておいておくとして、今回の西片は なんというか結構 高木さんのクリティカル近くまで行ってたんじゃないですかね。初っ端の、”誕生日だよね”と切り出した直後の高木さんの無言の間がなかなか良い感じで。そのまま、勝負を受けるまで表情が変わらないんですよね。
あの数秒のポーズの間に高木さんの頭の中に何が巡ったのでしょう。想像するのも野暮な気もしますが、西片から誕生日の話をされたことが よほど意外で、かつ それ以上に嬉しかったのでしょうねぇ。西片は気づいていないようですが、西片の持ちかけた誕生日勝負は 思った以上に高木さんの胸を貫いたようです。
・高木さんのからかいは今日も絶好調。
と、いうわけで、今回は勝負は実質 放棄した高木さんでしたが、西片は鞄から”キツネヌキ”も”タヌキツネ”の両方を取り出すのでした。この辺りの素直なところが西片の可愛いところです。
西片って高木さんに勝つために色々と戦法を考えてるけれど、どんなことしても、仮に万々が一 高木さんに勝つことがあったとしても、結局は性格が素直すぎるから高木さんに隠し通すことができずに今回みたいにネタバラシして勝ちを逃してしまうんだろうなぁ。
さて、そういうわけで、勝負は無効となったわけですが、もちろん そこからが本番。高木さんの本領発揮です。勝負に夢中になっていて気にしていなかった西片ですが、いざプレゼントを渡す段階になると、自分のしていることが急に恥ずかしくなってくるんですね。なので、西片はゴニョゴニョと濁してプレゼントを渡そうとするのですが、高木さんは照れる西片に”ちゃんと言って欲しいな”とお願いをするわけです。
真っ赤に赤面しながらも、きちんと”誕生日おめでとう”とプレゼントを渡す西片と、満面の笑顔で”うん ありがと。”と返す高木さん。うん、いいよね。
“キツネヌキ”も”タヌキツネ”の両方を差し出された高木さんでしたが、彼女が選んだのは”キツネヌキ”一つだけ。そうそう、高木さんは自分と西片が一つずつ持つように…としたわけですよ。
初めは高木さんの意図がわからない西片はせっかくだし、セットみたいなものだし、両方あげると言うのですが、そうなんですよ、セットだから二人で持つことに意味がある。
“やるねー西片。 誕生日に自分とペアのもの贈るなんてさ。”
最後はさすがの高木さんでしたね。