『つぐもも』最新刊情報
『つぐもも』第30巻
【あらすじ】くくり救出のために黄泉の国を進むかずや一行。ついに最深部に到達し、神々が死後に訪れて魂を休める場所「黄泉大殯宮」でくくりとの再会を果たす。しかし、奏歌の騒動に対して自責の念に駆られるくくりは、「うろろ鬼」に魂を乗っ取られていて、かずやと桐葉に襲い掛かってきた!!しかも、まさかの因縁の付喪神も敵として現れて、超絶ピンチで絶体絶命の第30巻!!
『つぐもも』第155話「言祝ぎ」あらすじ紹介
・第155話「言祝ぎ」あらすじ紹介
激闘の末、ついに くくりを助けられたかに見えた かずやたちだったが、その前にうろろ鬼の頭領”うろ姫”が現れる。うろ姫は かずやたちにくくりの魂を返してやると言うが、かずやは霊力感知でうろ姫の本体がくくりの子宮の中に隠れ、再びくくりを支配しようとしていること見抜く。思惑を見破られ、くくりの”ほと”から飛び出した うろ姫は かずやに襲い掛かるが、既に隔絶した実力を身につけた かずやは…。一方、その戦いぶりを見ていた”元・たうなで”は、ついに真実を語り始める。
・内容&見どころ
・ついに黄泉の国での激闘終結&くくり救出成功!!
・意識を失っている くくりの”ほと”がとんでもないことに!!?
・”元・たうなで”の正体が明かされる。感動の再会!!?
『つぐもも』第155話「言祝ぎ」は『月刊アクション』2023年3月号に掲載されています。
『月刊アクション』2023年3月号
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『つぐもも』第155話「言祝ぎ」感想
・くくり救出成功!!?うろ姫との決着!!
ついに何者かに操られたミウラヒとくくりを制圧することに成功したかずやたち。意識を失い、倒れこむくくりを抱きとめ、ついにくくり奪還…かと思ったところ、かずやたちの目の前に美しくも禍々しい謎の女性が現れます。彼女の名は”うろ姫”、うろろ鬼の頭領です。
かずやたちにくくりらを倒されたうろ姫はすでに傀儡は多く手に入れたので、くくりの魂は返してやる、というのですが…当然そんな簡単にはすみません。かずやの霊力感知のおかげで判明したのですが、なんとうろ姫はその本体をくくりの子宮の中に潜ませ、彼女の胎内で再び支配する機会を窺っていたのです。
しかし、規格外のかずやの力の前にうろ姫の思惑は外れます。かずやに見破られたうろ姫はとんでもない勢いでくくりの胎内から飛び出しましたし…ね。当然、飛び出す出口は一つだけですから…実際のところ今回一番負担があったのはくくりの”ほと”ですよね。
とりあえず、あとあとかずやが隅々までじっくり詳細に調べてもくくりの”ほと”には異常はなかったようなので、大丈夫なのでしょうが、普通に考えればとんでもない負担のはず。それほどのハードプレイをされながらも、未だにくくりは意識を取り戻しませんが、かずやがうろ姫を完全に倒し、現在はみまねの中でしらねに看病してもらっているのでもう大丈夫なはず。
それにしても、かずやの成長は著しいですね。もはや、その動きは”静か”とすら言える極致に達しており、うろろ鬼の頭領であることから間違いなく強敵だったはずのうろ姫を、一つの無駄すらなく圧倒し、まさしく瞬殺してしまいました。うろ姫のキャラデザがなかなかに雰囲気もあり、かなり良かった(無駄に美人)ので、これで即退場となると少しばかり残念ですがね。
もしかして、まだ完全消滅はしていなかった…、という可能性はさすがにないかな。かずやもたうなでもいて、うろ姫の消失を確認し損なうなんてことはなぁ。
・元・たうなでの正体は…。
さて、くくりの体内からの うろ姫の消失を確認した後、次に話題となるのはやはり急に大きくなった”たうなで”。読者はすでに誰もがわかっていたことですが、その正体はかずやの死んだ母、そしてかずやの倒すべき最大最強の敵 奏歌でした。ちなみに、その正体は意外にもそそぐが思い出したことで判明します。
まあ 二人ともくくりにいっぱいいっぱいで、”たうなで”の変化に気がつかなかったかずやと桐葉はそそぐの言葉にたうなでの方を見ます。現世で封印されている奏歌が黄泉の国にいるだなんて想定していませんでしたから、当然ながら二人は驚きます。急いで臨戦態勢に入ろうとするかずやと桐葉でしたが、そのタイミングでかずやには神がかりの副作用が出てしまいます。
奏歌が敵だと認識しているかずやたちには絶体絶命の危機だと緊張が走りますが、なんとこの奏歌は…
現世でかずやを殺そうとしていた奏歌とは別の存在だということがわかります。というのも、やはり本当の奏歌は桐葉の手でその命を絶たれてたのです。つまり、あの際に一度、完全に死に魂は黄泉の国に来ていたらしい。現世にいる奏歌は 桐葉に貫かれた傷を あざみの力で塞いで命を繋いだ…わけではなく、すでに復活した時点で宿っていた魂は別物だったわけですね。
考えてみれば、確かに作中では奏歌が死んだと描かれたので、黄泉の国にいてもなんらおかしくもないんですよねェ。ちなみに、奏歌曰く現世の奏歌は”奏歌の未練とかずやの願いが死体に残留した化け物”だそうです。というわけで、こちらの奏歌は正真正銘本物の奏歌の魂なので、かずやを害する意思があろうものがありません。ようやく、かずやは不幸な別れをした本物の母と再会することができたわけです。しかも、本人が一番欲しかった言葉をもらうことができたんですね(内容は本誌を見てね)。
とりあえず、この再会によってかずやは現世の奏歌は母本人ではないということも確認することができました。もちろんまだ姿形が奏歌そのものですし、そこまで簡単な話ではないでしょうが、これである種 吹っ切れて全力で敵として壊し(?)にいくことができるのではないかな。
しかし、現在くくりが意識不明ということで…奏歌はくくりとは会えないのかな。奏歌の最期の相手となったのがくくりだったわけなので、あの二人も再会してわだかまりなくなればいいのになぁ、なんてな。
それにしても、たうなでが母親だということが判明してしまったということで、かずやは色々と濃厚なエロ行為を母親とやってしまったことも知ることになるでしょう。…というか、このタイミングでかずやはお約束のカミガカリの副作用で行動不能に陥ったわけで、付喪神達も皆 一様に消耗した状況です。かずやが行動不能のままでは時間も厳しくなってきます。となると、かずや復活のための霊交接の相手は…奏歌になりそうだな(笑)
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